君の名は。 Another Side:Earthbound (角川スニーカー文庫)

著者 :
制作 : 田中 将賀  朝日川 日和  「君の名は。」製作委員会  新海 誠 
  • KADOKAWA/角川書店
4.00
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本棚登録 : 1189
レビュー : 149
  • Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041046593

作品紹介・あらすじ

田舎町の女子高校生・三葉と東京に暮らす男子高校生・瀧。出会うことのない二人が出逢うとき、少女と少年の物語が、いま動き出す。サブキャラクターたちを掘り下げる、スニーカー文庫だけの特別編。

感想・レビュー・書評

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  • 映画のサイドストーリー。瀧くんからはじまるこの小説は、テッシー 四葉 おとうさんと続きます。お父さんの章は、知らなかったらこの映画が私のなかで終わらなかったじゃないかと訴えたくなるほど深かった。やばい。

  • 映画と小説版があまりによかったから、当初は番外編なんて必要だろうかと思っていたのだが…深く作品世界を理解できると高評価が多かったので購入。小説版は新海氏本人によるが、番外編を手掛けた加納氏はシナリオ協力として映画製作に参加している方なので、本編の雰囲気そのままに、痒い所に手が届く作りでとてもよかった。映画→小説でも理解しきれなかった部分を丁寧に補ってくれた感じ。
    三葉の体に入った瀧・テッシー・四葉・宮水の父の視点で語られているが、評判通り、父視点のストーリーは奥深く、これを読めただけで十分に満足。神道について詳しく知りたくなりました。
    ただ、おっぱいネタが多すぎて、女性からすると若干食傷気味でした。そして、スニーカー文庫じゃなくてもよかったんじゃないかと思うのだが…これで手に取りづらい世代もいるかもしれない、ちょっと勿体ないな~。
    糸守町サイドの登場人物ばかりだったので、是非、東京サイドの番外編も出してもらえたらな。
    何より、もう一度映画を観たくなる。何度も何度も作品を味わいたくなるなんて、改めて、いいストーリーだと実感する。

  • 「君の名は。」の映画を見た人にはぜひ読んで欲しい一冊。三葉がどんな人生を歩んできたか、入れ替わりのとき、瀧くんはどんな気持ちで三葉を演じていたか、テッシーの志、お父さんとお母さんはなぜ出会い、結ばれたのか、そして彗星が二つに割れたとき、なせ父は村人を避難させようと思ったのか。映画では描かれていなかった部分が丁寧に描かれていて、「君の名は。」というストーリーがさらに深みを増していった。特に、三葉のお母さんについては映画の中でほとんど触れられてなかったから、こんな人から二人が生まれたんだなって再発見できた。一人一人のキャラクターに、色や動きや感情が足されていって、現実味を帯びていく感じ。これを見ないと、映画が本当の意味では完結しない気がする。

  • 瀧目線の話、テッシー目線の話、妹・四葉視点の話、三葉の父目線の話と、4つの話からなる。
    特に三葉と四葉の父目線の話は、三葉と入れ替わった瀧が感じた田舎・ムラ社会への戸惑い方がより具体的でリアルに書いてあった。
    何故三葉の父はあれほどに宮水神社を嫌っていたのか、村をどうしたかったのかというのがよく分かった。

    映画の中ではテッシーが割と好きなキャラだったんで、彼目線の話があるのも良かった。
    瀧や三葉の父親が戸惑いを感じている田舎町で、彼はずっと生きる道を選んでいる。初めからゆるぎなく。
    縛られながらも町を良い方向に変えていきたいと思う気持ちは三葉の父とどこか通じるものがある。
    違うのは、三葉の父は妻・二葉のことがあり、町を恨む気持ちが大きく、変えてやろうというより壊してやろうと思う気持ちが大きいところ。
    テッシーにはその恨みつらみを越えた先にいるような気がする。その分、登場人物の中では一番前向きな大人なのかもしれない。

    瀧・四葉目線の話は映画のシーンをそのまま違う目線で見たシーンが多かった。
    瀧くんの女体へのこだわりを書いた第一話に、並々ならぬ力を感じたのは私だけでしょうかw
    映画で散々胸揉むシーンがあったのにまだ書くの?! みたいなw

  • この本を探すのに苦労しました。本編の方は角川文庫で、こちらは角川スニーカー文庫!そして作者が違う!
    てっきりこちらの売れ行きが良すぎて品切れかと思ってました。

    第1話:三葉の身体に入る滝くん視点の話。滝くんが三葉に興味を持っていく話。映画の中では映像だけでRADWIMPSの音楽と一緒に流れて行った話

    第2話:テッシーの思いが語られる話!建設会社を継がなければ成らない自分と、東京に憧れる三葉やサヤチンとの関係に何らかの葛藤がある

    第3話:四葉の視点から三葉の変容を何とか受け入れようとする話!姉妹の関係と祖母と自分、そして亡き母を思う気持ち等が語られる。
    口噛み酒と宮水の巫女の能力も語られる。

    第4話:三葉の父親の視点の話。所謂あの日の話が町長側から描かれる。亡き妻に思いを寄せる1日となる。


    第4話が一番良い!堅物親父の二葉との出会いや三葉の誕生と成長、そして妻との別れ...
    なんかこのお父さんの話だけは後ろに流れる音楽をRADWIMPSではなく中島みゆきにしてあげて欲しい。
    それの方がおさまりが良いんやよ。と思うのは私たげでしょうか?

  • 「君の名は。」の映画を観て気に入った人には是非ともお勧めしたい本。映画では音楽をバックに流されてしまった2人の入れ替わっている間の日常などが楽しめるのでより作品世界を味わうことが出来る。 しかし、最後の三葉の父のエピソードは素晴らしいのだが本筋の根幹に関わる話なので映画に組み込んでもらいたかったところ。 この小説には特に文句なし

  • 映画を観て物足りなく感じた部分を補ってくれる小説でした。

    どのお話も、温かく優しく、少し苦い物語になっています。

    読み終わった後には、きっと映画をもう一度観たくなると思います。

  • 三葉と瀧の入れ替わりが起きはじめてからの、三葉を取り巻く人たちそれぞれの物語。

    テッシーの考えていたこと。
    星が落ちたあの日、父親が町民全員を避難させるに至った経緯。

    サイドストーリーは、本編に厚みを持たせる。
    この作品を読んでまた、本編を読むとさらに深く、物語の世界へ潜って行くことができそうだ。

  • 瀧、テッシー、四葉、そして三葉の父にまつわるアナザーサイドストーリー

    瀧以外は、本編ではライトの当てられることがなかった人物が主観となっていて、
    特に三葉父はこんな機会でもなければその心中を知ることはなかったので
    とても面白かった
    宮水神社の学術的な設定にも触れられていて楽しめた
    知らなくても差し障りのないエピソードたちではあるが、本編を補完するというよりは人物の厚みが知られて良い話だった

  • 映画の登場人物のサイドストーリー。
    1話が入れ替わりという異常事態を高校生らしい感性で受け入れていく過程が、普通は絶対に体験できない経験が丁寧に書かれていて面白い。
    4話は映画ではよくわからない三葉と父親の関係がわかる。

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