- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041049211
作品紹介・あらすじ
日常を脅かす過去からの刺客。「銃声響くあの夏」はまだ終わっていない。
名作ハードボイルドがいま蘇る!
充実した仕事と、出来たばかりの恋人・久邇子との逢瀬……
工業デザイナー・木島の平穏な日々は、自宅に放火されたことをきっかけに一転した。
不審な出来事は続き、木島は誰かに命を狙われていると感じるが、心当たりはない。
だが、久邇子の車に悪戯書きされた一文を見た時、忘れようとしていた遠い夏の記憶が蘇る。
鍵は一枚の写真にある――木島は調査を開始するが……。
ハードボイルド・サスペンスの名作!
解説・北方謙三
感想・レビュー・書評
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飲酒運転ダメ!絶対!
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一風変わった仕事から、普通のお仕事をする人に転身した主人公の過去が現在の平穏な生活を脅かすストーリー展開が薄ら寒くて、怖かったです。
私があまり読んだことのないジャンルであるハードボイルド小説なのですが、苦手だと思いつつ、読むてが止まらない不思議な中毒性があるお話です。
本書に限らず、ハードボイルド小説は苦手だなぁと思いつつ、なぜか読んでしまうのはなぜなのか?
どう転ぶか分からない結末が楽しみの1つとなっていると気がつきました。
ちょっと人生に疲れた感のある主人公が、日々の生活に見いだした幸せを感じはじめたころに、事件が発生! あれよあれよという間に大変なことになり、本当にはらはらしました。
お話といえども、主人公には幸せになって欲しいものですね。 -
毎回思うのが、主人公が美女とサクッとくっつきすぎ。
主人公は男性の理想像ですかね。
それありきでないとお話が始まらないし進まないからいいんですけど。
最期までどうなるか分からないハラハラ展開、お決まりな感じだけど好きです。 -
大沢在昌さんのハードボイルド。
1985年の単行本化されて1991年に文庫本化。
それがこの度「新装版」として出版された。
今から32年前の小説だから少し違和感があったが、その一番の原因は登場人物が携帯電話を使っていないことだった。
当時は。当たり前のことだが、外で用事をこなすのに公衆電話で色々とやり取りをしていたのだ。
そのことが物語のスピード感にも違いを及ぼしている。 -
面白いかどうかは別としてハードボイルドというものを強く意識させられる。文体が硬すぎるのと内面的な描写が多く展開が少ないのでのめり込めなかった。
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この作品は初めて読む。あまりミステリっぽくないのが、かえって新鮮だった。ちなみに、大きな書店の棚には前の版も並んでいた。