懐かしい食堂あります 谷村さんちは大家族 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
3.59
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本棚登録 : 122
レビュー : 16
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041050590

作品紹介・あらすじ

東京は下町。昭和の雰囲気が残る三ノ輪に、評判の食堂がある。そこはいま大騒動の最中だった。隠し子騒動で三代目の長男が失踪。五人兄弟の次男、柊一が急きょ店を継ぐことになったのだ。近所でも器量よしと評判の兄弟だが、中身は別。家族の危機にてんやわんやの大騒ぎ。だが柊一の料理が大事なものを思いださせてくれる。それは、家族の絆。ときに涙し、ときに笑う。おいしくて、あったかい。そんな、懐かしい食堂あります。

感想・レビュー・書評

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  • 最近、食堂を舞台にした小説を目にする。
    家族と助け合いながらピンチを脱していくのが読んでて楽しかった。

  • 初めて読む作家さん。
    こちらも様子見だが、シリーズ一作目なら、きっと書き手もそうに違いない。

    冒頭の「十五年前」という章が、いきなり衝撃的。
    母の愛に溢れた、母のモノローグ…なのだが、これが読んでいて居心地悪い。
    息子たちが自分の命、というお母さん。
    この後ほどなく死んでしまうことを知れば、やむ無しなのかとも思うけれど、このお母さんがリアルにいたら、怖い。
    大人になり、巣立っていく息子たちとの関係を堪えられるのか、まったく他人事ながら心配になってしまう。
    家族が宝という割に、夫や姑のことは全く触れていないのも不自然だし。
    純粋培養された母性愛が薄気味悪い。

    もっと気色悪いのが、唯一の悪役、神崎の造形。
    実直な兄が社会のひずみの中で心が壊されたことで、歪んでしまったという事情が語られるものの、なぜそこまで主人公たちの三毛猫食堂を攻撃するか、理解に苦しむ。
    ゆがんだ人物にしても、チェーン店の店長が地元の食堂をそこまで潰そうとするだろうか?
    そんな暇あったら、もっと売り上げを上げる方法を見つけなよ、という感じ。
    こんなアホな社会人、いるんだろうか?
    そういう意味で、リアリティを感じられない。
    社会に対する洞察が薄い気がする。
    彼はこの巻だけで使い捨てられる悪役なのかもしれないが、悪役に魅力がないのはつまらない。

    キャラクター小説って、こういうものなのかなあ。
    確かに主人公柊一や、謎の少女、杏は魅力的だったけれど。

    それから、食べ物の描写はおいしそうだった。
    空腹を感じなくなって一か月経った私にも、おいしそうと思わせるほどに。

  • 分かりやすく軽いストーリー運びで、読んでいて元気が出る本でした。重い内容の本を読みたくない時にいいです。コロッケが作りたくなるなぁ。

    読んでいて漠然と「映像化しやすそうな文章だなぁ」と感じました。二時間ドラマなどに丁度いいかも。

    ただ、皆さんもお書きになっていますが…恐らく作者の方は小さい子供と接する機会があまりない方なのかもしれませんね。

  • 最近、ごはんもの小説が増えたような気がするなぁ……と思いながら読みました。いやぁ、美味しそうでした。ごはんの描写が美味しそうってだけでいい印象になりますね。

    定食屋を軸にしたミステリーものかと思いきや、家族のおはなしなのもほっこりしていい。起こるアクシデントはあくまで家族のため、そして家族のいるお店のため。この小さな世界のために奮闘する柊一がかっこいいです。こういう巻き込まれ系の主人公って受け身なのが多い気がしますが、柊一は自分が前に出てくタイプなので読んでて爽快でした。

    ただ杏が、6歳にしては言動が大人びすぎてるのが気になります。複雑な環境にあり、この物語のキーパーソンなのは間違いないのですが、これで小学生じゃないとは……。
    伏線が回収しきれてないので続編も読みたいですね。

  • 3.5
    食堂と家族の再生。

    現実はもっときびしいでしょうけれど。
    次巻が気になる。

    杏は兄の子ではないのでは?
    杏の母は急病、手術などで長期入院が必要。以前に貸しを作っていた零に託す。零は杏の母の事情を知っていた。そして杏の母を探しに、または杏の実父を探しに失踪。と推理。

    杏が小学校行くまでには解決しないと大変だよね。保護者欄が困る。

  • 2歳の子を持つ私からしたら、2歳児を赤ちゃんということに違和感が半端なかった(笑)
    作者の方は子供と接することがないのかな?

    話の内容はうーん…

    懐かしい食堂っていう感じはしなかったかなぁ。

    とりあえず続編があるようなので読んでみようかな。

    2017.10.3 読了

  • 【収録作品】十五年前/ころもさくさくコロッケ/香りとコクが深いカレー/新しい和風スイーツ/ジューシーからあげ/たからもの 
     ミステリ風家族+料理小説。栗丸堂の名前がちょこっと出てくるのが楽しい。

  • 栗丸堂が出てきたり、探偵役の幼馴染がいたりと似鳥ワールド満喫です。私は好きなタイプです。続編も読みたい。

  • 突然現れた隠し子?を残して長男が失踪し、弟たちが家業の食堂を切り盛りする。ライバル店とのトラブルも家族の助けで乗り越える、とはありがちな展開だけど、6歳の杏ちゃんの言動がかわいいので好印象。

  • 続編が読みたい。
    次男は思いやりがあって行動力があっていいやつ。

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著者プロフィール

東京都在住。電撃小説大賞で見い出され、電撃文庫にてデビュー。小説のほかに、ゲーム制作も手掛ける。一癖も二癖もある人物造形には定評がある。メディアワークス文庫『お待ちしてます 下町和菓子 栗丸堂』がシリーズ累計37万部のヒットとなる。

「2017年 『この終末、ぼくらは100日だけの恋をする』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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