- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041046456
作品紹介・あらすじ
「私は、ただ星をつけるだけの女です。
もしあなたが、あなたの人生を「星つき」にしたいと願っているなら、
四の五の言わずにあなたの行動で示すしかないじゃないですか」
牧村紗英 (30代 「牧村イート&リサーチ」代表)
世界的な「食の格付け本」の「格付け人」、牧村紗英。
会社を辞めて独立し、シングルマザーとして働く彼女は、
先輩で相棒の真山幸太郎と、人気店の覆面調査を開始する。
絶対的な味覚と調査能力で、彼女がつける「星」の数は……?
(本日の調査対象)
1 有名人も常連の高級フレンチ「メゾン・ド・カミキ」
2 行列のできるラーメン店 「麺屋勝秀」
3 今もっとも泊まりたいお宿「白浜温泉 紀州ノ庵」
感想・レビュー・書評
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食べ物の描写が美味しそうで、美味しいお肉と和食とラーメン食べたくなりました。
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読んだら美味しいものが食べたくなる。間違いない。
星をつけるだけでなく、内情まで解決してしまおうとする紗英がカッコいい。
これほどまで味覚が鋭いと、変なもの食べられないな。 -
原さんの、現代における問題に皮肉に突っ込むような雰囲気の作風がすき。
今回は七海さんの出てくる麵屋勝秀がとくによかった。
ストーリーにプラスして、主人公たちがいろんな役になりきるのがおもしろい。 -
原宏一の『食』は面白い。
食品偽装、ブラック会社、世襲問題など
現代の食の問題点を
企業側だけを悪者にするのではなく暴いてくれる。
主人公の牧村紗英は言う
1人の人間として真っ当に生きていくためには、星は星、情は情 と割り切らなければバランスが取れない。
美味しいやキレイだけでは語れない食の世界を堪能して星い(ほしい) -
食材偽装(キックバック)による詐欺と脱税、店員のやる気と自己犠牲の精神をいいように利用するブラック企業・・・、外食産業は、料理を提供する側だけでなく、料理をチェックする側も必要なのか~~~! 「ヤッさん」「佳代のキッチン」などの原宏一さんの「星をつける女」、2017.1発行です。メゾン・ド・カミキ、麺屋勝秀、白浜温泉紀州の庵の連作3話。シリーズ化の予感がします(^-^)
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2017年刊。タイトルと表紙イラストから、痛快な小編集かと想像したが大きく違った。展開設定が人間臭さ全開で、メンタルが弱っている時だと辛そう…。ドロドロ系ドラマとか好む方なら大いに楽しめるのかも。バッドエンドでは無いので結局は楽しめたのだが。自立した大人の女性像を読んでみたい方にもお勧めかも。
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20330822
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主人公の紗英が調査する対象のプロの料理の描写もさることながら紗英やその娘が作るフランスの家庭料理まで鮮やかに、そして温かに描かれており食欲をそそる一作。
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2021.9.4-443
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食をテーマにした話しが秀逸な筆者ならではの作品だった。
続編に期待したい。