わが家は祇園の拝み屋さん4 椿の花が落ちるころ (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041049839

作品紹介・あらすじ

京都でお正月を迎えた小春は、京都で暗躍する謎の「祓い屋」の存在や、今の自分を取り巻く人々との前世での関わりを知り、心を悩ませていた。そんな中バレンタインデーが迫り、小春は澪人に告白しようとするけれど?

感想・レビュー・書評

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  • 澪人の小春に対する態度の理由がわかる巻。
    前世の記憶も呼応して、今に影響する。
    若宮くんが小春へ言った言葉は、澪人にこそ響くべき言葉だった。

  • 小春の前世は玉椿?加茂家の新年会の壮大なこと。
    バレンタインの苦い思い出。そりゃ頭が痛くなるほど泣くよなぁ。澪人の思いはどうなんだろう。

  • #読了

    読んでて苦しくなるところもあった。
    そしてラストは苦しさが始まって次の巻に持ち越しだけれど。読了致しました。

    自分の軸、について話すことが多かったこの巻。
    私の軸はブレブレだから…少し辛かったのかもな。

  • 「椿の回顧録。」
    前世の記憶を取戻し。
    あの時再会しなかったとしても縁がある限り何処かで出会い、忘れていた思い出の欠片を少しずつ拾い集めて全てを思い出しただろう。

    「課題と業と雪うさぎ。」
    何かに執着する姿は。
    ここまで強い想いをシャットダウン出来ないのは辛いだろうが、滅多に出会うことがないからこそ耐性をつけようにも難しい問題だよな。

    「水神様と陰陽きんつば。」
    すぐに連想したもの。
    昔は当たり前だったことが今では簡略化されたり行われなかったりするのだろうが、何故必要だったのか再度考えなければいけないよな。

    「椿の花が落ちるころ。」
    伝えた想いは届かず。
    素直に受け取ることが出来るほど器用な性格でなかったからこそ、最低な言い方をしてでも拒絶反応を示すしか方法がなかったのかもな。

  • え?え?
    最後まじで?
    まさか前世のあの人が、現世ではあの人だった?
    混乱してるせいか、続きを!!

  • お、面白くなってまいりました!! 面倒くさいこと言って勝手に線を引く男大好物です。

  • 小春と澪人の(一時的な?)別れ、少しずつ明らかになる前世の記憶、二人の関係も。一方、怪しい祓い屋、三善も油断ならぬキャラで、前作3巻の内容を受け、それぞれの話しが少しづつ新たな展開へと進む巻でした。

  • やっぱり、朔也怪しいな…
    澪人との恋愛も動きましたー。
    なんなら、身悶えてしまいました!ちゃんと、自分の気持ちを知りなさい!
    お兄さん、和人さんのキャラが意外と立ってて、好き♪

  • 祓い屋は宗次郎の元カノ八雲?突然天に帰ってしまった若宮くん。小春の前世は特別な力を持ち、三番目の斎宮として神に仕えた玉椿。りりょう=若宮くんの声を伝えて穏やかに幸せに暮らしていた。お告げが外れたことでお役御免になり嫁ぐが宮様を忘れられず嘆く。澪人に失恋すると同時に前世の切ない記憶を思い出し力も失ってしまった小春。玉椿の夫は澪人の兄和人かと思ったら澪人のようですね。前世で恋焦がれて夫婦になったけれど玉椿の心は宮様にあり、辛い思いをした玉椿夫の記憶を持つ澪人。これからどう展開するのか。小春モテモテだ。

  • ■ 2135.
    〈読破期間〉
    2021/5/26

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著者プロフィール

北海道出身、現在は京都在住。2013年にエブリスタ主催第二回電子書籍大賞を受賞し、デビュー。2016年「京都寺町三条のホームズ」で第4回京都本大賞を受賞。「京都寺町三条のホームズ」「京洛の森のアリス」「わが家は祇園の拝み屋さん」「満月珈琲店の星詠み」「京都船岡山アストロロジー」シリーズなど著書多数。

「2023年 『京都 梅咲菖蒲の嫁ぎ先』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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