パンドラ 猟奇犯罪検死官・石上妙子 (角川ホラー文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 185
レビュー : 19
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041047651

作品紹介・あらすじ

連続ドラマ化された「ON 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子」シリーズの
人気登場人物“死神女史”こと石上妙子の、若かりし頃の事件を描いたスピンオフ作品が登場!

「猟奇犯罪捜査班」の“死神女史”として、藤堂比奈子らを助ける検死官・石上妙子。
彼女がまだ大学院生だったとき、その事件は起きた。
法医学部の教授のもとで、妙子が検死を担当した少女。彼女は自殺と思われたが、「遺書」の一部が不思議なところから発見された。妙子は違和感を持つなか、十代の少女の連続失踪事件が発生していることを、新聞と週刊誌の記事で知る。
刑事一年目の厚田巌夫と話すうち、別の女性の変死体のことが分かり、「自殺」に疑念を持つ妙子。
そして大学では、英国から招聘された法医昆虫学者である、サー・ジョージが研究を開始、妙子がサポートをすることになった。彼の研究が犯罪を解き明かす鍵になるのではと考えた妙子だったが……。

感想・レビュー・書評

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  • 他の方のレビューにもあった様にスピンオフという体であるものの、ぶっちゃけこれまでの本編より完成度高い! 多分、作者の方の経験値がドンドン上がってらっしゃるんだと思うケド、DNA検査の精度や高速道路の開業状況など時代考証なんかもかなり精緻でこういう所でも作品に説得力を持たせており、違和感なく読めた。
    百田センセイとかに怒られそうだけど、この人の本がある図書館が至極少ないのは淋しい気がする。 桐野某や村田何某なんかより全然良いのに…。

  • 内藤了『パンドラ 猟奇犯罪検死官・石上妙子』角川ホラー文庫。

    『猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子』シリーズのスピンオフ作品。死神女史こと石上妙子検死官が若き日に遭遇した事件が描かれる。

    シリーズ本編でも主人公を助ける重要な役割を果している石上妙子検死官だが、彼女が最初に遭遇した猟奇的な犯罪と彼女の謎に包まれた過去とが同時に描かれ、一気読みだった。シリーズ本編を楽しむ上でも是非とも読んでおきたい作品だ。

    東大法医学部の大学院生・石上妙子は検死に持ち込まれた少女の自殺体に違和感を持つ。この事件をきっかけに次々と見付かる10代少女の変死体。石上妙子は英国からの法医昆虫学の客員教授サー・ジョージの力を借り、刑事になったばかりの厚田厳夫共に犯人に迫る。

    シリーズ本編の方は2017年の夏に『MIX』が刊行されるようで、こちらも楽しみである。

  • 検死を行う法医学部の大学院生・石上妙子。自殺とされた少女の遺書の一部が不思議なところから発見された。妙子は違和感を持つなか、10代の少女の連続失踪事件のことを、新聞と週刊誌の記事で知る。刑事1年目の厚田厳夫と話した妙子は、英国から招聘された法医昆虫学者であるサー・ジョージの力も借り、事件の謎に迫ろうとするが…。

  • 本編よりこっちのほうが面白かった!
    石上先生にはほんとに幸せになってほしい。この後の展開を知っているから、たとえジョージの子だとしても、あんな結果は悲しいよね。
    ガンさんもいい人だなぁ。昔は爽やか系青年だったのね。
    ジョージがキモイやつだってのは知ってたけど!それにしても最低なやつだったよ!!
    チョコのエピソードがよかったな。石上先生のチョコはここから始まったんだね。
    スピンオフの続編も期待してます!

  • 藤堂比奈子シリーズのスピンオフ。
    死神女史石上先生が大学院生時代の話。
    Sirジョージとガンさんとの出会い、初めての猟奇殺人に出会う。
    藤堂比奈子を読んでいなくても十分に楽しめ、読んでいたらより深く知れるよいスピンオフです。
    事件の方も以外な結末に驚かされました。

  • 2017/12/6
    めっちゃおもしろかった。
    スピンオフやけどこのシリーズで一番かも。
    死神女子とガンさんの若い頃の話。
    このスリリングな展開。
    わかってるねん、サージョージがとんでもない壊れた野郎だってことは。
    でもときめいてしまう死神女子を責めることなんてできない。
    うっかり子供ができたことも理解さえできてしまう。
    それぐらい死神女子はできた人なのよ。
    ホント好き。
    そして若い頃のガンさんは柑橘系の香りがするさわやか青年だったのかー!
    しかも仕事はできるし性格も誠実。完璧だ。
    なるほど渡部篤郎をキャスティングしたのも頷ける。
    初めてあのドラマに肯定できるところが見つかった。
    何が言いたいかってガンさん最高やろ!と。
    このあと何かがどうかなって死神女子とガンさんは結婚して離婚するはずなのでそこのところも是非読みたい。
    ミルクチョコが好きになったエピソードもいい。にやけた。
    ガンさんが素敵過ぎて興奮した。

  • スピンオフ、死神女史の若い頃、ガンさんとの出会いの頃の話。
    心の葛藤とか、何故検死官になったのかとか、向こう側にいる人とな関わり方とか。
    時代背景的にギャップが楽しめる感じに書いてあるのも良かった。

    そしてガンさんの言ったとおり、モテモテじゃないか先生。

  • 検死官からみたサスペンス。最後の最後まで犯人がわからず、結果もええええ、、って感じ。
    虫って何でも知っている。死体は語る。

  • 石上先生と厚田刑事の話。
    話の端々に、この経験や思いがあったからこそ、あのチームができたんだなと感じられた。
    殺人事件の話なのに、それぞれの愛の形が浮き彫りになる作品だったように思います。かなりの一方通行でしたが、、、
    また、今回は虫博士が出てくる話なので、虫嫌いな方は、虫の動く様の描写には覚悟が必要かも。

  • 私生活と仕事の両方に何かしらの出来事が起きるという、外国のドラマのようでした。謎がいくつもあるけど、重ならならないものもある。そして、スピーディーな展開。このシリーズ3冊目(たぶん)でしたが、これが一番面白かった。死神女史、かっこいいです。

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プロフィール

2月20日生まれ。長野県長野市出身、在住。長野県立長野西高等学校卒。デザイン事務所経営。2014年、日本ホラー小説大賞読者賞受賞作『ON 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子』でデビュー。ほかの著書に、『ON』につづく「猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子」シリーズの『CUT』『AID』『LEAK』『ZERO』『ONE』『BACK』『MIX』『COPY』、同シリーズスピンオフ『パンドラ 猟奇犯罪検死官・石上妙子』、「よろず建物因縁帳」シリーズ、『夢探偵フロイト』など。『きっと、夢にみる 競作集〈怪談実話系〉』にも参加している。

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