友達以上探偵未満

著者 : 麻耶雄嵩
  • KADOKAWA (2018年3月30日発売)
3.30
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  • 本棚登録 :97
  • レビュー :7
  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041047484

作品紹介・あらすじ

忍者と芭蕉の故郷、三重県伊賀市の高校に通う伊賀ももと上野あおは、地元の謎解きイベントで殺人事件に巻き込まれる。 探偵好きの二人はこれ幸いと、ももの直観力とあおの論理力を生かし事件を推理していくが!?

友達以上探偵未満の感想・レビュー・書評

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  • 【収録作品】伊賀の里殺人事件/夢うつつ殺人事件/夏の合宿殺人事件
     以前NHKで放映された、「謎解きLIVE 忍びの里殺人事件」の原作のようだ。探偵役の女子高生コンビの複雑な胸の内が描かれていて、テレビのイメージとはだいぶ違った。

  • 2018.4.18読了。

  • 学園ミステリ。中編3作の連作集。
    女子高生のコンビ探偵という目新しさはあるが、麻耶さんにしては意外な位にストレートな犯人当て。特に1話と2話は「読者への挑戦」の形になっている。
    面白かったが、いつもの毒気が無いので麻耶さんじゃ無くても書けそうな作品だった。3話でやっと本領発揮。そうそう。こう来なくちゃいけない。
    1話と2話で、もう少し「匂わせて」いたら傑作になったのになあ。まあ、フーダニット好きなら読んで損は無いでしょう。

  •  探偵未満ノットイコールワトソン。

     女子高生探偵コンビの中編が三つ。論理的な推理をするあおと、直感的な閃きで推理するもも。
     かわいくていいんだけど、名前がひらがなだからところどころ誤読しちゃってしょうがなかったです。
     ミステリとしてはきちんとまとまっていて、読みやすかった。そんで相変わらず麻耶くんは、妙な探偵とワトソン役の関係を書くの好きだね。あおちゃんが思ってた以上にももちゃんをひととして扱ってるみたいなので、この子はまあ、安全かなぁ。メルほどじゃあない。でも、ももちゃんをコマのように操ろうとしてる感があっていいよね。覚悟してたほどの胸くそ感もなかったです。良かった。この雰囲気で、ラストすげぇ嫌なオチがあったらどうしようかと思った。それはそれで好きだけど。
     できればこのままあおちゃんにはももちゃんをうまく誘導して名探偵道を突き進んでもらいたいところ。
     抜粋。ももちゃんのセリフより。


    「危ない。危ない。アナザーなら死ん……違う!(略)」


     麻耶くんが楽しそうで何より。

  •  一時はハイペースで新刊が出ていた麻耶雄嵩さん、約3年ぶりと久々の新刊である。毎回、ミステリーにおける探偵役のあり方に一石を投じる…と、前にも書いた気がするが、今回は女子高生のコンビだという。

     全3編を収録し、各編ともやや長め。中編と言っていいだろう。最初の2編は、読者への挑戦という形式をとっており、麻耶作品としては珍しい。ところが、読んでいてもただ抜けていくというか、キャラクター以外引っかからない。

     2編とも、状況を成立させるアイデア自体は、なかなか斬新だったのに、冗長で関係者も多すぎるため、せっかくのアイデアが埋もれてしまっている。これほどまでに盛り上がらない解決編も、記憶にない。自分の理解力不足かもしれないが…。

     と、半分投げやりに最後の3編目に至る。読み始めてすぐ思った。どうやら、この作品集は、3編目が「キモ」らしい。女子高生コンビ結成の経緯に迫る。判明したところで、びっくり仰天はしないだろうなと予想しつつ、読み進める。

     ミステリーにおける探偵コンビは、ホームズ役とワトソン役に分業されている場合が多い。そうした伝統にひねりを加え、歪んだ関係性を描くのが、麻耶雄嵩という作家である。作品名は挙げないが、近作でもそうした歪んだコンビ像が見られる。

     本作もまた、麻耶流の探偵コンビへのアプローチなのだろうが、少女の内に秘めた傲岸不遜さに萌えるかどうかが、本作を受け入れられる分かれ目ではないか。なるほど、先の2編を読み返すと、多少は腑に落ちた。あくまで、多少はだが。

     本作は、オーソドックスな本格の顔と、固定ファン向けに仕込んだネタの顔を併せ持つ作品と言えるが、個人的にはどっちつかずになっている印象を受ける。アクが少ないという点では、一般読者も手に取りやすいかもしれないが。

  • 2018年40冊目。待ちに待った麻耶さんの新作。女子高生探偵コンビのライトな雰囲気からしっかりした本格。意外と正統派な作品かと思ったけど、麻耶さんの描く探偵が一筋縄でいく筈もなく、最後の短編でその片鱗が現れたときは滅茶苦茶テンション上がりました。これは是非シリーズ化を期待したい。

  • 2018/04/02読了

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