The MANZAI 十五歳の章 上 (角川文庫)

  • KADOKAWA
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本棚登録 : 131
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041050606

作品紹介・あらすじ

中学二年の秋、転校生の歩はクラスメートの秋本に呼び出され、突然の告白を受ける。「おれとつきおうてくれ!」だがしかし、おまえもぼくもれっきとした男だろう! 驚愕のあと嫌悪する歩に、秋本は漫才コンビの話だと言って熱烈アプローチ。全身全霊で断る歩だったが、一方的に秋本のペースに呑まれ折しも秋の文化祭、劇『ロミオとジュリエット』を漫才でやる羽目に……。なんでそんなにぼくに構うんだよ、ぼくなんてこんなにつまらない人間なのに…。歩は前の学校で不登校になり、諍いになった両親の気分を変えようと姉が父をドライブに連れ出して事故死してしまった。遺された母と二人、母の実家近くに引越してきたが、歩の時間は止まっていた。しかし、秋本と出会ってから自分の時計の針が動き出すのを感じていた……。繊細かつユーモラスに描いた青春小説シリーズ第一弾。

感想・レビュー・書評

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  • 中2の秋、転校生の歩はクラスメイトの秋本に呼び出され、突然の告白を受ける。漫才コンビの話で、ペースにのまれ文化祭で漫才をすることに。
    .
    漫才のような会話のテンポの良さが良かった。みんな中学生なので、本当のお笑いの厳しさには勝てないと思うがいいコンビネーションだとは思う。


  • ミニコメント
    関西のギャグが多く盛り込まれた作品。会話のテンポに引き込まれます。

    桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
    https://indus.andrew.ac.jp/opac/book/657266

  • 秋本、歩、メグ、などなど漫才をやりたい秋本を中心に、仲間、恋、親子などの関係を描くヤングアダルト小説。下巻が楽しみー、となる。

  • これがBLレーベルなら構わないのだけど、児童文学レーベルから出版されたことに憤りを覚える。腐女子キャラ森口を筆頭に主人公の嫌がるセクシャルな発言を憚らないからだ。女の子相手にしたら完全アウトなのに、作者の趣向で主人公が嫌がる見た目を消費している点、嫌悪しか感じなかった。BLだったらいいんだよ、そういうものだから…そうじゃない、主人公の青春に寄り添おうっていう体の作品でやるから不快…作者はBLじゃなくて友情のつもりなんだろうが、やってることがハラスメントと捉えられないならヤバいと思う。

  • 好きな本の続編かと思いきや、再編。ちゃんとタイトルくらい覚えてないとな、と思いながらも読んでみたらやっぱり楽しい。
    思春期の高校生で、自分を認めてくれる存在がいるっていいな。

  • 面白かった〜

  • もしかしたら、既に読んだ本の再編か?それとも続編か?と思って読んでみたら再編だった。中学生の凸凹コンビが漫才をして、というか普段から漫才のような会話をしているんだけど、それが学校内で回りを楽しませ、広がって町内を楽しませる。でもその場面はほんのちょっとで、主人公の一人称語りで進む、悩める中学生の話。あさのあつこに中学生の話を書かせるとやっぱりすごい。

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著者プロフィール

岡山県生まれ。1997年、『バッテリー』(教育画劇)で第35回野間児童文芸賞、2005年、『バッテリー』全6巻で第54回小学館児童出版文化賞を受賞。著書に『テレパシー少女「蘭」事件ノート』シリーズ、『THE MANZAI』シリーズ、『白兎』シリーズなど多数。児童小説から時代劇まで意欲的な執筆活動で、幅広いファンを持つ。

「2013年 『NO.6〔ナンバーシックス〕(8)特装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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