入り婿侍商い帖 出仕秘命(二) (角川文庫)

  • KADOKAWA
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041049617

作品紹介・あらすじ

旗本家次男だった角次郎は縁あって商家に入り婿した。だが実家を継いでいた兄が不審死を遂げ、角次郎は実家に戻り勘定方となる。兄の死に勘定奉行の大久保と田安家が絡んでいることを突き止めた角次郎は……。

感想・レビュー・書評

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  • 2022.10.30

  • 「己の不誠実が、我が身に跳ね返ってきたわけだな」

  • 次はお茶の不正ですね。

  • それまでは、値段が安く貧乏人に引きがあった猿島茶も
    京都から職人を呼んだり、工夫を重ねて上茶として味も香りも良いものができた。
    順調に人気が出るはずのこのお茶を横流しさせてる事件が考えられた。
    今回も角次郎の活躍!

  • 第八弾(3-2)
    勘定奉行への追及を続けるが、逆に罠にはまり解任の危機に
    お万季は敵勘定奉行の奥方の集まりに、女同士の繋がりから隠れた敵を炙り出し、敵方の商人の裏切りを誘い、田安家の用人を葬るが奉行大久保には
    善太郎も敵の意を受けたいじめも跳ね返す成長ぶり

  • シリーズ本を読んでいます。(出仕秘命一を再読してから)
    今回は蟄居あり、川の中での戦いありと毎回のようにドキドキしながら読み進めました。

  • 前作読んでから(なんだか人気が出ていて図書館で予約待ちが)だいぶ間が開いてしまった(そして、その間に千野隆司さんの他の作品も読み漁ってもた)んでなにがなんやら。
    といいつつ、2日で読み終わってもた。ぐいぐい読ませるだけの力を感じる。

    前巻で、角次郎によって明るみに出たお召縮緬の闇取引。お召縮緬怪人は切腹させられたものの、それでおとなしくしているラスボスであるはずがない。角次郎は着任間もなくにやらかしたミスに気づいてやり直しを求めるも「武士たるもの、二言があってはならぬ」とばかりに取りつく島もなく門前払いを食らう。上司であるラスボスは自分の悪事を暴かれることを恐れて角次郎をどうにか辞めさせようと暗躍している。
    角次郎が頼りにしていた部下も、実はラスボスの息がかかっていて、ミスはそいつに嵌められた結果なんだけれど、悪人は見た目まで悪いときちゃ、時代劇以上の解りやすさ(笑) その法則で行くと、嶋津は絶対イケメンてことですね!嘉助も優男だがきっとイケメン、膂力だけが自慢だった直吉ですら、イケメンかもしれない……

    今回の敵は、猿島上茶怪人だ!

    ラスボスに徐々に近づいているのかなぁ?まだトカゲのしっぽ切りな感は否めないんだけど。

    また次巻まで間が空くので、ちょっと人物相関図を書いとかないといけない。大黒屋も所帯が大きくなってきて、手代やら小僧やら……あんまり覚えてなかtt(略

  • 2016年11月角川文庫刊。書下ろし。シリーズ8作め。角次郎と皆の活躍で、悪いやつらに一矢報いる。痛快で拍手喝采です。首魁が残りましたが、次巻で決着するのかな?!。

  • 千野隆司 著「出仕秘命(二)」、入り婿侍商い帖シリーズ№8、2016.11発行。大黒屋に入り婿になりお万季と夫婦になった角次郎は、殺された兄、兄嫁、甥の事件後、実家五月女家に戻り、日中は勘定組頭、夕方は大黒屋の仕事と大忙し。それを支えるお万季も商家の娘でありながら武家の妻女として奮闘。兄を殺した者の探索、不正を働く役人たちに辿り着くことができるのか。いつの世も阿漕な者はいるが、悪党ばかりがいるわけではないことに、ほっと胸をなでおろします!

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著者プロフィール

1951年、東京生まれ。國學院大学文学部卒業。90年、『夜の道行』で第12回小説推理新人賞を受賞し、選考委員から“第二の藤沢周平”と賞賛される。以後、時代小説を中心に活躍中。「入り婿侍」シリーズは、評論家の縄田一男氏から「著者の新たな頂点」と絶賛を受けた近年の代表作。他の主なシリーズに「おれは一万石」「出世侍」など。

「2023年 『新・入り婿侍商い帖 お波津の婿(三)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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