凶犬の眼

著者 :
  • KADOKAWA
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  • 本棚登録 :183
  • レビュー :18
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041049556

作品紹介・あらすじ

捜査のためなら、俺は外道にでもなる。

所轄署から田舎の駐在所に異動となった日岡秀一は、穏やかな毎日に虚しさを感じていた。そんななか、懇意のヤクザから建設会社の社長だと紹介された男が、敵対する組長を暗殺して指名手配中の国光寛郎だと確信する。彼の身柄を拘束すれば、刑事として現場に戻れるかもしれない。日岡が目論むなか、国光は自分が手配犯であることを認め「もう少し時間がほしい」と直訴した。男気あふれる国光と接するにつれて、日岡は思いもよらない行動に出る……。

警察vsヤクザの意地と誇りを賭けた、狂熱の物語。

感想・レビュー・書評

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  • 大上亡き後、日岡の物語。
    『孤狼の血』のラストでは、たっぷりと大上の悪さを受け継いでいたような印象だった日岡だが、何故か中盤あたりまでは熱血漢。
    なんとなく違和感を感じながら読んだが、中盤あたりからは大上のDNAをしっかりと受け継いだ男として描かれている。

    『孤狼の血』があまりにも面白かったので、大上がいない今作は物足りなさは否めないが、それでも国光という、漢気溢れるなんとも魅力的なヤクザが登場する。
    国光は敵対する組長を殺し、指名手配中のヤクザ。国光はやり残したことがあり、それが済めば日岡に手錠をかけさせると約束をする。駐在所に飛ばされている日岡はそれを足掛かりになんとか県警に戻ろうと画策するが・・・。

    日岡が国光に手錠をかけるシーンは胸が熱くなる。どうか国光には生きていて欲しいと願わずにはいられない。

    柚月さん、続編を強く希望します!そして、出来ればガミさんが生きている頃の物語をもう一度描いてください!

    • chie0305さん
      なんだ~ご存知だったんですか~。驚かせようと思ったのに!(そういえば、本のお仕事でしたものね。)
      2018/05/14
    • chie0305さん
      何故か「カエル男=ひとしさん」で頭にインプットされてて、続編知った時、ひとしさんの顔が思い浮かんで(顔???顔知らないんだった)読みたい本多すぎて、生きてるうちに読めるか心配になってきた!
      2018/05/14
    • chie0305さん
      いつも温かい言葉をかけて下さってありがとう。最近やっと笑えるようになりました。
      本が読めるって幸せな事ですね。なんだか支離滅裂ですみません。おやすみなさい。
      2018/05/14
  • 『孤狼の血』続編。田舎の駐在所に異動になった日岡。田舎ということもあり事件らしい事件はなく前作のような空気はない。だけど次第に重く張り詰めたものが漂いだす。前作では大上という悪徳警官がいたけれど、今作では日岡が少しずつ大上に近づいていく。ヤクザと懇意にしヤクザのために動くようになる。正義より仁義。そうした変化と、だけど変わらないもの。命を賭けて守っているものは何か。今作ではまだ終わりそうにない物語。日岡は堕ちていっているのか、もっと大きなものを掴もうとしているのか。今後が楽しみ。

  • 映画化もされた「孤狼の血」の続編。
    山一抗争を題材にアウトローな警官と仁義を背負って生きる任侠ヤクザの交流を描く。
    ドライな筆致は女性作家のものとは思えないほどシャープ。新作が出ることが一番楽しみな作家だ。

  • 今、映画化されていて話題の「孤狼の血」の続編ですが、大上の意志を受け継ぎながらも地方ののどかな駐在所勤務となった日岡を主人公に、新たな仁義なき戦いを繰り広げるヤクザの抗争が徐々に日岡を巻き込んでいく展開になり、最後はどっぷり大上色に染まったマル暴刑事に日岡がなるという展開でした!マル暴刑事として生きていく決意を日岡に感じ、非常に本作も面白い内容に仕上がっており、更なる続編に期待を寄せられそうな展開で今後の日岡の活躍も楽しみですね!

  • 孤狼の血を読んで感動したので続編ということで読んでみた。ヤクザ社会のことが書かれてるのは好きじゃない。最後に感動があるのかと思ったけど、それほどって感じだった。

  • 映画を観て原作読んで、勢いで次作狂犬の眼を購入。ガミさんが出てこないのはとても物足りなかったけど、日岡が頑張ってた。やくざの世界、仁義、面白かった。

  • 何とも熱い、仁義に生きる男の話。なぜ女性作家がこれを描けるのか不思議。まだ続くのか、出来れば続けてもらいたいが。

  • 孤狼の血でどハマりして読み終わってからすぐ購入。孤狼の血の人間関係が色濃く影響してるので先に読んでおくことをオススメします。

    日岡が田舎の駐在所に左遷された後の話。田舎ののどかな風景とそこで密かに起こっている出来事のコントラストが印象的。

    凶犬たちは殴られてもドブに落ちて泥まみれになっても揺らぐことのない真っ直ぐな眼を持ち続けてて、同じものを持つ同志はそれぞれの立場を超えてひかれて堅く結びつく。現実ではありえない話だけど、仁義や心の持ちようにとても心動かされました。

    読み終わってすさまじい無力感と喪失感ですが、、でも彼らにとって想定内だったんだろうなぁ。日岡はどうなっていくんだろう。

  • 主人公は警察官の日岡なものの、完全にヤクザ小説。
    前作『孤狼の血』を読んでいないと、関係性はわかりにくいかも。
    前半は、固有名詞が入り乱れる状況説明で、やや読みにくかった。
    国光が動き出してからおもしろくなる。
    筋を通す、任侠の国光。
    ヤクザでありながら、どこか共感してしまう。

  • 続編なのを知っていたのに、ついこちらを先に読んでしまいました。
    登場人物と、組の繋がりがなかなか頭に入らず最初は巻頭の組織図を何度も見返してしまいました。

    充分楽しめましたが順番に読んでいたら、さらに面白かったのかな。

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