新装版 西郷隆盛 四 (角川文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041050705

作品紹介・あらすじ

鳥羽伏見の戦いに勝利した後、西郷隆盛に課せられた最大の使命。それは混乱を平和的におさめ、日本を一刻も早く立て直すことだった。西郷隆盛は勝海舟と会談を持ち、江戸城を無血開城へと導くが――!?

感想・レビュー・書評

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  • 史実を細かく書いているため、参考にはなるがスピード感が無い。その点が少し合わなかった。
    しかし、西郷隆盛を知る、という点や幕末維新史を知る、という点では非常に良いと思う。
    最後の作者の語りの部分の方が面白く感じた。
    翔ぶが如くを再読しようと思う。

  • 維新史最大の英傑伝。2018年NHK大河ドラマの主人公の生涯が著者・海音寺潮五郎氏の細かな「時代と当時の文書等」の考証により、今まで思ったこともない事実に気付かされる。西郷の研究においては必ず見過ごすことの出来ない「敬天愛人」の哲学を更に強く感じつつ、征韓論から西南戦争へと続く西郷の「維新のやり直し」を強く求める人生哲学を理解する作品です。

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著者プロフィール

(かいおんじ・ちょうごろう)1901~1977。鹿児島県生まれ。國學院大學卒業後に中学校教諭となるが、1929年に「サンデー毎日」の懸賞小説に応募した「うたかた草紙」が入選、1932年にも「風雲」が入選したことで専業作家となる。1936年「天正女合戦」と「武道伝来記」で直木賞を受賞。戦後は『海と風と虹と』、『天と地と』といった歴史小説と並行して、丹念な史料調査で歴史の真実に迫る史伝の復権にも力を入れ、連作集『武将列伝』、『列藩騒動録』などを発表している。晩年は郷土の英雄の生涯をまとめる大長編史伝『西郷隆盛』に取り組むが、その死で未完となった。

「2021年 『小説集 北条義時』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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