永久囚人 警視庁文書捜査官

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041046098

作品紹介・あらすじ

文字を偏愛する鳴海理沙班長が率いる捜査一課文書解読班。そこへ、ダイイングメッセージの調査依頼が舞い込んできた。ある稀覯本に事件の発端があるとわかり、作者を追っていくと、さらなる謎が待ち受けていた。

感想・レビュー・書評

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  • 波瑠主演でテレビドラマ化された「未解決の女」の原作シリーズの第2作。この話はドラマにはなってないと思う。この作品から新人の夏目巡査が加わり、ようやく矢代+夏目で波瑠さんの元が出来たようだ。小説の鳴海さんはドラマよりもっとうざい

  • 前作よりは筋が通った話にはなっているが、継ぎ接ぎ感、後付け感はあいからわず

    前半の流れと、それを無視するかのような後半の突然の展開が、どうにも説得力がないですね
    これをひらめき、と言ってしまうのには無理がありませんか?

    訴えかけるかのように書かれているのに、もう一つ感情移入できないところも変わらずです

  • 時効廃止となり、専任部署を描く小説が多いが、文書の内容に特化して描く作品は珍しい
    前作も読んでいる(記録では)
    覚えていない(笑)
    ドラマ化されて見ているので、今回は作品の世界観を知っているのだが、主役に魅力を感じさせるには別の事件が必要か?新任の夏目は、はるさんのイメージそのままかも

  • 文書捜査官シリーズ2作目であるが、前作ほどの魅力がない。新キャラの夏目がイマイチであるからか全体的にキャラクタが薄く感じた。設定も謎もそれなりに面白いのに残念。物語の進行が速すぎて文書捜査のだいご味があまり感じられなかったこともある。また、最後の「落ち」というか「解決」というか、それもイマイチピンとこなかった。

  • 同シリーズは、この作品が初読み。



    文字、文章、小説などを分析し、

    謎を解明していく捜査官。



    活字中毒者にとっては、なかなか、興味深い設定だ。



    ただ、もう少し、登場人物がキャラ立ちしても

    いいんじゃないか。



    探偵役の鳴海も、チームメンバーの矢代も。

    そして、新人である夏目も。

    くどいくらいのキャラでも、十分読ませるんじゃないかと。

    ストーリーもそうだが、少々物足りなさが残った。



    針金で縛られた男性の遺体が発見される。

    左手の先には、血文字のメッセージがあった。



    さらに遺品の中から、小説らしきものが見つかる。

    それは「永久囚人」と題された奇妙な小説の

    一部だと思われる。



    しかも、全部で99巻存在し、

    中みは、一部を除き、同じものだという。



    事件の解明は、鳴海の解読にかかる。



    そうするうち、さらに、同じ状況の遺体が見つかった…。

  •   なんかちょっと法虫医学者化してないか。
      

  • 警視庁文書解読班の鳴海理沙,矢代朋彦の所に新人の夏目静香が加わって,事件を解決する物語だが,彼らの班は他の係からは邪魔者扱いをされる.今回の事件では殺害された被害者がダイイングメッセージを残しており,それの解読から始めて,次々と新事実を探り出す.「永久囚人」という妙な小説が事件の重要なポイントで,作者の有村誠の所在を探ることになった.彼が若い時に通っていた図書館が小説の原点ではないかと理沙が感じ取ったことに,事件解決のカギがあった.面白かった.

  • 2017/12/12 69読了

  • 極度の文字マニア・鳴海理砂班長率いる警視庁捜査一課文書解読班に、新たに夏目静香巡査が配属された。
    唯一の班員だった矢代朋彦は、増員が今までの功績を認められたからだと意気込んでいた。
    そんな中、文書解読班に出動命令が下る。
    遺体発見現場に、ダイイングメッセージが残されていたのだ。
    理沙はメッセージの解読に注力し、矢代と夏目が現場で捜査に加わることに。
    矢代たちが遺品を調べていると、奇妙な幻想小説『永久囚人』の一部の画像が見つかった。
    入手困難な自費出版の稀覯本であることがわかり、その原本を辿って行くと、さらなる殺人事件が起きてしまい…。
    『永久囚人』と殺人事件の関連は?
    ダイイングメッセージの意味とは?
    (アマゾンより引用)

    最後のほう何だかぐっとくるものがあったなぁ
    もう少し意志の疎通が図れてたら、事件を起こすことはなかったんじゃないかと…

  • 文書捜査官鳴海理沙シリーズ第2弾。

    あらすじ
    男性が殺害される事件。現場のタイルにはダイイングメッセージが。さらに、個人が作ったと思われる本も関係していると思われる。一応稀覯本にはなるが、出来はよくない。さらに立て続けに事件が起こるが、私設図書館も関係すると思われる。理沙は他の部署に邪険にされながらも部下の矢代、新しく入った夏目とともに捜査する。

    読みにくかったなー。この作者にしては珍しい。新しいメンバー女性刑事夏目のキャラがいまいちよくわからん。過去の事件では情の厚さで失敗、文系か体育系かはっきりしない…とりあえずめんどくさい人ということは伝わった。捜査もふらふらしているというか、なぜか無駄に邪魔者あつかいされている文書チーム。ほんとにこの作者の作品にしては読みづらく、次回のシリーズを読むかは微妙。

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著者プロフィール

1965年千葉県生まれ。2006年『ヴェサリウスの柩』で第16回鮎川哲也賞を受賞してデビュー。『石の繭』から始まる「警視庁殺人分析班」シリーズで人気を集める。その他著書に「警視庁文書捜査官」シリーズ、「特捜7」シリーズ、「重犯罪取材班・早乙女綾香」シリーズ、『深紅の断片 警防課救命チーム』『共犯レクイエム 公安外事五課』『骸の鍵』『擬態の殻 刑事・一條聡士』などがある。

「2023年 『琥珀の闇 警視庁文書捜査官』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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