- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041050668
感想・レビュー・書評
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似たようなパターンが繰り返されるので、ちょっと飽きて来たかな…現実の人間同士のお話の方が好きだったりする。
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犬に姿を変えられたつくろい師、死者の衣を剥ぐお婆、曰くつきの私家版の稀覯本…霊界の異形のものたちとの交わりを円熟味増す筆で紡ぐ、甘美で幻想的な異界への誘い。陶酔感あふれる「左近の桜」シリーズ第3弾!
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左近の桜シリーズ3作目。短編集。
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シリーズ第3弾。長らく新作が出なかったので、シリーズ完結かと思ってた。
前作から少し時間が流れ、桜蔵が大学生になっているが、相変わらずの拾いもの体質。
道端で、旅先で、この世のものではないモノを拾い、惹きつけ、この世とあの世の境をさまよう。-
2017/12/04
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このシリーズ、久々の新刊でしたが、妖しくも美しい独特の世界観は健在でした。ぜひ読んでみてください!このシリーズ、久々の新刊でしたが、妖しくも美しい独特の世界観は健在でした。ぜひ読んでみてください!2017/12/04
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読みました!第3話、4話が凄く良かった!
桜蔵、千菊くんももちろんだけど、柾さんが素敵すぎました。ありがとうございます!読みました!第3話、4話が凄く良かった!
桜蔵、千菊くんももちろんだけど、柾さんが素敵すぎました。ありがとうございます!2017/12/20
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桜蔵はさらに柾との因果に深く絡め取られていく。
出生の秘密についてはシリーズ3作で外堀を埋め切った感があるので、あとはストーリーとして再構築していただけたら嬉しい。でもそれを語るのは野暮のような気もする。桜蔵も察して(そこで黙るのが女たる由縁…)探るつもりはなさそうだし。
女系一家で千菊が心身・性癖ともに健やかに育ちそうなのは、桜蔵が(女)として宿縁を引き受けているからだろうなあ。 -
掲載誌が変わってからの方が断然面白い。
さくらが向こうの世界に引き入れられがちな性質なのは変わらんのやけど、これまでの話みたいに、向こうのものがさくらを連れていきたいとか一緒になりたいとかそういう強引な感じではなくて、どこかの誰かの物語をかすめていくような雰囲気がよかった。豪雨の話のばーさんみたいな、あからさまに怪しいばーさんキャラもよかった。
まださくらの秘密が明かされておらないのでこのシリーズ続くんやな。 -
掲載誌が途中から野性時代から本の旅人になっていた。本の旅人に変わってから桜蔵が引きずり込まれるような色気が抑えられている気がした。
これまで匂っていた謎も明らかになってきているからいいかな。 -
左近の桜シリーズの3作目。
1~2冊目と突然表紙の雰囲気が変わりました。黒にピンクの箔押しが美しい。
相変わらずこの世の者ではない者たちを無意識に呼び寄せてはこの世とあの世の境目を行ったり来たり、な桜蔵でした。
第四話の「その犬の飼い主に告ぐ」がいい話で好きです。柾は魔性の男だなぁ。作中の癒しであれと願っていたゆで卵大好きな弟がだいぶ大人びていてびっくりしました。
まだシリーズは続きそう。期待。