- Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041049549
作品紹介・あらすじ
常識外れのマル暴刑事と極道の、プライドを賭けた戦い。作家、マスコミほか多くの賞賛を集めた、圧巻の警察小説。
緻密な構成、卓抜したリアリティ、予期せぬ結末。いやあ、おもしろい。正統派ハードボイルドに圧倒された。
――黒川博行氏(作家)
日本ミステリ史に残る、今世紀最高の悪徳警官小説だ。
――茶木則雄氏(書評家)
昭和63年、広島。所轄署の捜査二課に配属された新人の日岡は、ヤクザとの癒着を噂される刑事・大上のもとで、暴力団系列の金融会社社員が失踪した事件の捜査を担当することになった。飢えた狼のごとく強引に違法行為を繰り返す大上のやり方に戸惑いながらも、日岡は仁義なき極道の男たちに挑んでいく。やがて失踪事件をきっかけに暴力団同士の抗争が勃発。衝突を食い止めるため、大上が思いも寄らない大胆な秘策を打ち出すが……。正義とは何か、信じられるのは誰か。日岡は本当の試練に立ち向かっていく――。
感想・レビュー・書評
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『狐狼の血』シリーズ第一弾
ん?!予期せぬ展開で涙腺が緩み(。>_<。)、
これ一冊目だよね?と確認
度肝を抜かれた*Ꙩꙻ₀Ꙩꙻ)!
これは楽しみだ〜
怖そうなタイトル、そしてここまで暴力団と悪徳警官を描いた作品は初めて
冒頭の組同士や警察官の相関図を何度も見ながら読み終えた
イケる、イケる!
こんなに極道モノが面白く読めるとは☆*:.。.o(≧▽≦)o.。.:*☆
ガミさんと日岡と晶子の関係ももう何とも言えない
教えて頂けなかったら、まず私は読まなかったであろうこのシリーズ
ありがとうございます(❀ᴗ͈ˬᴗ͈)⁾⁾ᵖᵉᵏᵒ
yyさん、ヒボさん感謝しております
そして本とコさんがおっしゃる、この作風と柚月さんの見た目麗しいお姿とのギャップ、の意味がよくわかりました〜
作者は昔から女が入れない世界が格好いい、そして憧れていたんだそう
この世界に詳しい訳ではなくて御自分で調べ上げて描いたそう
次作『凶犬の眼』も読みます
これまた怖いタイトルですな
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ダーティな狼さんを始めとする手錠と権力が武器の方の仁義の方々、刑事さん達。一方、柄シャツと拳銃とパンチパーマの方の仁義の方々、ヤクザさん達。主にこの二つの場面が切り替わながら進んでいく。
脳内にて、ヤクザ側の相関図がやっと仕上げにかかり綺麗に纏まったところで大きく動き出す後半戦のスピード感が凄まじい。打って変わる緊迫感と、いきなり輪郭のはっきりし始めた物語の道筋に、ヘラヘラしていた自分の背中に喝を入れられたかの様だった。呉原の抗争の行方も勿論の事、その後に備えた数々の伏線回収と明かされる数々の真実に楽しいと面白いが止まらない。
一般論な「正義の定義」で考えると頷ける部分は限りなく少ないはずなのだが、私の目には「己の正義」に迷いも歪みもない狼刑事がとてもカッコ良く見えた。彼の背中を見続けたー狼刑事は前を歩かせていましたがー 日岡の選択もカッコ良い。
語彙力を喪失するくらいカッコ良い。
これはまたいつか再読してしっかり感想を書きたいなぁ....。-
原作も面白かったんですね。私は映像化を先に見てしまいました。映像も、なかなかの迫力でした。興味があれば、ご覧になられるのも一興かと思います。...原作も面白かったんですね。私は映像化を先に見てしまいました。映像も、なかなかの迫力でした。興味があれば、ご覧になられるのも一興かと思います。差し出がましいくて、ごめんなさい。2021/02/13
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yhyby940さん
こんにちは^ ^ 前回はハサミ男の情報ありがとうございました...♪*゚
こちらの映像化は私の好きな役所広司さんが出て...yhyby940さん
こんにちは^ ^ 前回はハサミ男の情報ありがとうございました...♪*゚
こちらの映像化は私の好きな役所広司さんが出てるとの事でチェック済みでした!
まず原作を読んでから見ようと思っていたのでこれから映画に入ろうかと思いますヽ(•̀ω•́ )ゝ
いつも情報提供ありがとうございます!助かります☆2021/02/13 -
2021/02/13
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柚月裕子さんのシリーズ化されている、その一作目の作品。
今作品は昭和60年代の広島が舞台であり、当時の警察とヤクザの模様が伺える。
余談だが大上(オオガミ)=狼(オオカミ)と準えているのは偶然なのか?
作品はハードボイルドでありながら、人情味が濃い。バックグラウンドも警察内部、暴力団内部の両独特な社会感もきっちりと描かれている。
なんといっても大上と日岡の関係性が絶妙。また晶子の存在が二人の人生に直決する大きなキーパーソンであると感じた。
テーマは正義になるだろうか?
正義にも種類があり、心の正義、自分の正義、誰か個人の為の正義、仲間や組の為の正義、一般大衆の正義がこの作品から読み取れる。
大上が日岡に託した正義はきっちりと日岡の中でその正義感が成立し、彼の今後の人生観まで影響していくだろうと読み取れた。
各段落の冒頭の日誌、削除されている理由もミスリードなのだろうとも感じていたが終盤に理由が明らかになり納得。
それも含めてミステリーらしく最後に怒涛の真実が明かされていくのだが、同時に日岡の主意も固まっていく様子が読み取れて最高の作品だと感じた。
少しおいて続編も読もうと思う。
「狂犬」ではなく「凶犬」、タイトルだけでワクワクする。
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昭和のゴリゴリ極道系
あまり得意分野ではないけど…
と手にとりましたが…
滅茶苦茶 面白かったです
ぃやぁぁ…滾る…
極道の怖さ、生々しさが凄い伝わるが…
何より 読みやすかったです…
続編も積読してあるので
楽しみ( ☆∀☆) -
広島が舞台のベテランマル暴刑事と新米刑事コンビが暴力団同士の抗争に奮闘する警察小説。
正直、任侠ものは苦手だった…と思っていた…と思い込んでいたようで見事にハマった。面白かった。
兎角、女性作家の作品とは思えないほど細かな設定と終盤から結末までの展開は本当に驚いた。久しぶりに最後までハラハラしながら読了を迎えられた。これを感動と言うのだろう。
広島弁、ええのぉ。
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H30.9.24 読了。
・昭和63年の広島を舞台にした警察対暴力団、暴力団対暴力団を描いたハードボイルド作品。最後まで目が離せない展開、正義とは何か?、広島弁などなど、いやあ良かった。面白かった。
映画「孤狼の血」「トレーニング デイ」も観てみたい。また、「凶犬の眼」も読みたい。 -
初柚木作品。有名なタイトルと思ったら、見てはいないが映画にもなったんですね。
悪徳刑事と広島の暴力団の闘争と身構えたら、さすが女流作家のせいか、惨たらしい凄惨な暴力場面は少な目で読み易かった。どんどん深みにハマって行く若手の主人公が最後に素性が明らかになるのだが、悪徳刑事の上司に感化されるのがスッキリする。続編もあるようなので、この主人公が更にどう変貌するか楽しみになる。
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一推し作家さんの代表作!
まずは主人公、ガミさんの行動→初対面の部下へヤクザに因縁つけさせるなど、やってる事がめちゃくちゃで劇画チック。
これが映画化された事に納得しました。
各章の冒頭の日誌!
ずーと、???でしたが、最後のオチで繋げるところは流石です。
これがシリーズ第一作という事なので早速、次も読んでみたいし、週末に映画も観てみたいと思います。
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【昭和63年、広島。所轄署の捜査二課に配属された新人の日岡は、ヤクザとの癒着を噂される刑事・大上のもとで、暴力団系列の金融会社社員が失踪した事件の捜査を担当することになった。飢えた狼のごとく強引に違法行為を繰り返す大上のやり方に戸惑いながらも、日岡は仁義なき極道の男たちに挑んでいく。やがて失踪事件をきっかけに暴力団同士の抗争が勃発。衝突を食い止めるため、大上が思いも寄らない大胆な秘策を打ち出すが……。】
当初アマゾンプライムで映画版を観始めたんですが、困ったことにセリフが何言ってるんだかわからない。
いや、方言が、とかじゃなくて、これは俺の中での邦画あるあるなんですが、小声で早口で言われると聞き取れないんです。ボリュームを上げると今度は背景の音がうるさすぎる。
字幕でもあればなぁ~。
これでは筋がわからないので観るのを断念。やれやれ。
いーもーん!
いーもーん。ぼく、字が読めるからいーもーん。
原作読むからいーーもーーん!!
と、無駄にカワイコぶって手に取った1冊です。
結論から言うと少々期待外れ。
ヤクザよりも恐ろしい外道な刑事。むしろヤクザのほうに同情してしまうような真っ黒い刑事を想像していただけに物足りなかった。
手法は少々外れているものの、中身はしっかりとした警察官でした。
ストーリーも特に入り組んでもいないし、おもしろいとも感じなかった。
これならば大沢在昌さんの「新宿鮫」シリーズのほうが一枚も二枚も上手。
ラストのひとひねりが良かったのでギリ☆3。-
2024/01/31
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土瓶さん、こんばんはー
このところ忙しくて疲労困憊、ちょっと読書から離れておりました。
…と思ったらインフルエンザ患ってらしたのですねー。...土瓶さん、こんばんはー
このところ忙しくて疲労困憊、ちょっと読書から離れておりました。
…と思ったらインフルエンザ患ってらしたのですねー。
お見舞いの言葉もなく、ごめんなさいっ。
この数日は温かい日が続きそうですね。
早く春にならないかな~。2024/02/11 -
傍らに珈琲さん。おはようございます。
お疲れだったのですね。
大好きな読書も出来ないなんて……。
ご苦労さまです。
インフルはおかげさまで完...傍らに珈琲さん。おはようございます。
お疲れだったのですね。
大好きな読書も出来ないなんて……。
ご苦労さまです。
インフルはおかげさまで完治いたしました。
しっかし、今年って誰にとっても嫌なことばかりなようで、なにかいいことありませんかねー、って感じですよ。
春。そうですね。穏やかな春になってくれるといいなぁ。2024/02/11
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圧倒的★5 悪徳マル暴刑事と極道たちの血塗られた抗争活劇。新人刑事の奮起と葛藤から目をそらすな!
広島県のヤクザ抗争を舞台に、マル暴刑事と新人刑事が極道撲滅を目指すハードボイルド警察小説。
クソ面白いっ!
今までこんなに面白い小説読んでなかった自分が悔しい。俺のバカっ 未読の方は今すぐAmazonでポチるべし。
世界観、話の展開、キャラクター、リアリティが完璧。特に構成力がスゴイ! 序盤からスピード感が満点、入り組んだ事件が次々発生して登場人物が交錯するにも関わらず、どんどん読み進められる展開が見事。終盤の真相も素晴らしく、ミステリーファンとしても納得のストーリーです。
なんといっても主人公の刑事二人が強烈でカッコよすぎですよ。何事にも真面目に真摯で、最後まで筋を通すさまは男として惚れる。
柚月裕子さんは専業主婦から作家になられたとのことで、大変努力をされたんでしょうね。感銘を受けました。本作は変に善悪を語るのでなく、人間ドラマのエンターテイメントに振れているところが素晴らしいと思いました。
次回作もものすごい勢いで読みます!-
autumn522akiさん、初めましてこんにちは^ ^いつもレビュー楽しく読ませていただきております。
オオカミ刑事の熱狂的ファンが爆誕し...autumn522akiさん、初めましてこんにちは^ ^いつもレビュー楽しく読ませていただきております。
オオカミ刑事の熱狂的ファンが爆誕してくれて終始ニヤつきながら読んでしまいました。かっこいいですよね...男性からもそう思わせるなんて、改めて魅力を再確認致しました!!
自作の「凶犬の眼」は日岡がメインのお話とはなっておりますが、こちらもまた漢達の熱いお話となっておりますのでお時間ありましたら是非読んでいただきたいです!!また素敵なレビュー楽しみにしてます(o^∀^o)2022/02/12 -
NORAxxさん、レスありがとうございます。
大上刑事は、男が惚れる男という感じで最高っすよね~
やり方はめちゃくちゃなんでしょうけど、筋が...NORAxxさん、レスありがとうございます。
大上刑事は、男が惚れる男という感じで最高っすよね~
やり方はめちゃくちゃなんでしょうけど、筋が通らないことには厳しく、弱っている者には自身の全てを犠牲にしても守ってあげる。
根性なしの私にはまったくもって無理です><
次回作も楽しみにしてます!2022/02/14
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1Qさんも大好きなシリーズで嬉しいです
読んでいると、あのガミさんの話し方がうつりそうです笑
女性が描いた作品というのが良くないで...
1Qさんも大好きなシリーズで嬉しいです
読んでいると、あのガミさんの話し方がうつりそうです笑
女性が描いた作品というのが良くないですか?
格好いい〜♡
また面白いシリーズに出会えて、こうして皆さんと話題を共用できて嬉しいです♪
同じ女性として、ほんとびっくり*Ꙩꙻ₀Ꙩꙻ)!
好きが高じてってヤツだよね〜
本職の方達も読んだりするのかなあ...
同じ女性として、ほんとびっくり*Ꙩꙻ₀Ꙩꙻ)!
好きが高じてってヤツだよね〜
本職の方達も読んだりするのかなあ?なんて思ってしまいました
今日もお互い頑張りましょう
いってらしゃい♪