死と呪いの島で、僕らは (角川ホラー文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • 本棚登録 :102
  • レビュー :17
  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041047354

作品紹介・あらすじ

――それでも、彼は彼女に、恋をする。
ボーイミーツガールから始まる最恐の青春ホラー!

東京都の果ての美しい島。
美しい少女、椰々子は、死者の預言を聞く力を持ち、不吉だと疎まれている。
同級生で名家の息子の杜弥は、そんな彼女に片想い。
しかし椰々子が「災いがくる」という預言を聞いた日から、島に異変が。
浜辺に沈没船が漂着し、海で死んだ男が甦り、巨大な人喰い鮫が現れる。
やがて島に迫る、殺戮の気配……。
呪われているのは、島か、少女か。

怖さも面白さも圧倒的!! 
第21回日本ホラー小説大賞《大賞》受賞作!

感想・レビュー・書評

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  • ひどい内容。
    とてもホラー大賞の作品とは思えない。
    前半はましだが、読むにつれ内容がぐちゃぐちゃ。
    いくらホラーとはいえひどい。

  • すごく面白そうな気配があったけれど、期待はずれだった。
    設定とかが面白いはずなのに、十分に活かしきれてないまま、物足りなさを残したままにおはなしが終わってしまった感じ。
    ホラーらしく多少寒気のするところもあるにはあったけれど、全体的にインパクトは小さかった。
    170508

  •  伊豆諸島に浮かぶ架空の島、須栄島を舞台とした伝記ホラーもの。
     補陀落渡海や、島に伝わる昔話を章扉にもってきて、途中までは章ごとの完結型の話が続く。
     そして、終章に向けて島に隠されてきた呪いと、地球の反対側での呪いが融合して、島に災いが降り注ぐ、という話になる。
     閉鎖的な田舎はいやですわね。

     伊豆諸島の果てに浮かぶ須栄島、かつての饐島には海流に乗って様々なものが漂着する。例えば、水死体。
     その流れ着く断崖の浜、寄せ室には島から村八分にされている身寄りのない少女、椰々子がいた。
     海神が水死体の口を借りて彼女に語り掛ける。
    「災いが来る」と。

     町の名士の次男、白波杜弥は父と兄が島のことを全て決めるのが気に食わない。
     椰々子を村八分にしているのも自分の家族なのだ。
     自分への隠し事が多すぎる。

     そんな日常に事件が起きた。
     海で行方不明になった漁師と思われる死体が上がったが、数日後にひょっこり帰ってきた。
     しかし、その死体のDNA検査の結果から、行方不明だった漁師本人だと断定される。
     その漁師の顔を持つ”それ”は、いったい何ものなのか。

     浜に漂着した難破船、海に消えた新婚の妻、島に降り注ぐ災いが続く。

  • 呪いが存在するという離島が舞台のホラー小説。

    初めは面白そうな雰囲気がムンムンしていたのだけれど、色々と詰めすぎて纏まりがない印象。
    ホラーと言われれば、まぁそんな気はしなくはないのだけれど、全く怖くない。
    ファンタジーに近い様な。
    最後の僧侶が出てくるシーンなどは壮大すぎて今一ついていけず。
    ホラーと謳わなければ、また違う楽しみ方が出来たかも知れない。

  • 舞台は伊豆諸島の東端の須栄島。何故か島民から村八分の扱いを受けている椰々子という女子高生孤独。そんな彼女のことが気になっている同級生の杜弥。この二人が物語の主人公。
    昔話で語られていた〈顔取り〉〈大師火〉〈鋤持の神〉〈補陀落渡海〉などという怪異が次々と起こるこの島っていったい・・・?
    そして、島に「災い」をもたらしている元凶は誰なのか?もしくは何なのか?その謎が解き明かされる過程にはらはらするあたりは、綾辻行人さんの『Another』のような雰囲気を感じました。
    陰惨なシーンもありますが、結末は青春ホラーという趣です。

  • てんこ盛りホラー/ミステリー

    椰々子が聞く神からの予言だけが物語とどう絡んでいたのかだけ謎。
    聞けるだけ?

  • 島特有の因習や伝承に絡めたホラーかと思っていたら、途中からどんどんスケールが大きくなり、国や時間を越えた壮大な物語に。

    呪いに怨念、ブードゥー教、カニバリズム、そして死者の復活、と正直詰め込みすぎの感はあるかな。
    呪いとか怨念とかも大好物なんだけど…。現実離れした状況でどんどん人が死ぬ割りに、あまり恐くないのが残念。

    でも、青春ホラーというだけあって、椰々子と杜弥のラストが爽やかで、救いがあっていい。

  • 島にありがちな呪いや昔ながらの言い伝え的なホラーだと思ったらなんとも壮大なお話だった。

    でも、無理やりなこじつけもあったりで内容の割には薄いかなぁ

  • 2017.7.1 読了

  • 「呪われているのは、島か、少女か。――それでも、彼は彼女に、恋をする」というキャッチコピーは胸キュンキュンしそう。ホラーは苦手だけれど、「青春ホラー」の触れ込みに惹かれました。

    東京都の果てに浮かぶ美しい島。美少女・椰々子は赤ん坊の頃にこの島に漂着したところを救われた。が、素性がわからず、死者の預言を聞く力を持つ彼女は不吉だと疎まれ、村八分にされている。彼女の同級生で町長の息子・杜弥は、立場上、彼女の面倒をみている父や兄からも彼女に関わらないようにと言われているが、それでも彼女のことが好き。ある日、椰々子が「災いがくる」という預言を聞いて以来、島に次々と異変が起きて……。

    島の美しい情景は目に浮かぶようだし、杜弥はじゅうぶん「青春」しています。そんななかで、顔を乗っ取られる住民が現れたり、連続して惨殺事件が起こったりして興味はそそられます。しかしどうにも話が散漫。あっちこっちへ飛んだうえ、終盤にそれまでまったく出てこなかった町人が登場したりして、しかもこれがわざわざ説明を要する人とも思えず。島に災いをもたらすきっかけとなった人物というのか犯人はわりと早くに想像がつくのもつまらない。ちっとも怖くないし。だけど、これを映像化したら、そこそこおどろおどろしい作品になるのではという気がします。

    青春ホラーですから、最後はもちろん青春。爽やかだから良しとしましょうかね。

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