ダークタワー IV‐1/2 鍵穴を吹き抜ける風 (角川文庫)

制作 : 風間 賢二 
  • KADOKAWA (2017年6月17日発売)
4.20
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  • Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041049754

作品紹介・あらすじ

15歳で最年少のガンスリンガーとなったローランドは、デバリア地方で起きた凄惨な殺人事件の調査に赴く。そこで親を亡くし怯えるビル少年と出会った彼は、母から読み聞かされた御伽噺を聞かせる……。

ダークタワー IV‐1/2 鍵穴を吹き抜ける風 (角川文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 今回の角川文庫版「ダークタワー」の中で、唯一の本邦初訳(訳し下ろし)作品です。
    Ⅳ-1/2とあるように、ちょうど読み終えたばかりの「Ⅳ 魔道師と水晶球」の直後、「Ⅴ カーラの狼」の直前のエピソードにあたります。なので、オープニングは実にすんなりと入り込め、とってつけた感は全くありません。

    〈中間世界〉の極寒の大嵐〈スタークブラスト〉が旅の途上に近づいたことを知ったローランド一行は、街道沿いの石造りの建物で嵐をやり過ごすこととします。
    その決して短からぬ間に、ジェイクにお話をせがまれたローランドは、〈スタークブラスト〉も絡む彼の若かりし日の思い出を語りはじめます。

    それは、前作「魔道師と水晶球」で語られたメジスでの任務のすぐ後、スキンマンと呼ばれる変身能力を持つ人間の仕業と噂される、残虐な連続殺人事件の捜査のため、ローランドはガンスリンガー見習いである友ジェミー・ド・カリーと共にデバリアという町を訪れます。
    友と保安官と捜査を進める中、事件の生き残りの少年ビリーと出会ったローランドは…

    前作の青春恋愛成長冒険小説から、今度はミステリーです。実に多彩な「ダークタワー」サイクル!

    そしてタイトルになっている「鍵穴を吹き抜ける風」は、ローランドが幼き日に母が読み聞かせてくれた「エルドの魔法物語集」の中の一編のお伽話で、今回の昔語りの中で若きローランドが少年ビリーに話して聞かせるものです。

    そう、本巻は①現在進行中の旅の仲間たちの物語、②ローランドが語るスキンマン事件の物語、③お伽話「鍵穴を吹き抜ける風」の物語、の三つの物語が含まれているのです。何と贅沢でお得な!(◎_◎;)

    そしてそれら全てが父と母と子、いや母と子の物語とも言えます。
    前作の最後に明かされた、ローランドを生涯にわたって苛むある出来事のその後も明らかにされ、これが涙なしに読むことはできません。
    ダークタワーファン必読の一冊です。

    シリーズには、まだ作中で話題には上がっているものの詳細が語られていないエピソードがあるので、機会があれば、今回のような形で今後聞かせてほしいですね、キングさん!o(^▽^)o

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