感傷コンパス (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 40
感想 : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041046388

作品紹介・あらすじ

1955年三重県の伊賀。新任の教師・明子は過疎地帯の分校に赴任した。濃緑の山里の空気とともに子どもと先生の温かくひそやかな心の交流や村の人々の秘密を丁寧に描き出す。ミステリアスで愛おしい物語。

感想・レビュー・書評

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  • 新人の先生による田舎の学校でのお話
    生徒数が少ない学校もいいなと
    また環境もいいな~
    先生と生徒との触れ合い、先生と村人との
    できごとなどボリュームは少な目だったので
    もっともっと書いてほしかった

  • 昭和30年,新卒の井上明子は故郷を離れ――その際,父からは方位磁針(コンパス)を贈られた――,伊賀の山里にある小学校分校に新任教師として赴任,小学4・5年の6人の担任になる。無邪気な生徒もいる反面,事情を抱えて屈折している生徒もいるが,徐々に心を通わせて行く。自然の描写も人々の会話や交流の様子も美しい。多島氏はスパイ小説・冒険小説・ホラー小説・ミステリで知られる(創元推理文庫の『黒百合』はお薦めです)が,こんな温かな物語も書いていたとは。

  • 初読みの作家さん。
    新米の若い教師が田舎の分校小学校へ赴任するという、
    割とあるあるな設定。
    しかしこのベタさが嫌いじゃない。

    教師として色々と迷いながらも真っ直ぐに生徒たちと向き合う主人公。
    最後の最後で自分の心を打ち明けた朱根に涙しました。

  • 復刊。
    多島斗志之、さほど真剣に読んでいたわけではなかったのだが、作風の広さに驚いた。他のも読んでみようかな……。

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著者プロフィール

1948年生まれ。広告ディレクターを経て、1985年『〈移情閣〉ゲーム』でデビュー。おもな著書に『症例A』『離愁』など。丹念な取材と計算しつくした文章で、一作ごとにまったく異なる世界を緻密に描きだし、本読みを中心に高い支持を得る

「2016年 『感傷コンパス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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