凶犬の眼

著者 :
  • KADOKAWA
3.72
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本棚登録 : 318
レビュー : 56
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041049556

作品紹介・あらすじ

捜査のためなら、俺は外道にでもなる。

所轄署から田舎の駐在所に異動となった日岡秀一は、穏やかな毎日に虚しさを感じていた。そんななか、懇意のヤクザから建設会社の社長だと紹介された男が、敵対する組長を暗殺して指名手配中の国光寛郎だと確信する。彼の身柄を拘束すれば、刑事として現場に戻れるかもしれない。日岡が目論むなか、国光は自分が手配犯であることを認め「もう少し時間がほしい」と直訴した。男気あふれる国光と接するにつれて、日岡は思いもよらない行動に出る……。

警察vsヤクザの意地と誇りを賭けた、狂熱の物語。

感想・レビュー・書評

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  • 「孤狼の血」シリーズ第2弾。
    僻地の駐在所勤務になった日岡秀一巡査。ある日小料理屋で知り合いのヤクザからある男を紹介される。彼は対立する組の組長殺しで指名手配を受けている国光寛郎だった。国光は日岡に、自分が犯人であることを認め、もう少し時間が欲しいと言う。日岡は、国光は互いを信じられるのか。。。
    山一抗争がモデルだというのは、読んでいてすぐに分かったが、国光寛郎のモデルが実在していたとは知らなかった。前作同様、今作もハードボイルド色満載で面白かった。しかし、日岡にもっと葛藤する様子があってもいいような気がした。

  • 所轄署から田舎の駐在所に移動となった日岡秀一は、
    穏やかな毎日に虚しさを感じていた。
    そんななか、懇意のヤクザから建設会社の社長だと紹介された男が、
    敵対する組長を暗殺して指名手配中の国光寛郎だと確信する。
    彼の身柄を拘束すれば、刑事として現場に戻れるかもしれない。
    日岡が目論むなか、国光は自分が指名手配犯であことを認め
    「もう少し時間がほしい」と直訴した。
    男気あふれ国光と接するにつれて、日岡のなかに
    思いもよらない考えが浮かんでいく…。

    前作の「孤狼の血」が映画化されたようですね。
    私は「孤老の血」が未読の為、何が起きたのか
    どうして日岡は所轄の捜査四課から田舎の駐在所に左遷されたのか?
    先輩刑事のガンさんは亡くなったのか…?
    色んな謎が読みながら頭に浮かびましたが、
    この本はこの本だけでも十分楽しめました。

    しかし、前作を読んでいないためか、ヤクザの組の抗争…。
    組同士の相関関係も読んでも読んでも難しく頭に入らず

    • ひとしさん
      しのさんおはようございます!
      こちらも良かったですが、是非『孤狼の血』を読んでいただきたいと思います!できれば前作から読んでいただければ良...
      しのさんおはようございます!
      こちらも良かったですが、是非『孤狼の血』を読んでいただきたいと思います!できれば前作から読んでいただければ良かったかなσ(^_^;)
      今回のモヤモヤが全てスッキリしますよ!
      2018/07/17
    • しのさん
      ひとしさんはじめまして( *´艸`)
      コメントありがとうございます。
      とっても嬉しかったです。
      やはり前作の「孤狼の血」を読んでから読...
      ひとしさんはじめまして( *´艸`)
      コメントありがとうございます。
      とっても嬉しかったです。
      やはり前作の「孤狼の血」を読んでから読む方が良かったのですね。
      モヤモヤもスッキリしますよね♪
      共感も凄く出来そうな気がします。
      是非、前作を読みたいって思いました。
      本当にありがとうございました(*´ω`)
      2018/07/18
  • 『孤狼の血』シリーズ第二幕。所轄から田舎駐在勤務となった日岡。「志乃」で一ノ瀬、瀧井と共にいた義誠連合の国光と出会う。国光は敵対する組長を暗殺したとして雲隠れしていた人物。その後、日岡の勤務している土地に姿を現し、やり遂げることがあり、それが終われば日岡に逮捕してもらうと告げる。抗争の結末、日岡、国光二人の運命は…。大上の圧倒的存在はないものの、国光の仁義、器の大きさが味であり、空気感、ビシッとしたものは充分感じることができた。正義ではなく仁義、圧倒されたなあ。自分は、やくざ、やくざ寄りの人でもなく、やくざと同意見だというわけでもないけれど。国光の生き方、日岡との信頼関係が物語の中でうまく描いていた。日岡が国光と会合するときの緊張感も。日岡のその先が気になるし、自作早く読みたい。期待大でたっぷり楽しみたいのもあり、こちらを読む前に『孤狼の血』を復習しておいた。だから2冊分の時間、このハードボイルドの世界を味わえてしまってる。良かった。

    • ひとしさん
      やっぱり柚月裕子さんいいですよね!孤狼の血、映画も観に行ってしまいました(笑)
      初めて自分の意思で既読の本を読もうと思います!
      映画も早...
      やっぱり柚月裕子さんいいですよね!孤狼の血、映画も観に行ってしまいました(笑)
      初めて自分の意思で既読の本を読もうと思います!
      映画も早速続編が出るとか。見逃せません。
      2018/06/02
    • ひとしさん
      映画は結構グロいシーンがありますが、結構面白かったですよ!
      私も孤狼の血で柚月裕子さんのファンになりました!好きな作家さんがいるって幸せで...
      映画は結構グロいシーンがありますが、結構面白かったですよ!
      私も孤狼の血で柚月裕子さんのファンになりました!好きな作家さんがいるって幸せですよね!
      2018/06/03
  • 大上亡き後、日岡の物語。
    『孤狼の血』のラストでは、たっぷりと大上の悪さを受け継いでいたような印象だった日岡だが、何故か中盤あたりまでは熱血漢。
    なんとなく違和感を感じながら読んだが、中盤あたりからは大上のDNAをしっかりと受け継いだ男として描かれている。

    『孤狼の血』があまりにも面白かったので、大上がいない今作は物足りなさは否めないが、それでも国光という、漢気溢れるなんとも魅力的なヤクザが登場する。
    国光は敵対する組長を殺し、指名手配中のヤクザ。国光はやり残したことがあり、それが済めば日岡に手錠をかけさせると約束をする。駐在所に飛ばされている日岡はそれを足掛かりになんとか県警に戻ろうと画策するが・・・。

    日岡が国光に手錠をかけるシーンは胸が熱くなる。どうか国光には生きていて欲しいと願わずにはいられない。

    柚月さん、続編を強く希望します!そして、出来ればガミさんが生きている頃の物語をもう一度描いてください!

    • chie0305さん
      何故か「カエル男=ひとしさん」で頭にインプットされてて、続編知った時、ひとしさんの顔が思い浮かんで(顔???顔知らないんだった)読みたい本多...
      何故か「カエル男=ひとしさん」で頭にインプットされてて、続編知った時、ひとしさんの顔が思い浮かんで(顔???顔知らないんだった)読みたい本多すぎて、生きてるうちに読めるか心配になってきた!
      2018/05/14
    • chie0305さん
      いつも温かい言葉をかけて下さってありがとう。最近やっと笑えるようになりました。
      本が読めるって幸せな事ですね。なんだか支離滅裂ですみません...
      いつも温かい言葉をかけて下さってありがとう。最近やっと笑えるようになりました。
      本が読めるって幸せな事ですね。なんだか支離滅裂ですみません。おやすみなさい。
      2018/05/14
    • breadandbookさん
      ひとしさんこんばんは
      映画も続編が出るのですね。目が離せませんね。私は『虎狼の血』で柚月さんにどっぷりはまりました。早く読みたいけれど、読...
      ひとしさんこんばんは
      映画も続編が出るのですね。目が離せませんね。私は『虎狼の血』で柚月さんにどっぷりはまりました。早く読みたいけれど、読み終わってしまう〜読み終わるのが嫌だなあと思う数少ない作家の一人です。
      2018/06/03
  • 孤狼の血に比べると物足りない感じがしました。でも、面白かった。ガミさんがあまりにインパクトがあったので、日岡もっと頑張れっていう感じでしょうかね。前作でも思ったが、これを女性が書いているとはビックリです。まだ続きがありますように。

  • 前作が面白かったので期待したが、初代に比べて毒っ気が薄くてやや物足りない印象。エピローグもドンデン返しになるわけでもなかったので次作を考えるとなかった方が良かったのでは?と思ってしまう。

  • ガミさんの後を継いだ日岡巡査は、駐在のお巡りさんとなってしまう。女子高生祥子の家庭教師などし、慕われたりするなど、平穏な勤務を送っていた。そんな中、敵対する組長を殺害し、全国指名手配となっている国光を見つけた日岡は、刑事への返り咲きを目指す。しかし国光と話し、付き合いを深めるうちに、彼の心意気にほだされた日岡は、国光と杯を交わす仲となる。約束どおり国光に手錠を掛けた日岡は、ガミさん張りのマル暴となっていく。
    国光が祥子のタレこみで発見され、日岡と一芝居打ち、手錠を掛けられるくだりが最も盛り上がる場面だ。
    広島には未だにこんなヤクザも残っているのだろうか。

  • 暴対法が制定される前、暴力団による血で血を洗う抗争が相次ぐ広島を舞台にした警察小説だ。
    『孤狼の血』の続編にあたり、田舎の駐在に飛ばされた日岡が意地と誇りをかけて清濁併せ呑んで生きる姿を描いている。

    任侠、とか、仁義、という、いまとなってはファンタジーにしか思えない男の美学がこれでもかというほど詰め込まれている。生き様、とか、死に様、という死語に近い言葉が脳裏によぎる一冊だった。

  • 五章以降、年月が経ってからの日岡の変わり様!!いつの間にエスなんて飼っちゃって!
    ゴタゴタの最中、日岡がどういう気持ちで国光と盃を組み交わしたのかもう少し細かい心理描写が欲しかったけど、その後それなりにちゃんと国光を兄弟として思っているあたり安心した。
    なんせ国光は男だもんね、男?漢?侠!!

    ああああああかっこいいなぁ〜鳥肌よのぅ

  • 『狐狼の血』続編。

    ガミさんがいないのだなぁと
    田舎のお巡りさんになった日岡を読みながら思った。

    でも、また、強烈な人が現れる、
    ヤクザで指名手配犯の国光。
    存在感ありありだ。

    後半は盛り上がり、面白かった。
    しかし、ヤクザと盃まで交わしてしまうなんて。
    日岡はどうなりたいのだろう。
    次は彼の物語が読みたい。


    今回も組の名前と人の名前が多くてもう、
    勝手に混乱するし。

    赤組青組とかでわけてほしい。。赤系紫組とか。
    嘘です、すいません。

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プロフィール

柚月 裕子(ゆづき ゆうこ)
1968年生まれ。岩手県出身、山形県在住の小説家。2008年『臨床真理』で第7回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞しデビュー。2013年同作で第15回大藪春彦賞、2016年『孤狼の血』で第69回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)、同年『慈雨』で「本の雑誌が選ぶ2016年度ベスト10」第1位をそれぞれ受賞。2017年、『盤上の向日葵』で第7回山田風太郎賞候補、2018年本屋大賞ノミネート。
代表作として、テレビドラマ化された『最後の証人』『検事の本懐』を含む「佐方貞人シリーズ」。また、2018年に映画化される『孤狼の血』。

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