マツリカ・マハリタ (角川文庫)

著者 : 相沢沙呼
  • KADOKAWA/角川書店 (2016年8月25日発売)
3.71
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  • レビュー :7
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041046159

作品紹介

新学期を迎えなかなかクラスになじめない柴山の下に、一年生の時に自殺をした生徒が、時々霊になって現れるという怪談話が舞い込んだ。その真実を突き止めるため、マツリカと共に捜査を開始した柴山だったが…!?

マツリカ・マハリタ (角川文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 前作同様、最後の仕掛けは見事だけれど、今作はそれ以上に一つ一つの短編のレベルが上がっていた。謎を解いた先の展開で、柴山が果たす役割は大きく、彼のキャラクターがしっかり反映されている。それが最も顕著な⌈墜落インビジブル⌋が個人的ベスト。

  • 「小説の神様」で名を覚えた著者の作品ということで手に取りました。本作はシリーズ2作目なのですが、1作目が全く見つからず、仕方なく先に本作を読んでしまいました。

    1作目を読んでいなくても、主人公の柴山の境遇や人間関係はある程度分かったので、その点についてはあまり問題にならなかったかも。ただ、柴山の姉との関係はボンヤリとしてて、恐らくここは1作目を読んで補完する必要がありそう。

    オカルトチックな案件をロジカルに紐解いていくというのはある種の王道なんでしょうか(マスターキートン、バチカン奇跡調査官など)。

    しかし本作最大のミステリは、なんといってもマツリカさん本人の正体。

    結末自体は大きな驚きではありませんでしたが、それに至る過程でのミスリード(マツリカ=松本梨香子説)、特に写真についての榎本先生のコメントはとても上手いと思いました。このあたりは著者の特技であるマジックの経験がなせる技なのでしょうか?

    「小説の神様」で読み手を楽しませることにこだわりがありそうなところが伺えたのですが、それを体現した佳作だと思います。欲を言えば、予想をもっと超える驚きや展開が見たかったのですが、それはまた別の作品で。

  • マツリカの正体がついに、そして別れが訪れるのか!

  • (内容)
    柴山祐希、高校2年生。学校の向かいにある廃墟ビルに住み、望遠鏡で校舎を観察している美少女・マツリカに命じられて、学校の怪談を調べている。新学期、クラスになじめない柴山の下に、1年生の時に自殺した少女の霊が、ときどき校内に現れるという情報が舞い込んできた。その真実を突き止めるため、捜査を開始したが、調べていくうちに…!?他人と関わる事で、嫌いだった自分も、変わることができるはず。青春ミステリ。

  • 表現力のある作家様なので、語り手の柴犬君のネガティブモードが心をえぐってきます。でも周囲がすごく賑やかになってきたなぁ。本人が自分から動き出したことで周囲も変わっていくと言いますか光が見えてきたような。
    マツリカちゃんの美しさの描写は甘い香りがしてきそうに思えるほどだし、彼女は生活感のみならず存在そのものが謎という事実が魅力に花を添えていので、過去を紐解こうとする展開が沢山見えて隠されていてヒヤヒヤしました、引き込まれた……!

  • 1冊目と同じですが、主人公のエロ妄想がウザイ。男子高校生にエロ妄想があることは否定しないけど、これはさずがにウザイし気持ち悪いだろ。ここまで執拗な描写がまったく必要と思えないし。
    謎もこれといって特筆すべき要素がないし、この作品は何を楽しめばいいんでしょうか。

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