新八犬伝 転 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
3.60
  • (0)
  • (3)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 31
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041047408

作品紹介・あらすじ

水もしたたる美少年、犬阪毛野は父の仇である管領扇谷定正を狙い、その屋敷に潜り込むが奥方蟹目の方に正体がばれて、牢に入れられてしまう。その毛野を一目見た扇谷の一人娘陽姫が見て恋焦がれるように…! 何とか娘に諦めさせようと、毛野に剛の者たちとの婿取り試合をさせるが…。『南総里見八犬伝』の大胆な解釈のもと大人気を博した伝説の人形劇を、脚本家自らが書き下ろした完全小説版、第3弾!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 起、承はわくわくしながら猛スピードで読んでしまったが、転は手に入れるのに時間がかかったせいか、前2冊のようにエキサイトはしなかった。
    この巻はテレビの尺の関係で、もともと『南総里見八犬伝』に載ってないストーリーが盛り込まれているせいか、少々間延びの感がある。

  • 1973年4月、私が小学生2年生の時から2年間、NHK人形劇の「新八犬伝」を観ていた。大好きだった。
    単行本2冊も購入し何度も読んだが、内容が難しかった記憶がある。
    やっと文庫本で発売された。
    読むのが楽しみだ。(2021.9.7)
    ※2017年or2018年購入

  • うろ覚えなのだが、この(転)では、昔の放送当時の記憶が、所々残っている。
    当時は、あまり日本の地理にも歴史にも詳しくなかったので、今より全然理解していなかっただろう。
    ただ、ストーリーの流れの面白さで、見ていたのだと思う。 
    原作もうろ覚えなので何とも言えないが、潜水艦が登場したり、雷様が登場したり、荒唐無稽、奇想天外である。

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

1959年のNHK『ピエロが泣いた』でテレビのシナリオ作家としてデビュー。1971年、筒井康隆の『時をかける少女』を原作の少年ドラマシリーズ第一作『タイム・トラベラー』が好評を博す。その後、オリジナル続編を執筆し、自身で『続・時をかける少女』として小説化。ついで1973年、NHK人形劇『新八犬伝』のシナリオを担当、これが大ヒットとなる。1977年にはNHK時代ドラマ『鳴門秘帖』、1979年人形劇『プリンプリン物語』のシナリオを担当、『ラーマーヤナ』。SF的発想と独自の楽屋落ちに才腕を揮ったが、58歳で死去。

「2017年 『新八犬伝 結』 で使われていた紹介文から引用しています。」

石山透の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×