天衣無縫 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 69
レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041049136

作品紹介・あらすじ

太宰治、坂口安吾とともに無頼派として活躍し、大阪という土地の空気とそこで生きる人々の姿を巧みに描き出した短編の名手による表題作を始め「夫婦善哉」「俗臭」「世相」など代表的作品を集めた傑作選。

感想・レビュー・書評

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  • 最初に読んだ時はダメ男にイラついて「夫婦善哉」と「天衣無縫」だけで挫折したんだけど、青山光二さんの『青春の賭け』を読んでオダサクの人間性や彼の生きた時代の空気に触れたお陰もあってか、2回目は面白く読めた。
    「女の橋」「船場の娘」「大阪の女」の3部作がドラマティックで面白い。身分違いの報われない恋とみじめな人生の果てに、世代を超えて続く夢。戦火の中で燃え盛る橋を渡って生き延びる女性のたくましさが作品の根底をなしているように感じられた。
    「世相」でオダサクが「青春の逆説」として語っているのが無頼派の心理なのかもしれない。

  • 天衣無縫のみ読了。

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著者プロフィール

1913年、大阪市生まれ。38年に処女作『雨』を発表。新聞社に勤務するが、翌年発表した『俗臭』が芥川候補、さらに『夫婦善哉』が改造車の文藝推薦作品になったのを機に本格的作家生活に入る。新戯作派(無頼派)の一人として活躍した。48年没。

「2016年 『天衣無縫』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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