- Amazon.co.jp ・マンガ (194ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041048795
作品紹介・あらすじ
ケンヤ、アイリ、佐知子、そして雛月…悟が“時“を賭けて奔走していたその裏で、悟の周りにいた彼・彼女らは何を考え、何を思っていたのか?本編に描き切れなかった悟と仲間の“絆”を描く著者渾身の『僕街』外伝!
感想・レビュー・書評
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このくらいの巻数でまとまっているマンガが一番、映画やドラマにしやすいのだろう。
このような起承転結のしっかりした作品はマンガには少なく、逆に小説には多いように感じる。
なんでタイムリープをするのか、はたまたなぜこの場面ではしないのかなどは最後までわからないが、最後まで通してある程度納得できる作品だった。
あと、個人的に雛月さんのような女性の方が好みなので結ばれなかったのは残念。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
不思議なタイトルだと思いながらこの9巻まで通読してようやくわかった。無意識に時間を遡る主人公の青年が、母の事件をきっかけに子供の頃の連続少女殺害事件を意識し、犯人を追いかけて小学生時代に3度さかのぼり事件を未然に防ごうとする、そんな物語。でもタイトルと合わない。なぜ自分だけがいないのか。その答えがこの最後の巻にある。まさに自分だけがいない物語なのだ。読み取れるのは、自分以外の人の物語が無数にあり、誰にとっても大事な物語であるということ。逆説的に、自分の欲望で行動している犯人の邪悪さ、他人の痛みを感じないことの犯罪的とも言える非人間性に気づかせてくれる。犯人とは、もしかすると読者自身が隠したいわがままで邪悪な自分の心の象徴かもしれない。自分が主人公でなくとも自分の周りの人たちにはそれぞれが主人公の大切な物語あり、自分もそこで生かされている、そんなことを教えてくれる。
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夢中で読んだな。アニメも面白かった。
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外伝があるのは知らなかったので、読めて嬉しかった。
ケンヤは原作を読んでいるときから好きだったので、特に外伝になっていて良かった。
しかし、大人びた小学生。 -
全9巻
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きっと誰もが愛されている。
余韻とともに訪れる胸の震え。 -
裝幀/星野ゆきおfor VOLARE inc.