- 本 ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041049785
作品紹介・あらすじ
ママ友の間でも、SNSでも各所で大反響!芸能人のブログやインスタにもたびたび登場!
もっと早くこの本に出会えていれば!
自分が選んできた人生を、優しく撫でてもらったような気がします。号泣必至!
――ともさかりえ(女優)
大切な事に改めて気づき、日常が宝物に変わっていく。
永遠ではない愛しきバタバタな時間を大事にしたい。
――佐田真由美(モデル)
妻が「娘達にも将来絶対に読ませる」と泣きながら読んでいたので
僕も拝借。なるほど大納得!
――つるの剛士(タレント)
七転び八転びしながら仕事に全力投球し子どもを必死に育てあげたサイバラかあさんが、今だからこそ言っておきたい、厳しくもハートフルな人生指南。
「王子様を待たないで。お寿司も指輪も自分で買おう」――
目下子育てに奮闘しているママにも、反抗期まっさかりの子どもにも、大きくなった元・女の子の娘さんにも、胸にすとんと落ちるメッセージは、
血の通った経験則にもとづく幸せの極意。
これからの時代を自立的に生きるための気づきが満載です!
・若さや美貌は、あっという間に資産価値がゼロになってしまう。
・「あたしさえ辛抱すれば」は間違い。
・娘が巣立つ日を迎えたら、母親の立場は、元カレと心得るべし。
・うちのめされて、人は、初めて自分の立ち位置を知ることができる。
・要らんプライドをへしおられてからが本当のはじまり。
・「好きなことだから、お金はもらわなくてもいい」ではダメ。
・若い頃の夢は、思いつめ過ぎず、ざっくり、そして、たくさんあった方がいい。
・理不尽な暴力に心が壊れてしまう前に、逃げてください。
・家族だからって仲良くしなくていい。
・別に美人じゃなくたって、幸せになれるよ。
・女の子の人生には、タイムキーパーが必要。
・夢をつかむことより、夢破れても立ち直ることの方が大事。
・ダイヤモンドをくれる男より、一緒にリヤカーひいてくれる男がいい。
・いやなことほど、どう面白く表現するかが大事。
・女も50をすぎれば、どんな失敗もざっくり笑い話になる。
・今の場所が最低だと思うなら、そこを抜け出す戦略を立てる。
・ あなたの人生は、あなたが幸せになるためにある。
「卒母」を宣言したサイバラかあさんの全人生を賭けたメッセージを凝縮!
感想・レビュー・書評
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Funyaさんのレビューを拝見して読みました。
Funyaさんありがとうございます!
当たり前だけど大切なことが書いてあります。
こんな酷い結婚をする人は少ないとは思いますが、子どもには言っておきたいことですね。
私も姪が三人いるので、この本を他の本に混ぜてクリスマスプレゼントに送ってあげようと思いこの本は購入しました。
〇女磨きってエステやネイルサロンに通うことではなくお寿司も指輪も自分で買おう。
〇娘が巣立つ日を迎えたら母親の立場は女友達どころか、元カレと心得るべし。元カレにできることは、万一傷ついて戻ってきた時には優しくしてあげること。それだけ。
〇家を出たいって言うんならちゃんと考える。月収20万円を目標に。
「シェアハウス」をするととんでもないことになる。
水商売はラクしてオイシイっていうのはウソ。
〇結婚する時は、夫に内緒の秘密の貯金をつくっておく。
母親なら娘が嫁ぐ時に虎の子を持たせる。
貧乏も、苦学も笑ってできるのは若いうち。
資格を取るなら早いうち。
〇糟糠の妻にはならないこと。
彼の夢を支えるんじゃなくて、自分の夢を叶える。
〇少しでもちゃんと稼げるように、早いうちから自分にできることをさがす。
〇結婚か仕事かだったら、どっちもとる。
〇子育てか、仕事かでもどっちもとる。
〇ダイヤモンドをくれる男より、一緒にリヤカーひいてくれる男がいい。
〇結婚する時は、必ず先に内緒の貯金を持って。
「今は離婚できる」と「いつでも離婚できる」では人生大違い。
〇どんな時でも、次の一手は、自分で考えて、自分が選ぶ。
王子さまを待たないで。
幸せは自分で取りにいく。 -
女の子として生まれ、女の子として生きていく。その人生の要所要所に潜む危険や困難に、若いうちは気づかない。だから、これだけは覚えていてほしい。
この世の酸いも甘いも噛み分けた西原理恵子さんが女の子たちに贈る人生指南書。
◇
当時つきあっていた男の子に泣いて見送られながら、故郷の高知をあとにした19歳の著者。
東京でひとり、予備校通いをしながら美大を目指す生活に一抹の不安も感じなかった。
けれど、大学受験当日に父親が首吊り自殺してしまい……。(「はじめに」)
* * * * *
女の子が生きていくうえで、立ち向かわなければならないものは意外に多い。それを踏まえて、事前に打てる手は打っておこう。
それでも失敗するときはする。地獄かと錯覚するほど酷い状況に陥ることもある。たとえそんなときでも乗り切っていけるしたたかさを身に着けよう。
「失敗だらけの不器用な生き方」と評する西原理恵子さん自らの半生が赤裸々に語られつつ、そこから得た逞しくしたたかに生きていけるコツのようなものが提示されていきます。
このエッセイは元々、西原さんと気性の似た娘さんに向けたメッセージとして書かれたものだそうですが、これから社会の荒波に漕ぎ出していく女の子たちに向けた人生のアドバイスにもなっています。
・「王子様を待つな」
・「シンデレラだって逃げ足は速い」
・「自分の人生を人任せにするな」
・「性格が悪いほうが幸せになれる」
まさに名言至言が続出です。
素直に、まっすぐ、純粋に。
子ども、特に女の子に対して親はそんなことを求めてしまいがちですが、それだけでは生きていく力を育むには全然足りないということに気づかせてくれる1冊です。 -
昔とは違って、今は女の子だから…ということもあまりないと思うが、しっかりと自分で稼ぐことは必要だと思う。
結婚したからといって安泰というわけでもなく、仕事を失うことや病気になることだってある。
そのときに慌てないためにも自分の稼ぎやまとまった貯金は必要。
ひとりで生きるためにも家賃や光熱費などの諸々にいくら必要なのか、そして最低限の家事能力はあるのかなどは覚えていたほうがいい。
たくさんの名言があった。
「いい子にならなくてもいい」とか、「美人であろうが、そうじゃなかろうが、関係ない。どんな女の子であれ、おのれの現実を見極め、常に仕切り直さないことには次の出目はない。」とカッコイイではないか!
最後の言葉にも同感で、もう少し成長したら孫娘に向けて言いたいと思う。
「どんな時でも、次の一手は、自分で考えて、自分が選ぶ。
王子様を待たないで。
幸せは、自分で取りに行ってください。」
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女の子はいつかは大人になる。
その道のりは平坦ではない。
好きなことをやろうとすると、男の子みたい、女の子らしくないと言われる。
大人になっても、女子力が低いとか、モテないとか、周囲からのちゃちゃが多すぎる。
だから、自分はもともとこういうもの、と決めつけて、だれかに頼って生きていこうとする。
頼ることは決して悪くないのに、行き過ぎてしまうのだ。
そんな、女の子たちにもう一度自分の足で立って歩けるように、しなやかに生きて行けるように声援を送っているのが本書だ。
「結婚か、仕事かだったらどっちもとってください」(132頁)
これに加えて今は育児だろうか。
全部取るのはとても大変、辛いことが多いかもしれない。
でも欲張りな私には、どれかを諦めるなんてできないのだ。
「ダイヤモンドをくれる男より、一緒にリヤカーひいてくれる男がいい」(133頁)
辛い時に一緒に何かをできる人、補える人。
理想だ。
そんな男なんていないよ!だって?
いないなら育てちゃえ!20年かけて。
「王子様を待たないで」(157頁)
たとえリヤカーを共に引いてくれる人がいても、その人は人間。
いつかは死んでしまう。
その時、途方にくれる泣き虫のお姫様じゃダメだ。
日本の姫は薙刀(経済力)は必修でございますぞ!
「道は一つじゃない。人生にも抜け道、けもの道がある」(53頁)
うまくいくことばかりじゃない。
思い描いた道とは違う道ばかり、道無き道を行くこともあろう。
でもそこにこそ新しい何かがあるかもしれない。
レールを敷く側になって、続く人たちがいつも安全に、レールの上を快適に進めるように。
でも、そんなパワフル母さんでありたいし、そうだとも思っているけれど......。
「くっついてきたあの時、もっと、ぎゅーっと、何度でも、抱っこしてあげたらよかった。
家なんて、もっと汚くてもよかった。洗濯物も、ためちゃえばよかった。
家事なんて全部あとまわしにしたらよかった。
もったいないことしちゃった。」(35頁)
この言葉に一番泣かせられるということは、子供達に寄り添えていないことをわかっているからかなあ。
うっとおしいくらい甘えん坊で、おしゃべりで、自分勝手で、泣き虫で、そんな、自分によく似た子供達のことを。
女の子が、生きて行くのは大変だ。
苦しいことも多いから、心に残る言葉が一つでもあれば、きっと、明日も生きていけるはず。 -
「若さや美貌はあっという間に資産価値がゼロになってしまう」
いろんな自己啓発本読む僕ですけど本当に役立つのはど底辺から這い上がってきた人の血反吐吐いた後に出てくる一言なんですよね。
減らない資産は何なのか。
それはお金でも良いと思います。
でもそれよりお金を生み出す方法とか自分の好きなことをやる才能とか。
もっと言うと自分の座る椅子はどこにあるのか。
その椅子はどうやったら獲られずに護れるのか。
世代を超えた知恵の連鎖。
仕事柄貧困家庭を見続けてきましたが貧困の連鎖は生活の知恵の連鎖の断絶なんですよね。
いわゆる「良い男」の隣の席を獲ろうと思ったら戦略が必要なんですよね。
もちろん男の不意の暴落にも備えた自分のスキルアップも欠かさない。
この本は壮大な母娘喧嘩から始まって女の子が大人になる前に何を知っておくべきなのかを書いてあったと思います。
個人的にはサイバラ本にしてはかなり大人しめの一般受けを狙った本やと思いますので安心して娘にも勧められますd(^_^o) -
タイトルに惹かれて。
恥ずかしながら著者の方は存じ上げなかったので、途中で急に高須院長がパートナーとして出てきたりしてびっくりした。
エッセイのような、娘に宛てた手紙の様な感じだった。 -
表紙と文字に惹かれて読み始めた本でした。
けっこう精神的に辛いな〜って感じていた時だったので尚更元気をもらえた気がします。面白くて2、3時間読み終わりました(^o^) -
西原理恵子は、子育て中にアル中の夫からずっとDVを受けており、本書の中にあまり詳しくは書いていないが、壮絶な暮らしを余儀なくされていたようだ。若い頃から、かなりつらい想いをしてきたが、状況に流されずに、簡単に自分のことをあきらめずに工夫を重ねて今に至った人というのが、私の理解だ。
これから大人になっていく若い女性に対してのアドバイスという形をとっているが、自分に対して言い聞かせている、自分の生き方を振り返っているように、私には思える。そして、それは、上記のような状況を切り抜けた経験を持つ人しか語れない、しっかりとした内容だ。 -
女の子って おばさんになっても
現実的なようで どこかの誰かが
なんとかしてくれる・・・
なんて他力本願が顔を出してしまうことがあります
それ自体は悪い事ではないだろうけど
しっかりと精神的にも経済的にも
自立して たくましく生きることの
大事さを 伝えてくれる本でした -
期待通りのサイバラ節全開、そして女子へのエールがうんと詰まった母性溢れる優しい一冊でした。
誰でも時々足元がふわつくこともあります。あるいは自分の意思が及ばない、第三者のために苦しい状況に立たされるかもしれません。「知らなかった」では取り返しがつかない状況に陥る可能性も…。
だからこそ自分らしい生き方を自分の手で掴み取れるよう、自らの進んできた、そして進もうとしている道に自信が持てるよう、ぶれない“軸”を持つことが大切です。「覚えてほしいこと」とは「確固たる軸を持つこと」だと私は捉えました。自分の軸を、そして自分自身を守るための方法がこの本には書かれています。
20歳になる女の子へ書かれたものですが、20歳を過ぎた元女の子にも、20歳を迎える女の子を持つ元女の子にも、琴線に触れるフレーズと出会えると思います。
「お寿司も指輪も自分で買おう。」(「はじめに」より)
明日も仕事頑張ります!
著者プロフィール
西原理恵子の作品






読んでよかったと思っていただけたなら光栄に思います。
実はこの西原理恵子さんのエッセイは出版されてすぐ読みました。まだ...
読んでよかったと思っていただけたなら光栄に思います。
実はこの西原理恵子さんのエッセイは出版されてすぐ読みました。まだブクログの存在を知らない頃です。
それから6年経ちましたが、読んだときの強烈な印象がずっと心に残ったままだったので、再び手に取ってレビューさせていただきました。
西原さんの実体験が赤裸々に描かれているので、相手の本性や現在の状況をきちんと見極めることや、危険を回避するための逃げ足の重要性がわかりやすかったですよね。
ひどい男と結婚したためにかなりの苦労をし(て離婚に至っ)た女性が周囲に何人かいらっしゃって、それ以前にこのエッセイが出ていればなあと詮ないことを思ったりしました。
現在の西原さんがお幸せそうなので、よけいに本書の西原哲学には信頼性があるように感じます。
まことさんのレビューも、いつも楽しみに読ませていただいています。これからもよろしくお願いします。
こちらから、コメントすべきところ、ご丁寧なコメントをありがとうございました。
私も以前にも、この本のことは...
こちらから、コメントすべきところ、ご丁寧なコメントをありがとうございました。
私も以前にも、この本のことは、どなたかのレビューかなにかで、読んだ記憶があったのですが、Funyaさんのレビューを拝見して、これは、三人の姪にも読ませたいと思い購入しました。
昨日、他の本に混ぜて、送りました。
(ちょうど、今、これをスマホに打ち込んでいたら、姪から、LINE電話がきて、届いたというので、面白くなさそうでも、みんないい本だから読んでねと言っておきました)。
ありがとうございます。
あと、その前に私がレビューした、『夫よ死んでくれないか』のレビューに出てくる、知人にも、この本のことを、言って、「自分で稼ぐ」というところを、話したら、その方も、凄い共感してくれて、「今日、その話が聞けたのが一番嬉しかった」と言ってくれました。
もしかしたら、私がFunyaさんの、レビューを拝見して、この本を読んだことで、4人の人を救うことになるのかも、しれません。
本当に、ありがとうございました。
こちらこそ、これからも、どうぞよろしくお願いいたします。
こちらこそ、これからも、どうぞよろしくお願いいたします。