夜葬 (角川ホラー文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
3.10
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  • (11)
  • (3)
本棚登録 : 115
レビュー : 20
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041049044

作品紹介・あらすじ

ある山間の寒村に伝わる風習。この村では、死者からくりぬいた顔を地蔵にはめ込んで弔う。くりぬかれた穴には白米を盛り、親族で食べわけるという。この事から、顔を抜かれた死者は【どんぶりさん】と呼ばれた──。 スマホにメッセージが届けば、もう逃れられない。【どんぶりさん】があなたの顔をくりぬきにやってくる。脳髄をかき回されるような恐怖を覚える、ノンストップホラー。第23回日本ホラー小説大賞【読者賞】受賞作!

感想・レビュー・書評

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  • 死者の顔を抉り取り、その顔をお地蔵様にはめ込む。くり抜かれた顔にはご飯をよそうので、死者は「どんぶりさん」となるーーそんな限界集落のオカルト風習の設定は狂気じみていて面白かったが、見所はそれだけ。文章は色々おかしいし、風呂敷広げただけで謎は何も解決しないままだし、笑えるホラーだった。最も恐ろしいはずのクライマックスで「袋田しゃん」と来て、耐えられず噴き出した。

  • 貞子とメリーさんをミックスさせて、現代風にスマホで恐怖を演出した王道ホラー。狙われた人間は顔をえぐられる、勝手にメッセージアプリが起動して文字化けしたメッセージが届く(しかも勝手に既読になる)、地図とナビアプリが起動して何者かが自分に近づいてくるのがリアルタイムでわかるなど、恐怖の要素は数々あるが、怖さを削いでしまったのは「最初にネタバレしてしまった」ことにあるように感じる。また、キャラクターもベタベタすぎてまるでライトノベルのような感じも、リアリティが感じられない。

    • ゆきやままさん
      そうなんです。私もキャラクターの薄さにげんなりしましたw
      そうなんです。私もキャラクターの薄さにげんなりしましたw
      2018/05/09
  • 文章がめちゃくちゃ読みにくい…

  • 何年ぶりかのホラーです。
    裏表紙の内容紹介を見て興味を湧き、久々に読んで見ようと思いました^^:

    こちらは重版されてて、夜葬って言うよりも『どんぶりさん』って言う方が通じやすいみたいです。
    ある山間の寒村に伝わる風習で、死者からくりぬいた顔を地蔵にはめ込んで弔い、そのくりぬいた顔の穴に白米を盛り親族で食べ分けるという風習。 そこから『どんぶりさん』って呼ばれた。
    その村のことを書いた『最強スポットナビ』を絶対に見てはいけない。
    見たら最後そのものからは逃げられない。 ((;゚Д゚)ガクガクブルブル

    現代的にスマホを使ったメッセージなんだけど、これは別にスマホでなくてもってところが本中にもあります。 よくホラーって昔からその時代にそったハイテクが媒体になって、電話から 『・・・・・・』 とか テレビ画面から 『・・・・・・』とかありますよね!
    でもこれって 「あちら」 が実体のないものだから、その時代でもっとも伝えやすい媒体を選んでるだけで、実はなんでもいいのかもって思えてくる。
    昔だと、電話もテレビもスマホもないから、水や木や墓や井戸だったのかもwww

    バーチャルって言うこちらでも実体のない世界が拡がってきたから、そのうち 「あちら」 との境もなくなるかもw

    さて、話しは逸れましたが、ある番組制作会社があちこちで起きてる顔無し殺人の番組をテーマにしたことから始まり、次々と犠牲者が始めは関わりたくないけど、しぶしぶ担当になった新人の「三緒」と バカだが体力自慢の「袋田」が真相にに迫って行き、なんとかこの連鎖を断ち切ろうとするが・・・

    ホラー特有でハッピーエンドってことはないんだろうけど、個人的には犠牲になってほしい人(こんなこと言っちゃいけないんだけど)が一人残り、頑張った「三緒」さんが・・・  展開が早くて吸い込まれるように読めました。

  • 2018年、20冊目は、初読み作家、最東対地。第23回日本ホラー小説大賞・読者賞受賞作。

    『最恐スポットナビ』という本を開いた者が、見えない恐怖【どんぶりさん】に追われるスタイル。コレが現代ツール、スマホのアプリにより迫ってくる。ターゲットは顔をくり抜かれるという猟奇的な殺され方をする。その原点は、栃木県山中の限界集落の風習に起因するモノである。

    ホラー好きの興味を掻き立てる要素を、現代的にアップデートしたモノ、と勝手に期待していた。着想も悪くない。

    《以下、軽くネタバレ要素アリ》

    一方、突っ込みドコも多々あり。細かいトコは取っ払って、大きく二点挙げると、
    ①描写力が弱い。
    心理的なモノも、場景的なモノも。
    登場人物に感情移入しきれないし、恐怖感、切迫感も伝わりにくい。脳内イメージも同様。
    ②疑問、謎の回収不足。
    なぜ文字化けしたの(思念的なモノの転送たから)❔ガラケー使用者はどういった経緯で(アプリ使えないし)❔失踪者(→犠牲者)の移動手段とその意味は(徒歩移動じゃないかと記述あるも、ソレだけ。犠牲者は次の失踪者の近くで遺体が発見される、失踪者が【どんぶりさん】の媒介なの)❔誰が【鈍振村】まで顔を運んだの(【どんぶりさん】は媒介なしでも【鈍振村】まで物質を運べるの、それとも【福祀り】よろしく、複数体なの)❔……etc.
    モヤモヤが多く残る。

    ペース配分も、六、七章辺りからストーリーがドライブし始めるが、ソレまでをもっとソリッドにし、【鈍振村】での調査に比重おいても良かったのでは(39pという早い段階でヒント出てるし)❔

    先述のように、着想は悪くないと思う。ソレだけに、何とももったいない気がして仕方ない。総合評価、★★★☆☆は、かなり甘め。

  • 読了。

  • 廃村になった村で昔から行われていた民間信仰『夜葬』。
    あらすじだけ読むと面白そうでかなり興味をそそられたのですが、正直かなりガッカリ。
    ホラーと言うよりむしろギャグ。
    残酷なだけで怖さは全く感じず。

  •  前提として、スマホを持っていない方は怖さが半減する作品だと思います。私もスマホユーザーですがナビやLINEを使わないのであんまり怖くない所もありました。

     民俗学と文明の利器ことスマホを組み合わせた新感覚のホラー小説ということで手に取ってみました。
    想像しただけで精神的にくるようなタイプのホラー小説はあまり読まないので、顔面をくり抜いて炊き立てのお米を盛って食べるという生理的嫌悪感の絶頂な設定のセンスのよさには脱帽しました。是非、これからもこの路線を貫いて欲しいです。私はあまり読みたくないけれど!
     ホラーとかオカルトが大好きでホラー小説もそこそこ読んでるし、某匿名掲示板の怖い話も一通り読んでいるんですが、この作品はそちらかというと後者のテイストが強いかなと思いました。ホラーは絶妙にリアリティを求められるジャンルなので、スマホなんて面倒なものは存在しなかった時代の話を書けばいいのに敢えてそこに挑戦したという意気込みは本当に凄いです。ただ期待していた民俗学的な要素はちょっと期待はずれかも…。ページ数が少ないので民俗学ホラーの重厚な世界観を期待する方が無茶なんですが、主人公が真相に辿りつく展開に説得力がなかった。火事場のバカ力、開き直りでパワーアップするというのは普通のホラーだと気にならないのに、民俗学要素があるホラーだと「もっとコツコツ真相にたどり着いてよ!」とか思っちゃうんですよね。その他にも微妙に説明不足だったり、急な場面転換で話の進む勢いについていけない所がありました。読者賞受賞作ということですが、大賞に選ばれなかった理由が素人目にもわかってしまう感じ。常識で考えるとデビュー作から玄人みたいな小説を書ける方がおかしいんですけどね(でも書いちゃう人が多いのは何故?)。
     題材の選び方や設定の作り方は凄くセンスがあると思うんですが、小説を書くセンスは原石レベル。地の文がナレーションみたいだったり、情景描写や登場人物の喋りかたなどは正直言えばセンスがないと思ってしまいました。キャラ立ちに関しては敢えてこういう路線を選んでいるというならば私には合わなかっただけなんですが、ラノベっぽい作品が多い角川ホラーの中でもちょっと際立つレベルの俗っぽさというか。しかし同じレーベルの作家でも初期のビミョーさからどんどん上手くなっていってヒット作を生み出す先生もいらっしゃるので、是非ともあらゆる方面でのセンスを磨いていって欲しい思います。

  • 書店員さんのポップに惹かれて購入。

    ざっくり言ってしまうと都市伝説+伝播系ホラー。栃木の山奥の限界集落にあるらしい【夜葬】という儀式。死者の顔をくり抜き、その中に白飯を入れ……(エグイので自粛)。それについて書かれたムック本を読んだとたん、携帯から文字化けしたメールが入り、ナビが勝手に起動。その人は【どんぶりさん】にロックオンされる。さて、どんぶりさんに追いつかれたらどうなるのか? 助かる方法は……

    え~、個人的感想です。追いかけられる恐怖は『ぼぎわんが、来る』の方が上。ラスト、若干ハラハラさせてくれるけど、その後はよくあるホラー小説の終わり方。なので辛口かもしれないけど★2つ。

  • 7人岬並みに強力な呪い。
    映画化希望。

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プロフィール

1980年5月9日生まれ。大阪府交野市出身。大阪府在住。飲食・小売業界を経て、出版社に勤務したのち、現在はフリーライター。2013年より執筆活動を開始。ホラーブログ『最東対地の嗤う壷』開設。第23回日本ホラー小説大賞・読者賞を受賞した『夜葬』がヒット作となる。他の作品に『#拡散忌望』。

「2018年 『えじきしょんを呼んではいけない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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