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本 ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784041050644
作品紹介・あらすじ
「違うこと」とは、
“その人の生き方の中で、今ここでするべきではない”こと。
→→「なんか違う。」その直感がそう教えても、義理とかしがらみ、習慣に縛られて、我慢したり、そんな風に思う自分を責めたりしていませんか。自分を生きるって、むずかしいこと。これをすれば幸せになれるとか、これをやめないと不幸になるとかではありません。自分を生きるためには、まずは自分に正直であること。本来の自分を生きるには違うことをしないことが大切なのです。
カバーイラスト:とみこはん ブックデザイン:鈴木成一デザイン室
感想・レビュー・書評
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スピリチュアルな内容の本でした。
なので、その時点で好き嫌いが分かれると思いますし、嫌いな人にとっては「うわっ!怪しい〜」と拒否反応が出るだろうと思います。
前半のプリミ恥部さん(なんつー名前だ(^^;)との対談で出てくる『宇宙マッサージ』とかも、どんなものか想像がつかないし、吉本さんとプリミさん2人は響き合うようにわかり合って話している話の内容も、スピリチュアルっぷりが凄くてなかなかわかりにくい。
なのですが、この本全般を通じて吉本ばななさんが伝えたいことは、タイトルにもなっている『「違うこと」をしないこと』この一点。
頭で考えて、あの人には義理があるからとか、こうしておいた方が得だからとか、誰かに期待されているからとかの理由で、本心とは違う行動をとらない。
「なんか違う」という感覚は、たいがい正解だから、なんだか気が進まないとか、逆に、損するかもしれないけどどうしてもやりたいんだとかいうような、自分の感覚を信じて行動する方が、結果的に自分の人生は上手く流れるようになりますよ、という話をしています。
私は全くスピリチュアルな能力はないのですが、長年生きてきて、根拠もないのに「なんか違う」と思ったり、初対面だし周りの評判のいい人なのに「なんか好きになれない」と思った時って、後から「やっぱりあの感覚当たってた」となることが多い気がします。人間の原始的な?感覚、カンみたいなものって侮れないって思います。
あと、「この人はなんだかんだで運がいいというか、何があっても必ず助けが得られる。何か大きな力に守られていそうだな」と感じる人が周りに何人かいて、羨ましいわ〜と思っていたのですが、そう言えばその人たちに共通の特徴は、他人にも親切だけれど何より自分に正直で、人の評価を気にしないで素直に自分を表現するところだなと思いあたり、『違うことをしない』ということは、多分本当に大事なことなんだろうなと、結局そうしていくことで感覚が研ぎ澄まされて、上手くいく方の道が選びやすくなっていくのかもな、と、なんか肚に落ちるものがありました。
スピリチュアルに強い拒否感のない人は、一度読んでみるといいと思います。
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非常にスピリチュアルに傾倒している本。正直星1.2だと思ったが。吉本ばななの具体的日常生活における考え方や、生き方においてはとても面白かったので星3。
私はスピリチュアルが特別嫌いな訳ではないが、好きでもないし、このように題名読みして不意打ちスピリチュアルは非常に好きじゃない。ある程度確認しろってことだがあまりにも、、。 -
結構スピリチュアル的で宇宙マッサージなど、ところどころ私には理解できないところもあったが、他者の独特な世界観を垣間見ることができて面白かった。自分の感性や感覚を大切にし、それを信じて、自分の流れに乗っていくことの大切さを教えてくれた。よしもとばななさん曰く本来の自分を生きるには違うことをしないことが大切。違うことをしなければ違わないことがちゃんと返ってくるそう。
私は、三年前今いる環境に、すごくワクワクしながら勇気を出して飛び込んでみたけれど、だんだんとそこの環境の現状と現実がわかっていくうちに、ずっとなんだか自分の中にもやもやを抱えていた。ここで、習うことは、自分と全く違う、自分が求めていることではないと。やめようかずっと考えてきたけど、それを頭で押さえつけようとして、まだここにいることを辞められずにいる。ずっと吹っ切れることができない。
勉強したり、社会のことを知るようになってくると、社会の基準や人々の固定観念が私の思考に入ってきて、そうすると、それにしがったほうがいいのかなと思い、本当に自分が生きたい方向性から遠ざかってしまう。
正直に素直に生きることは、シンプルだが、これが本当に難しい。
よしもとばななさん曰く、違うことをしなければ、違わないことがちゃんと返ってくる。
本来の自分を生きるには、違うことをしないことが大切。
「したいことをする」っているのと似ているがびみょうにちがうんだそう。彼女曰く、言葉で説明するのは難しいが、変に力が入っていたり、ちょっとでも圧があると感じたら「あ、こういうことじゃないな」っと思ってよいそう。
最後に、この本が教えてくれたのは、自分の直感や感性を大切にして大丈夫だし、それを信じて大丈夫ということ。自分の自然の状態に従っていれば、違うことをしないですむ。
宇宙の流れ、自然の流れと自分をシンクロさせながら、そして、それらをよく感じながら、変化していって良いということを言っていると思う。
直感は、良い連鎖を生む。でもそれは、ずばーんとくるのではなく、フッと来る。 -
吉本ばなな読むのは久しぶりなのと、『「違うこと」をしない』というタイトルに惹かれて手に取ってみました。
初めは、「あー、吉本ばななもこういう自己啓発本書くようになったのか~」などと時の流れ(筆者と己の年齢なども)を感じて感慨深かったのですが…
読んでみてびっくりしたのが、結構…いや、かなりのスピリチュアルな内容であること。
特に、個人的には対談の部分は本当についていけなかった(笑)
(宇宙マッサージをする方とか人のオーラや守護霊が見える方とかとの対談)
なので、その部分は本当にさら~っと読み流して、ばななさんが自分の文章のみで語っている部分だけ慎重に読み勧めた次第(笑)
元々「死を考える」みたいなメメント・モリ的な作品が多かったので、ある種の諦観というかしずかでちょっぴり厭世的な考えを述べている文章で、納得出来るところはいくつかありました。
お金の話は結構自分にも納得出来る部分がありました。
要は世間の流れ(もっともっと時間を無駄にするな、常になにかためになることをしないともったいない)というお金を搾取するための一般論からちょっと身をはずして、自分の内部で「自分は本当はどういう生活をしたいのか」「本当に要る物、本当は要らない物を一つ一つ棚卸ししていく」ことが大事なのではないか、という部分。
経済はとっくに右肩上がりではないのに、いまだに上を目指せ、もっと働け、消費せよ、ということにとらわれないほうがいいということ。
心に残ったのは、
「まったく手が届かないんなら諦めるんだけど、なまじ手が届きそうだから諦めきれない。気がついたら、あれもこれもで身動き取れなくなってる。」
なるほど。
で、次のフレーズでスパーンと、
「目的地がわからない電車からは降りた方がいい。」
この箇所。この本の中でこの部分だけは、目からウロコでした。
あと、巻末Q&Aで、「自分を好きになれない」という問いに対して、
「好きじゃなければ殺してもいいの? 捨ててもいいの? と思えば、別に好きにならなくてもいいんだと思えると思います。」
というのは驚きとともに、
「あー、この人この言葉でもしかしたら救われた気持ちになったかもしれない」
と感じました。
全体的にスピリチュアル感満載な人生ハウツー本ではあるし、人を選ぶ本ではあるけれど、この本全部ではなく、自分に響くフレーズを探してみるのも良いかな、と感じました。
(スピリチュアル好きならおすすめです(笑)ワタシはその部分が全く駄目だったので) -
「あの本、読みました?」で紹介された本。
初期の頃は新刊が出ると読んでましたが、すっかり遠のいておりました。
で、何十年かぶりのばなな作品。タイトルに共感しました。"合わないと思うことは無理してしない"というのは、とても大事だと常日頃から思っていることなので。
ところが、結構早い段階で、これ読み続けて大丈夫かなって思い始めた。精神世界の話しが深過ぎて、ついて行けない
そんでもって、やたら"愛"という言葉が使われていて、読んでるうちに「愛って何だよ?」と反抗心が湧いてしまった(ばななさんが自書「デッドエンドの思い出」が愛について書いた本だと紹介されてたので読んでみます。商売上手)
読み終えて。今、私は、こんな生き方でいいのかと非常にもやもやしているところなのだけれど、これでいいのじゃなかろうかと口添えしてもらったような気分。スッキリまではいきませんが
スピリチュアルに抵抗感が強い人は読むのが難しいだろうと思うくらい、バリっとスピリチュアルな内容。特に対談は濃厚。
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表紙の可愛さとタイトルに惹かれて読んでみたけど蓋を開けたらかなりスピリチュアルな内容で、正直、気持ち悪かった。
生きるのが楽になる考え方を色々持っているのだろうけど、それを宇宙が…念が…と それ系のフィルターと言葉を通して語られるので、内容は心理学とかコミュニケーション論だと気づかずに感銘を受けてスピ系にハマってしまう読者もきっといるだろう。
スピ系は苦手どころか大嫌いなので、この本は私にとって「違うこと」だった。
違うことをしないという考え方、違和感や小さなモヤモヤを放置せず積極的に避ける行動が自分を大事にすることになるというのは、しっくりきたので覚えておきたい。
今後、吉本さんの既刊はともかく新刊は読めそうにない。残念だ。 -
良く言えば新しい世界を拓いてくれる本。
表紙と巻頭の言葉に、私が探していた本はこれだ…!背中を押して、勇気を与えてくれる本なのではないかと読み始めましたが、読み進めていくうちにどんどんスピリチュアルな感じが強くなっていって、ところどころすごく良い言葉があるのに、何だか色々気になってスッと入ってこないのが残念でした。
巻末で、スピリチュアルな本とばななさん自身が言っていて、こうゆう本を書きたかったのなら仕方ないですが、万人受けを狙うならもっとスピリチュアル色を抑えた方が抵抗感なく内容が頭に入ってきやすいのになと思いますし、スピリチュアル好きを狙うなら、もっと表紙をスピリチュアルぽくするとか帯にスピリチュアルな本ですと記載しないと、スピリチュアルには特別興味なくてジャケ買いをする人はだまされた気がすると思うし、時間とお金を無駄にしたと怒る人もいるだろうなと思いました。
今は書評もすぐに検索できる時代なので、それを怠って怒るのも、自分と違う考えだから否定するのも違うとは思うのですが…
素直に受け取って、新しい世界を拓ける人は幸せかなと思います。(悩みが減るので)
今の私にはまだちょっと抵抗がありました。
とはいえ顔も内面も過去も全て晒した吉本ばななさんの本気の本です。
気になる方、吉本ばななファンは是非。 -
内容的には思ってたような内容とは違って、結構スピリチュアルな感じなのねーと思ったけど、タイトル的にも自身の内面に触れるようなタイトルだから、まぁ納得。
「自分の感覚を大切にせよ」ってメッセージ性が強かったのと同時に、「自分の感覚とは関係なく守ってくれている存在」について語られていた本って感じでしょうか。
自分には無い感覚、視点でのエッセイだったなーって感じでした。 -
心に留めておきたい言葉がいくつもあった。
自分の心の声に普段からちゃんと耳を傾けることは自分を見失わないために大事だな。私は人に気を遣いすぎて、自分が見えなくなっている側の人なので。
直感と流れに乗ること、覚えておきたい。違和感や頭で考えて凝り固まっているときは進むべき道じゃない、、まだ少ししか生きてないけど分かる気がする。 -
読んだそばから、するすると活字が頭からこぼれ落ちてしまうような本だった。
わたしという管の中をばななさんやプリミ恥部さんやCHIEさんの言葉がするすると流れていって、わたしをお掃除してくれる、みたいな。何が残ったのか分からないけれど、なんとなく、いい感じ。 -
読む前はばななさんがスピ系だとは知らなくてかなり面食らいました。だけど好きでやっていたはずのことが楽しくなくなってきたりする感覚に解釈をつけてくれたり、それをどう改善したらいいのかっていう人生において結構重要になってくることのアドバイスを貰えました。他にも色んなことへの気づきを与えてくれたので読んでみるといくつかの指針として参考にできるかも。(ただスピ系が爆発してた対談のパートは言ってることが何1つ解らなかったです……)
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正直プリミさんの話は意味わからなかったし、全体的にスピってるな〜と思った
が、自分の感覚ややりたいことに対して素直に生きること、人生は辛いものだけど、自分が納得する生き方をすれば自ずと人生は豊かになるものだと知ることが出来た気がする
自分の人生は自分のものでしかないから、周りに左右されずに、自分の時間を丁寧に生きようと思えた -
あれ?あれれれれww
どスピリチュアルやないか、、、、
アぁ、そういうカンジの?
ほー、あ、そーゆーかんじなのね、、、。
引き寄せとか占いとか割りと好きな方ですよ。
けど、本になって、そんなことばかり書いてあると、押し付け感がすごい。
スピリチュアルって平和的で皆素晴らしぃ!に見せかけて、
『絶対こう』とか、『○○はダメ』とか、
ものすっごい先入観強いし、がんじがらめなんだなぁと思い知った。
本人は気づいてないから幸せだけど、押し付けアツが強すぎてこちらの息が詰まるwww
本人は気の流れのいい物事を〜とか言ってるけど、その本人がこちらからするとものすごい悪気を放っている(笑)ミイラ取りがミイラになる的なwwこわ。
自分も気をつけよ。 -
頭ではなく自分の感覚を信じること。
ばななさんの言葉は、いつもそうだよなあってスッと入ってくる。
生き方を勉強させてもらってる。 -
途中まで読んで離脱。
内容が私とは合わないタイプのスピリチュアルだった。 -
スピリチュアル。宇宙マッサージ。神。ちょっと苦手分野。でもちょっとでも嫌な気分がしたら、その感覚をスルーしないっていうのは実行してみようと思った。自分の場合、なんとなく断りづらくて、約束する→直前になってすごい行きたくなくなる→無理して行く→尋常じゃない疲れ→酒飲み過ぎる→翌日疲れ抜けないってパターン多いので‥
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わたしも思ってた!ていうような考え方、なるほどーーーてなる文章があって、読んでいて気持ちよかった。
よしもとばななさんの文章は、読むと自分を認められる気がしてとても救われています
著者プロフィール
吉本ばななの作品





