- Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041049853
作品紹介・あらすじ
休暇中にカリブ海クルーズに誘われた平賀とロベルト。その船上で海が真っ二つに割れ、巨大な十字架が出現したのを目撃する。だがその直後に恐ろしい殺人事件が起こり!? 豪華客船に隠された真実とは――。
感想・レビュー・書評
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面白いシリーズではあるんだけど、だんだんながら読みになってきている。
300頁越えが当たり前な1冊で、でも良く見れば省ける所がいっぱいあるなぁって思うよね。
今回もこんな所に詳しい説明いらないよって思うの多々あったし、絵がない分文字で表現するのが小説だけど、言葉を選べば想像出来ることってあるし。
ローレンからメールが届いたって喜ぶ平賀も見ててなんだかなって思うし、ジュリアが実は雇われ的な立場で動きながら、「殺してやりたい」とか言ってる矛盾…ジュリアってこうじゃなかったような?
別に敵対して行くような感じもなくなってきたし、結局どうしたいんだろうね…?
穏やかに終わってしまえばいいと思うよ。
回収しきれてないキャラの過去とか何処行っちゃったんだろう状態だもん。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
シリーズものの良いところはキャラの意外な一面とかが見えてくるところだったり、お決まりの方にはまってくることの安心感。前作は平賀とロベルトの立場が逆転したような描写が多くて新鮮味があった。今回2人が定位置の活躍をする巻で、でも場所や設定が少し風変わりで心地よかった。
2023.4.8
58 -
バチカン奇跡調査官12作目。
今回の舞台はカリブ海。休暇をもらった平賀とロベルトがクルージング中に奇跡を目撃&殺人事件に遭遇…ってな具合に、結局はちっとも休暇になっていなかったっていう。平賀はせっかくの休暇なのだから、良太に会いに行ってあげてはどうだろうか…。今回はロベズキッチンが最後に入ってました。
今回は全体的にあっさりしてた印象。平賀の科学蘊蓄もなく、奇跡の真相も単純明快で、分かりやすい。前作で、次は物語が核心に迫るか?と思ったけど、まだまだ引っ張るなぁ。ジュリアは色々暗躍してるけど、結局何がしたいんだったか、忘れてしまった。 -
バチカン奇跡調査官シリーズ第12弾。
枢機卿の代理を無事に勤めたロベルトと平賀だったが
1週間の休暇を命令され戸惑うが、そこで知り合った
豪華客船のオーナーに誘われてカリブ海クルーズに出る。
今回は、いつもとはちょっと違う感じ。
それでも蘊蓄は盛りだくさん。
後半に入って、またもドタバタを事が動き出し、
船の爆破予告まで出てしまう。
この二人の信頼関係ったら、半端ないわぁ~
でも今回は事件とは別のところでウキウキヒヤヒヤしました。 -
相変わらず面白いシリーズだけれど、今回は平賀とロベルトのふたりが、なんと豪華客船でクルーズするはめになるという仕掛け。
当然、楽しかるべきクルーズの間にとんでもない事件が起こるのだけれども、その事件に深くかかわるのがハイチのヴードゥなのだ。
但し、ヴードゥどっぷりというより、ハイチの歴史や政治的状況を背景としたミステリであるので、日本人には馴染みがないハイチの状況に関する説明がいささか長いのは、退屈な人には退屈かも。
あと、今回は複数回にわたり、特定のシーンに行われる祈祷の全文が載せられている。
これも、一度ならともかく、いかがなものかなと思った。 -
さくっと読めた
CIAカルロスが好きじゃなかった(笑) -
船旅の話だったので今回はなしかな?と思ったロベルトのお料理コーナー最後に出てきて嬉しかった(^-^)
これがないとね。いつも凝った料理で神父にしては豪勢だなと思う。ロベルトは平賀の体調は案じて栄養のあるもの食欲をそそるものを工夫してるんだろうけど。平賀は全然食に興味ないから猫に小判でもったいないw
今回は話そのものより、ハイチの歴史が興味深かった。
大国の思惑に振り回されてるのはハイチに限らないけど、いろいろ不条理でやりきれない。
アニメはどんな感じになるのかな。絵柄カバーに近いといいんだけど。 -
相変わらず突っ込みどころ満載で楽しかったです。しかし結局彼ら、最終的に犯罪に対しては何もしてないのでは?