下町アパートのふしぎ管理人 (角川文庫)

著者 : 大城密
  • KADOKAWA (2017年1月25日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041050583

作品紹介

浅草にある古びたアパート《メゾン・シグレ》。管理人は意外にも若い女性で、ちゃきちゃきの下町っ子だ。情に厚く威勢がよい、そして霊能力者だというから変わっている。その力は祖母譲りらしく、代々町の相談役をしているという。彼女が関わる事件は奇妙なものばかり。だがその裏には様々な人情が交錯し、ちょっぴり切なく、そしてあたたかい。彼女は生来のまっすぐさで、人助けに奔走するのだった。下町のふしぎな物語。

下町アパートのふしぎ管理人 (角川文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 主人公の青年・喜壱は売れないカメラマンをしており、冒頭で、子供の頃過ごした浅草に戻ってくる。
    喜壱が新たに住むことになったのは、幼馴染みのかすみが管理人を務めるアパート、メゾン・シグレ。
    かすみは下町・浅草を地で行くちゃきちゃきの娘で、祖母のあとをついでアパートと、隣に立つ銭湯の管理をしているという。
    しかしそのアパートには秘密があった。
    まず、アパートに住めるのはかすみの祖母が認めた人だけ。
    そして彼らは時折不思議なものを見たり、不思議な事件に巻き込まれたりする。
    それを解決するのがかすみの役目。
    数々の不思議な出来事には『這魔』という魔物が関わっていた。実はかすみの一族は『這魔』から世の中を守る役目を担っているという。アパートと銭湯がある場所は、戦時中に異界に通じる穴が開いてしまい、そこから這魔たちが出入りしてしまう。アパートと銭湯はその穴を封じるための施設でもあった。かすみたちはアパートと銭湯を守ることで、浅草の町を守っていることになる。
    アパートの住人たちはかすみの祖母から見染められた人だが、やはの穴のすぐ上に住んでいると影響を受けてしまう。
    しかしある程度の時期が来ると「願いが叶う」代わりにアパートから出て行くことになっているという。
    つまり、喜壱もかすみの祖母に見初められたということ。
    かすみのまわりで起こる事件にかかわるうち、喜壱にもこのような事情がだんだん分かってくる。
    同時に、かすみへの思いも自覚する。

    タイトルだけ見た時は日常の謎系のストーリーだと思ったんですが、割とオカルトチックな感じでした。
    銭湯が隣にあるなら、風呂なし物件もいいなぁ…。自分で掃除しなくていいし。

  • 下町アパートの管理人のお話。怪奇な事件の真相の裏側と浅草との繋がり、またちょっと人間の精神的な事も描かれて読み進めていくと、展開が面白かった

  • 浅草にある古びたアパートの管理人は、若い女性でちゃきちゃきの下町っ子。情に厚くて威勢がよくて、祖母譲りの霊能力を持つ彼女が関わる事件は奇妙なものばかり。だがその裏には様々な人情が交錯し…。下町のふしぎな物語。

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