- Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041049082
作品紹介・あらすじ
黒術師を崇拝する者たちがいる。 黒い欲望を持った人々を犯罪へいざなう、恐るべき呪術の使い手・“黒術師”。黒捜課の曲矢刑事から、黒術師が崇拝者を集めたバスツアーを主催すると聞かされた俊一郎は、潜入捜査を手伝うことに。危険を承知で潜入した俊一郎だったが、バスツアーの参加者全員に、くっきりと死相が視えていて――。俊一郎たち参加者を次々と襲う、怪事件の真相は!? 「死相学探偵」シリーズ、絶体絶命の第6弾!!
感想・レビュー・書評
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人がどんどん死ぬのはいつものことだけど、今回はなんか仲間意識が芽生えていた分、悲しい気分になった。
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このシリーズ、どんどん面白くなっていく!
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三津田さんのどの作品も好きですが、この本は特に好きです。しかし、この本のメインのホラー要素よりも、最後にさらっと出てくるもののほうが怖い気がします。夜に一人で読むのはあまりお勧めできませんが、私は、読んでいて凄く楽しかったです。
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今回は、またダークな終わり方……。やってくれるわ。でも僕にゃんがまたかわいらしくてのう……。しかし、主役はえらく人なれしたものだ……最初の巻とか、生きていけるのか心配だったけど(笑)。
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死相学探偵シリーズ。黒術師に繋がるバスツアーに潜入した俊一郎に降りかかる、おそらくシリーズ上最大の危機。身を守るはずの結界「八獄の界」に取り込まれてしまった一行に降りかかる怪異の数々は、常識から切り離された世界でのことだけに、いったい何をどうすればいいものか。
死相すら常識とは反する状況に、まさしく絶体絶命の危機。映画「ミスト」っぽいあの情景と怪物も恐ろしいし。一人ずつ参加者が減っていくサスペンス感もたまりません。
この真相……うわあ、その「犯人」は想定しなかった! ああでもよく考えるとそういうことかあ。きちんと伏線はあったのですね。そして俊一郎の身近に潜んでいたスパイの正体……さらに予想外でした。驚きすぎて口あんぐり状態です(笑)。 -
黒術師を崇拝する者を集めたバスツアーに潜入した俊一郎。参加者全員に死相が視えている。結界のなかに閉じ込められた彼らを何ものかが襲う。
*論理で詰められる部分とホラー部分のバランスがいいと思う。 -
ホラーとミステリの見事な合体です。
不可思議な出来事の中に推理の要素が入り、不可解な中にも論理の筋が通っている、不思議なミステリです。
シリーズで読んでいると、楽しみも倍増です。
黒術師の不気味な影が見え隠れしています。
次回作以降も楽しみです。