さよならノクターン (3) (角川コミックス・エース)

  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041050255

作品紹介・あらすじ

警察官を銃で撃ったジュンとサキ、先輩をナイフで刺したケンタ、ネットで身バレしたレニ、皆とは違うと一人ふさぎ込むソウイチロウ。警察に追われ逃亡の末立てこもった山小屋で、5人は最後の“活動”を始める――。

感想・レビュー・書評

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  • 少年少女らが抱えたもどかしい心の闇と、彼らの溜まり場のラブホテルで強盗犯と遭遇しお金と拳銃を手にしたことから起きるサスペンスが面白かった。最初にラブホテル内で出会ったノクターンの二人(自殺にきた女、他殺にきた男)が打ち解けるきっかけとなった女のセリフ“抑圧された心理はガス袋みたいなもので内側にしぼむと自殺願望が生まれて、外側に破裂すれば他人を傷つけるんだって。だから私たちは似たもの同士”が印象的。終盤で唐突に出てきた配信会社のぴろしきプロデューサーには笑った。どう足掻いてもモラトリアム(若気の至り)で終わる物語だったが、立てこもり中に配信を始め、鬱屈とした日常を殺しかかるように叫んだ主人公のセリフ「オレたちの未来はきっと明るいんだぁぁぁッッ」は心に刺さった。

  • 全3巻読了。
    東京へ逃亡してきた4人。
    観光シーンは面白かったし、ラブホではそっちの2人がしちゃうとは…。
    後半は逃亡にソウも加わって、ソウから事件の真相を明かされたり、みんなで死のうとさせられたり逮捕されたり大変だったけれど、それなりに前向きで終ってよかった。
    ソウみたいな性格の人が変われるかはわからないけど個人的にはこの作品は心に残る良い作品だった。

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著者プロフィール

新人漫画家。2009年、第13回シリウス新人賞の奨励賞を『ばかたん』で受賞。翌年、月刊少年シリウス2月号に代原として掲載された『やみのさんしまい』にてデビュー。同作が好評を博したため急遽連載化が決定し、現在も大人気連載中。8月13日の金曜日(!)には『やみさん』待望の第1巻が発売……予定!!

[HP/ブログ]
「虚空キセル」→http://www.koku-kiseru.net/

「2012年 『NEMESIS No.7』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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