黄泉坂案内人 三条目

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 40
レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041049808

作品紹介・あらすじ

この世とあの世の狭間の入日村で、迷える魂を救う仕事をしている、元タクシー運転手の速人と少女・彩葉。死者の心残りを解決していく日々だが、速人は「この世」に残してきた妻と娘のことがいつも気にかかっていた。

感想・レビュー・書評

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  • 死してなお未練を抱え、黄泉の坂を上れずに坂下で迷う魂を導く仕事をしている彩葉と、速人。
    ふたりの日々の「仕事」を描いた連作短編集だ。
    さらりと読んだけれど、少し話が新しく展開している部分もあり、まだまだ続きがありそうだ。

  • 黄泉坂に行ってしまった速人、今迄は、慣れない処に戸惑いつつ他人の魂を救って来ましたが、娘も黄泉の世界に関わってきたり、奥さんも登場したり、そろそろ自分の未練を清算する時が近付いているのでしょうか?
    あれっ?「最終話」とあるという事はこれでお終い?
    でも、そうなると震災で集まった人達が作ってしまった虚ろの街は…⁇⁇

  • この世に未練のある死者のお手伝いをする。妖や魂の話や死後の世界の在り方が新鮮。一人一人の想いに泣けるところもありました。

  • 霊界のお仕事小説、黄泉坂案内人シリーズ3。未練が残り黄泉の坂を上れない魂、それを導く彩葉と自らも迷い魂の速人、速人の未練が垣間見られる。救いがあるのだろうか。

  • 請求記号:913.6||N 73
    資料ID:W0187536

  • 今回、新キャラのくろねこさんが素敵だった。
    少女2人との関係が温かくて、切なくて。
    ハヤくんが残した家族の様子も垣間見られたし。
    彼らは、これからどうなっていくのだろう。続きが気になってたまらない。

  • 車は、坂を上がるだけじゃなかったんだ。

  • この世とあの世の狭間にある入日村。
    クラシックカー・デューセンバーグとして、死者の魂を送る「黄泉坂」を行き来する元タクシー運転手の速人と、150年生きて(?)いる少女・彩葉。
    妖たちとともに、死者の未練を彼らなりに紐解いていく日々だ。
    新型エンジンを開発していた自動車メーカーの研究者、あるお客を待っていた石巻の小料理店の板前、詐欺ビジネスを行っていた若者。
    死者にはそれぞれ物語がある。
    そして、速人には妻と娘がいた。娘の雪音は、父の帰りを待っていた……。


    大切なことを話せないまま姿を消した人が、そこにいる。

    今日もまた、誰かの魂が坂の下で足を止めるだろう。
    その心残りに寄り添い、坂を上る手助けをする、速人たち「黄泉坂案内人」。

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著者プロフィール

1973年、大阪府生まれ。信州大学人文学部に入学後、北京に留学。2年間を海外で過ごす。2006年『夕陽の梨―五代英雄伝』で「歴史群像大賞」最優秀賞、また同年『僕僕先生』で「日本ファンタジーノベル大賞」大賞を受賞しデビュー。「僕僕先生」「千里伝」「くるすの残光」などのシリーズをはじめ、歴史・警察・伝奇など様々なジャンルを書いている。

「2018年 『飯綱颪 十六夜長屋日月抄』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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