- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041049815
作品紹介・あらすじ
借金のカタに婿入りする先は……忍者一家!?
ブラック企業を辞め、東京都立川市にある実家の中華料理店の二階で引きこもっていた青年・大倉多聞。両親の借金のカタに見合いをさせられるが、その相手の家族がどうにもおかしい。婿入りを前提に(?)、あれよあれよと相手の家に居候することになったが、許嫁となった女子高生・杏子も、当主の祖父・藤林源吾も、凄腕の忍術の使い手だった!
杏子と同室(の押入れ)で寝起きし、屋敷中に仕掛けられたトラップにへどもどしながら日々を過ごす多聞。車に変化する蛙・山王丸の遣い手でありながらアイドルオタクとしても活動する、杏子の兄の三太や、黒装束に身を包みある秘密を抱えている母親の美佐など、他のおかしな家族とも徐々に関係性を築いていく。
「立川の大盛りの店を守る」謎のバトルを、中華料理で見事に闘い一皮むけた多聞だったが、彼が藤林家に婿入りするのには、隠された背景があった。鍵となるのは、立川で活動をしているある地下アイドルで……。
「忍びの家があったっていいじゃないか。俺、すげえ楽しいよ」
『僕僕先生』の著者による、現代の「忍者一家」で過ごすことになった青年の日常を描く、はちゃめちゃボーイ・ミーツ・ファミリーな成長物語!
感想・レビュー・書評
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久々に仁木先生の作品を読んだ。
途中、展開が曖昧になっていきなり跳躍するので置いてきぼり感があったが、この先生の作品はこうだったなと思い出した。山王丸が仕草可愛い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
次の巻よりは随分ましってだけ~健康食品販売のブラック企業を辞めて立川の実家・北京楼に帰ってきたが、父が作った借金の所為で藤林家の杏子と見合いすることになった。ホテルでちらっと顔を見たが、藤林家に行くか否かは姿を消した杏子をもう一度見つけられるかだ。地下の狭い部屋で地下アイドルのライブをやっていて、藤林家の三太はカメラマン。それを眺めてホテルの部屋に帰ると合格で藤林家での雑用処理が始まった。幼馴染みの三太は立川大食い四天王の一角を占めているが、大盛り廃止をもくろむ反対勢力がいるらしい。その連中は、杏子の母・吸血鬼の美佐を付け狙う悪魔払いたちだったが、杏子が北京楼で皮に包んだ餃子に入れた調味料で籠絡された。杏子が家に帰らず、国立のエージェントの手によってアイドルに仕立てられようとしている。社長は服部・伊賀の忍者で、杏子の持つタマアミの力と多聞の持つヒモトキの力で手足のように動かすことができる人を手に入れようとしていたのだった~設定が馴染めなくて・彼は把握しているのだろうが…女子高校生???
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7
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なんというか、ぶっ飛んでるわー。
蛙があれとか、借金で、とか笑
三太が好きだなー。ナイスキャラ♪
美沙さんも、いっちゃってる笑
巻き込まれた青年の奮闘記と思ったら、終盤の展開にびっくり。
そうこなくっちゃね♪
楽しませていただきました。 -
立川を舞台にしていたので読んでみた1冊。ただ、読んでみて読後の満足度は低かったかな。。立川のまちや「多分あそこだな」と思うお店はいくつも出てきたけど、読みものとして読ませる部分が少なかった1冊でした。もう少し、住んでる人でも新鮮な設定や聖地巡礼じゃないけどリアルに行ってみたくなるような隠れスポット、立川のまちにいそうな気質の人たちを盛り込んだ1冊にもできたように思えたかなと。物語としても内容の軽い1冊でした。まぁ次行ってみよう。
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「僕僕先生」のイメージから漠然と中国っぽいものを思っていたが、舞台は日本。立川駅の周辺限定。主人公はブラック企業に疲れてニートになった青年。事情により婿入りすることになったが、相手は忍者の一族。ぶっとんだ設定が、てんこ盛りになっていて、なおかつ心温まるストーリーになっている。「僕僕先生」との共通点を強いてあげるならば、ヒロインに頭のあがらぬ主人公ってところかな。面白かった。
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ブラック企業退職
忍者の婿候補
アイドル
デブ四天王
山王丸 -
立川に忍者の末裔の家がある、というお話。
中華料理屋の息子、多聞が借金の方に預けられた家は普通とは違っていて、そこに暮らす当主の源吾、妻の美佐、同級生の三太、妹で許嫁の杏子、ペット?の山王丸。カエルですが。
特殊な家ですが、多聞はなかなかに馴染んでいきます。
冒頭からなんだかおもしろげ、、と思いましたが個人的にはカエルの山王丸が良かったです。 -
中二病全開って感じのお話
内容が面白ければ有りなんですが、浅いし、投げっぱなしな感じがしました。
私には合いませんでした。
小中学生向けですね -
ブラック企業に疲れた主人公が
実家の借金の肩代わりに忍者の家に婿入り??
後、二転三転という帯文には間違いはない
少しきになるのは
主人公が真理に近付こうとすると周りの人が
遠回しに教えるのがうーん
教えないのは
その時制で教えても理解できないからであって
読者には提示したいけど、主人公にはまだというズレがある気がする。