侍の本分

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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本棚登録 : 22
レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041046302

作品紹介・あらすじ

「上様の意向に背くとも、上様のことを思うなら」
時の将軍、家康にも真っ向から逆らった“天下の御意見番” 大久保彦左衛門。
その著書『三河物語』から侍の矜持を描く、直木賞作家による書き下ろし歴史長編。

「この書付は、後の世に汝どもが御主様の御由来も知らず、大久保一族が長く御譜代であったことも知らず、大久保一族の御忠節をも知らずして、御主様に奉公を怠るようなことがあってはならぬからと三帖にして書き記したものである」
――“天下の御意見番”こと大久保彦左衛門が書き記した『三河物語』。そこには、頑固一徹、家康に対してすら己の本分を曲げない彦左衛門から見た、大久保一族と徳川家の歴史、その関係が描かれていた。

『三河物語』を紐解き見えてくるのは、現代人の心を引き締める武士の生き様。
緻密な歴史考証から生き生きと紡ぎあげる、本格歴史長編!

感想・レビュー・書評

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  • 書き下ろし作品

    「天下の御意見番」と称された大久保彦左衛門忠教が息子たちのために書き遺した「三河物語」を、他の史料と校合することによって彦左衛門の考え方や気持ちを浮き彫りにした作品。小説ではない。

    家康以前から仕えた譜代の三河侍たちや、一族の者が万石以上の大名に取り立てられたのに、歯に衣着せぬ物言いからか家康と秀忠からは1千石と冷遇され、家光の時代にやっと2千石に加増されて若い将軍に昔話を聞かせるようになったからなのか、武辺一筋の一刻者の面目躍如の訓話を書き遺している。

  • 帯文:”上様の意向に背くとも、上様のことを思うなら。” ”時の将軍、家康にも真っ向から逆らった 「天下の御意見番」大久保彦左衛門 その著者『三河物語』から侍の矜持を描く、直木賞作家による歴史長編!” ”『三河物語』を紐解き見えてくるのは、 現代人の心を引き締める武士の生き様。”

    目次:孤立する城、信長との同盟、信康自刃、上田での敗走、丸裸の城、遺る方ない憤懣

  • 三河物語のコンメンタール。大久保忠隣の生涯を軸に江戸時代初頭までを、描く。時折でる佐藤さんの洞察コメントがスパイスが効いていて心地よい。

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プロフィール

1941年兵庫県生まれ。早大法学部卒。85年『大君の通貨』で第4回新田次郎文学賞、94年『恵比寿屋喜兵衛手控え』で第110回直木賞を受賞。おもな作品に『物書同心居眠り紋蔵』『八州廻り桑山十兵衛』『縮尻鏡三郎』『町医 北村宗哲』などがある。

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