表御番医師診療禄9 秘薬 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 94
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041047675

作品紹介・あらすじ

長崎での医術遊学から戻った寄合医師の矢切良衛は、江戸での診療を再開した。だが、和蘭陀の産科の秘術を期待される良衛は、将軍綱吉から直々に、大奥の担当医を命じられることに。一方、奥医師の清往は、良衛が持ち帰ったとされる秘術を奪おうと、権力を笠に着て、あらゆる手立てを仕掛ける。さらに良衛を狙う者は、一人だけではなかった──。将軍の寵姫を懐妊へと導くため、奔走する良衛に様々な障害が立ちはだかる。

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ第九弾。

    長崎から江戸にもどった良衛は御広敷番医師として大奥を担当することになります。
    良衛が和蘭陀流産科の秘術を習得しているという噂があちこちに広まっている為、良衛を利用しようとする者や、良衛を脅して“秘術”を聞き出そうとする者など、欲望まみれの渦中に巻き込まれている状況です。
    ついには、良衛にとって癒しの存在である、未亡人の美絵さんを人質に取ろうと悪い奴らが狙っています。
    良衛は美絵さんを守れるのでしょうか・・・。

  • 将軍家跡継ぎを巡る争いに巻き込まれなんとか手にした長崎留学。しかしオランダ人館長は医者でなく、なんとか医学書を翻訳したものの、あっと言う間に呼び戻される。江戸で待っていたのはほぼ全てが敵の状況。矢切は生き残れるのか。

  • 第九弾
    綱吉寵愛のお伝の方、彼女を懐妊さすために長崎留学から急遽呼びもどされ、大奥と、医師仲間の妬みの渦中へ
    有りもしない薬、そしてそれを狙う色々な輩、お伝の方の不妊の解明も含めた多忙の中へ
    最後には仄かな思いを寄せる伊田美絵を人質に、次巻に続く?

  • 内容(「BOOK」データベースより)

    長崎での医術遊学から戻った寄合医師の矢切良衛は、江戸での診療を再開した。だが、和蘭陀の産科の秘術を期待される良衛は、将軍綱吉から直々に、大奥の担当医を命じられることに。一方、奥医師の清往は、良衛が持ち帰ったとされる秘術を奪おうと、権力を笠に着て、あらゆる手立てを仕掛ける。さらに良衛を狙う者は、一人だけではなかった―。将軍の寵姫を懐妊へと導くため、奔走する良衛に様々な障害が立ちはだかる。

    平成29年11月18日~22日

  • だんだんしたたかになる、駆け引きでゲームのような感覚で楽しめる時代小説です

  • 相変わらず、大奥は怖い場所だなぁ。

  • 2017.06.23.読了

    矢切良衛 好きだけど、話は面白くない。
    もう少し違う形で活躍の場を与えて欲しいなぁ

  • このシリーズ九巻目が初めて面白そうなので一巻へ遡ろうか迷う。

  • 33

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著者プロフィール

上田秀人
一九五九年大阪府生まれ。大阪歯科大学卒。九七年小説CLUB新人賞佳作。二〇〇一年作家デビュー。歴史・時代小説を中心に活躍。主な文庫シリーズに「闕所物奉行 裏帳合」(中公文庫)、「禁裏付雅帳」(徳間文庫)、「聡四郎巡検譚」「惣目付臨検仕る」(光文社文庫)、「奥右筆秘帳」(講談社文庫)、「町奉行内与力奮闘記」(幻冬舎時代小説文庫)、「表御番医師診療禄」「高家表裏譚」(角川文庫)、「日雇い浪人生活録」(ハルキ文庫)、「辻番奮闘記」(集英社文庫)、「勘定侍 柳生真剣勝負」(小学館文庫)など。一〇年『孤闘 立花宗茂』(中央公論新社)で第十六回中山義秀文学賞を受賞。二二年「百万石の留守居役」
シリーズ(講談社文庫)で第七回吉川英治文庫賞を受賞。『翻弄 盛親と秀忠』(中公文庫)など著書多数。

「2023年 『夢幻(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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