ダークタワー II 運命の三人 下 (角川文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041049648

作品紹介・あらすじ

砂浜に突如現れた不思議なドアを通じて、両脚を事故で失った、美しい黒人の二重人格者オデッタが〈中間世界〉にやって来た。オデッタの中には、聖女と悪女が存在する――2つの人格の落差に驚愕しつつも、エディは彼女に引かれていく。
そして、もう1人の旅の仲間の候補者はなんと無差別連続殺人鬼だった……。
エディも含め、異なる時代に生きているらしい三人の中から、真の旅の仲間を得ることはできるのか?

感想・レビュー・書評

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  • 最初からかなり緊迫した状況で、どうなるのか?とページを捲る手が止まらなかった。
    1巻と比べてかなりページ数が増えているのに、夢中になって読めてしまう不思議。
    スティーヴン・キングの圧倒的な文章力にただただ脱帽……。

    ヒーローのポジションにいる主人公が、1ページ目から追い詰められていて、かなりショッキングな展開が続いてゆく。
    展開が新鮮すぎて、とても面白かった!
    ドアを通り抜けて別の世界にいく設定はどうしてこんなに魅力的なんだろう?

    新たに登場したエディやオデッタはとても魅力的。
    特にエディの兄想いな一面や、お人好しな所が好き。
    下巻の終盤のガンスリンガーとエディのやり取りには電車の中なのにも関わらず、涙が出てしまった。
    ダークタワーではとても慈しむようにキスをするシーンがいくつか出てくるけれど、2巻はエディがガンスリンガーの頰にキスをするシーンは此れからもずっと忘れられないシーンになると思う。

    オデッタは此れからもう少し掘り下げられていくのでしょうか?
    今後が楽しみ!

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著者プロフィール

1947年メイン州生まれ。高校教師、ボイラーマンといった仕事のかたわら、執筆を続ける。74年に「キャリー」でデビューし、好評を博した。その後、『呪われた町』『デッド・ゾーン』など、次々とベストセラーを叩き出し、「モダン・ホラーの帝王」と呼ばれる。代表作に『シャイニング』『IT』『グリーン・マイル』など。「ダーク・タワー」シリーズは、これまでのキング作品の登場人物が縦断して出てきたりと、著者の集大成といえる大作である。全米図書賞特別功労賞、O・ヘンリ賞、世界幻想文学大賞、ブラム・ストーカー賞など受賞多数。

「2017年 『ダークタワー VII 暗黒の塔 下 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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