さよなら、サイキック 2.愛と解放の地図 (2) (角川スニーカー文庫)
- KADOKAWA (2016年12月28日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (324ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041048542
作品紹介・あらすじ
あの日を最後に、ぼくの能力(チカラ)はなくなった。
夏は終わり、ロンドは中等部に編入し、ぼくたちの賑やかな二学期は始まった。朱音儀(あかねぎ)チヅルという新メンバーを迎え沸く能力者サークル『リア充ブレイカーズ』はしかし、元・能力者の少女蒔田(まきた)ヒルガオの告白によって再び揺れ動く。「恋をして幸せになると、わたしたち能力者は力を失うの」しかし、ログの能力は健在で……。
一方ロンドは、星降(ほしふり)の正統な後継者として魔女会合へ臨むのだが――。
感想・レビュー・書評
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とにかく爽やか。
やはり最近のラノベとは違うよなぁ。
一昔前のジュブナイルっぽい、懐かしい感じがする。
1巻がかなり良かったので、続刊で変な舵取りしてくれるなよ、と願っていたのだが、心配は無用だった。
「恋をすると能力を失う」という事実を突き付けられたものの、ログはロンドと軍乃に対する気持ちがはっきりせず、能力も消えないまま。
三角関係の恋のゆくえは?というところだが、最終的にログが選んだ答えは、あれはどうだったんだろう?
その先が気になる。
ロンドがなぜ魔女になりたいか、その理由が良かった。
ベッドで寝ていた頃の自分への復讐。
1巻で「ポジティブレイブ」という表現があったが、これだけ前向きな力に溢れたキャラクターはそうそういないと思う。
「とにかくここがいい!」というのはあまりないけれど、全体的な雰囲気が私にすごくフィットしていた。
惜しむらくはあっさりしすぎていること。
だらだらと長くなっていくのは嫌いだが、4、5巻続けてもよかったかもしれない。
魅力を上手く伝えられなくてもどかしい。
私の部屋の本棚にはお気に入りスペースがあって、そこに入るのは確実なのだが……。 -
新キャラも出て続いてくれるんかと思いきや、終わってしもた。
これは、もったいない気がするわ。