- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041046319
作品紹介・あらすじ
彼が現れるとき、物語は180度表情を変える。
これは、ある秘密を抱えた復讐代行業者の、恐ろしくも切ない軌跡――。
雨の降り続く日、訪ねてきた女に俺は仰天する。
彼女は数時間前、俺に殺され、浴室で冷たくなっているはずだ――。
過去に負い目を抱えた人々に巧みに迫る、正体不明の復讐代行業者。
彼らはある「最終目的」を胸に、思いもよらない方法で標的の一番の弱みを利用し、恨む人・恨まれる人を予想外の結末に導く。
人間の心を丸裸にする、6つの恐るべき復讐計画とは――。
再読必至の新感覚リベンジ・ミステリ!
解説・村上貴史
感想・レビュー・書評
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何これ、面白い。
復讐代行業にまつわる短編集だけど、始めから終わりまで面白かった。
それぞれの短編作品の中で、それぞれ想像とは違う展開。
おー、そーきたかー
そっちかー
次はどーくるんやろうか
などという期待も抱きつつ読み進めることができた。
関連書籍も数冊出てるみたいだし、ドラマになってたことも今知った。
他の物語も、この作者の他の作品も読みたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
吉沢亮のために誂えたような主人公だった。彼のファンだからこそそれなりに楽しめたのでおまけで星みっつ。
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厨二全開!!!って感じでそこがよかった。振り切ってた。物語は過去に遡っていく短編連作集。生々しさがないというか、いい意味でフィクションらしいフィクションなのでかえって読みやすかったし、短編一つひとつの出来もよかった。
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出だしは面白かったのだが、なんだか尻すぼみ。個々の物語に何かしらのつながり(ギバ以外に)があるのかしら。鈍くてわからなかった。
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必殺仕事人っていう時代劇があった。恨みを代わってはらす。
復讐代行業者の話。
プロローグを含め7つの連作短編で構成されている。
構成、描く視点がおもしろい。
通常と逆、えー、っと驚くとともに現実離れした登場人物に現実感がない。しかし、こういう人物、組織も現実にいるかもしれないと錯覚させられる。
おもしろかったといえばおもしろいが、もう少し意外性やドキドキ感があれば。
続編「BABEL」も出ているようなので、機会があれば読んでみようか? -
復讐代行業者が依頼されて復讐を計画・実行していく短編連作。描写はそれほどではないものの残酷な復讐内容もあって、それなのに過度の気持ち悪さや後味の悪さがなく、気持ちが揺れることなく淡々と読み進めた。その『淡々と』は不思議な感覚だったが、最後まで読むと、復讐の贈与者に同化していたのではと思い、すとんと腑に落ちた。
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おもしろかった。あんまり期待しなかっただけにおもしろかった。殺し屋小説をおもしろくかけるのは伊坂さんだけだと思ってたけど、他にもいたんだね!
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面白かったが強烈な印象が残る作品でなかった。初読みの作家さん、評価は保留。
あらすじ(背表紙より)
雨の降り続く日、訪ねてきた女に俺は仰天する。彼女は数時間前、俺に殺され、浴室で冷たくなっているはずだ―。過去に負い目を抱えた人々に巧みに迫る、正体不明の復讐代行業者。彼らはある「最終目的」を胸に、思いもよらない方法で標的の一番の弱みを利用し、恨む人・恨まれる人を予想外の結末に導く。人間の心を丸裸にする、6つの恐るべき復讐計画とは―。再読必至の新感覚リベンジ・ミステリ! -
伊坂幸太郎オススメとあったので読んでみました。感想は…、ハマりました。主人公のキャラの不透明さ、復讐代行業の成り立ちなど読むほど、人間臭い部分がでてくるし、名前の由来も、最後にはなっとく出来る。読みやすく、さっぱりした殺し屋の話でした。
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おもしろかった。
「悪い偶然なんていつでも起こりうる。怖がっちゃいけない」
「人は、したようにされるの。あなたがされていることは、あなたがしてきたことのお返しでもある」
「愛って結局いちばん強い感情のこと。きれいとか汚いとかじゃない」