であいもん (1) (角川コミックス・エース)

  • KADOKAWA
4.05
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本棚登録 : 245
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (196ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041048801

作品紹介・あらすじ

ミュージシャンを夢見て、実家の和菓子屋を飛び出した主人公・納野和。それから10年の月日が経った頃、和のもとに実家から1通の手紙と和菓子が届く。そこには父親が入院したと書かれており、和はそれが
「実家へ戻り、入院した父に代わり稼業を継いで欲しい」というメッセージだと確信、急ぎ10年ぶりの実家へと戻る。しかし、実家へ戻った和を待っていたのは元気な姿の父親と、そんな父に後継ぎと呼ばれる少女・雪平一果であった。事態が飲み込めない和へ追い打ちをかけるように告げられたのは、親が失踪してしまった一果の父親代わりになって欲しいとのことで…。

感想・レビュー・書評

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  • 浅野りん先生最新作は、和菓子!!
    嬉しいです!大好きです!
    表紙カバーも落ち着いた緑と紙の手触りが良い感じでとても嬉しく、にまにまと読みました。

    主人公の和さんがまた良い味出してます。
    こういう人が身近にいたら、もしかしたらちょっといらっとしますかね?
    でも、明るくて優しくて、憧れます。
    この優しさが浅野りん先生の世界だなぁって、にこにこ。幸せ。

    和さんの修行の行方、一果ちゃんのパパの行方、いろいろ続きが気になる1巻。
    2巻の発売が今から楽しみです♪

  • 100冊ビブリオバトル@オンライン第7ゲームで紹介された本です。オンライン開催。
    2020.08.22〜23

  • アニメの影響で原作を買ってしまった…。ついこの間までアニメを見ていたせいで序盤のツンケン度合いの高い一果はインパクト大


    10年続けたバンドは突如終わり、店を継げと誘う手紙は勘違い。いわば和は目的を見失ったかのような状態。そんなフラフラした彼が関わる事になったのが小学生ながらに和菓子屋の跡継ぎと目される一果ですか
    一果は和の対極にいるかの如くしっかりした小学生。でもそのしっかりさに何処か脆さが見えるのは印象的
    小学生が和菓子屋の跡継ぎだなんておかしな話だし、父探しにおいてもギターを背負ってれば追ってしまう危うさも有る。そもそも彼女がこだわる「責任」という言葉は強いけれど同時に弱さでも有る

    水と油のような二人。だからこそ一緒の存在として混ざり合わず、反目しつつ隣合える面白さがそこに有る
    富紀は和に一果の親代わりになって欲しいと頼み込むけれど、一果に嫌われている和がそのような役目に就けるわけがない。彼に出来るのは力が入りすぎている一果に別の遣り方があると示してやることだけ
    それが最も象徴的に現れたのが駅前でおまんじゅうを売るシーンだね。真正面から買って下さいと言っても誰も見向きもしない。搦手として目立つ格好をして売り文句を重ねれば人は集まるしまんじゅうは売れる
    和が一果に示したのはそういう遣り方

    これは別の面で考えれば、「店を守る」行為を単純に継ぐ事に限るのではなく、継ごうと頑張っている一果の助けになる事で店を守る搦手を採っているとも言えるのだろうね

    ただ、そうだとしても和は一果に嫌われ過ぎというどでかい問題は残るわけで。これ、相性が悪いだけなら仕方ないで済むけど、原因の大半がちゃらんぽらんな和の姿勢にあるのだからしょうもない
    でも、そういった和の姿勢も単純に彼の資質に問題が有ると片付けてしまうのではなく、彼自身も店との接し方に迷う過去が有ったと示しているのは作品が持つ優しさが現れているような
    和はそれを「逃げた」と受け入れた。一果はそれを「無責任」と突き付ける。捉え方が異なる二人の溝はまだまだ大きい


    本作は和と一果の触れ合いが中心となるけれど、二人が関わる周囲にも魅力的な人物が沢山いるね
    家や兄貴からの逃げ場を求め女装を始めてしまった咲季、共働き家庭で弟たちの面倒を見ながら音楽を求めた美弦、ちょっと素直になれなかっただけで和との繋がりを失ってしまった佳乃子
    また、そういった人物たちの想いを和菓子が優しく彩っているのも良い構図


    アニメとは印象が異なるシーンも有れば、印象が補強されるようなシーンも有る。原作は原作でまた別の楽しみ方ができそうだ
    何はともあれ、和をゴミ虫を見るかのよう目で蔑む一果の視線はちょっと癖になってしまいそうな個性があるね(笑)

  • めちゃくちゃいい漫画です。読んで心がじわじわとくる。

  • 思ってたよりも面白い!
    読みやすくて和菓子が食べたくなる

  • 和菓子が食べたくなるハートフルな漫画。もう少しシリアスに寄っても良いかなと思ってしまうくらいさわやか。

  • 可愛い子供と大人。キャラの設定が、ありきたり。
    でも、こういうのが結構好き。

  • 和菓子職人漫画。
    主人公のノリが少し苦手。
    一果は若いのにしっかりしすぎていて心配になるけど、芯が強くかっこいい。
    ラストに元カノ登場。
    今後の展開に期待。

  • 4.3

  • 東京でバンドの夢破れて京都の実家の和菓子屋に帰るも、そこにはすでにしっかり者で看板娘の跡継ぎがいて…。しっかり者すぎて、家業を捨てて好き勝手してきた無責任な男になんか任せられるか、と全然受け入れてもらえないが、持ち前の折れないメンタルと空気読まなさとお調子者な性格で、絡もう絡もうと空回り。少しずつ少しずつ役にたつところはあれども。和菓子のアン、ばりに和菓子が前面に出てくる感じはしないものの、和菓子心を満たしてくれる。

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著者プロフィール

「であいもん」(KADOKAWA刊)

「2017年 『マンガ酒』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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