夜見師 (角川ホラー文庫)

著者 : 中村ふみ
  • KADOKAWA (2017年1月25日発売)
3.35
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  • レビュー :13
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041050750

作品紹介

21歳の五明輝は、余命3年あるかないかの身体だ。妹のために、少しでもお金を稼ごうと必死に働いている。ある日、割の良い住み込みの仕事が舞い込んできた。これ幸いと仕事先に行ってみると……。

夜見師 (角川ホラー文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 一族に伝わる呪いのせいで余命3年ほどの輝は、妹のために少しでも稼ごうと破格の給料を目当てにある家の家政夫となる。その屋敷には多くの祟り神が封じられており、主人にも謎が多かったが…
    ホラーにしては軽くて怖くはなかったが、人が祟り神になる過程のせつなさなどはよかった。

  • 「裏閻魔」が大好きなので、この方の作品は追いかけていくつもり。

    ホラー文庫からの出版であり、若年齢層の読者向けにしているのかもしれないが、人物設定は確かに軽い感じではあるものの、きちんと細かく描写されているし、人霊が祟り神となる過程も丁寧に描かれているので十分に面白く読めた。夜見師である多々良の正体も、いろいろ可能性は考えられる中でなかなか意表のつくモノで、設定の妙を感じられた。ただ、続編があるのをあらかじめ知っていたためか、五明輝にかけられている呪いが今作で意外にあっさり解決されてしまうのに驚いた。輝には申し訳ないが、ちょっと勿体ないとも思ってしまった。しかしながら、今後のシリーズ展開がどうなっていくのかも楽しみ。

  • 輝と妹ちゃんが助かって良かった〜!
    どうなることやらとハラハラしながら読んでたから、ちゃんと助かってホッとした。
    輝の祖父と繋がりがあった生き神様こと鏑木カヨを成仏させて助かったと思ったら、呪いは溶けていなかったときはどうなるんだろこれ…と不安になった(笑)
    カヨが低い声で呟いたとこは違和感あったけど流してしまってた。あれが伏線だったのな。
    カヨの父が黒幕だったとはな。
    娘への執着が凄い…。
    壮絶な戦争を経験したからこその執着だったのだろうなってことは分かってたけど、やはり戦争は人を壊すよな…。
    輝の祖父はとんだとばっちりで死んでしまったし、八つ当たりもいいとこだと思えるような呪いだったから力抜けた(苦笑)
    踏んだり蹴ったりな一族だな五明家。
    これから輝も妹の美咲ちゃんも幸せになるよねきっと!

    輝は王様に忠誠を誓ってしまった(ようなものだよなあれ)から、これからやや前途多難か?笑
    輝と王様のコンビ良いわ〜。
    あのくらいの距離感好き。
    王様が輝の影響を受けて良い方向へ変わっていくのは見ててニヤニヤしてしまった。
    お茶も嗜む様になったし、最初よりは感情表現に幅が出てきたし。
    輝のために身体に鞭打って助けに行ったとこは胸熱だったな〜!
    身体にダメージを与えないようあれだけ気を付けていたのに、輝のピンチとなるとなりふり構わず助けに行ってさ。
    なかなか熱い一面が見れて良かった。

    王様の設定には驚かされたな。
    夜見師の設定も面白かったし、よく練られてた。
    王様が死体というか死人だったのには驚いた。
    なんか特異体質とかそんなのかなと思ってたから。
    いや、特異体質と言えばそうなんだが、うん(笑)
    夜見師になれるのは死んだ者だけなんだな。
    王様は適任だと神社の神様に選ばれたから夜見師になれたんだな。
    サラッとその辺は語られたけど、次で詳細が分かるのかな?
    封じ手のこともちょっとよく分からないし。
    封じ手と夜見師、王様の家系とかその辺気になるわ。

  • 呪いのせいで余命3年以内という輝が、封じられた怨霊を始末する“夜見師”の多々良の助手となり、数々の怨霊と対峙する。

    見かけによらず心優しい直情型×毒舌で冷静沈着な理性人間。
    ありがちな組み合わせながら、呪われた青年と、怨霊を始末する車椅子の主人という設定が突飛で面白い。

    封じられたいくつかの怨霊の過去をたどる内に、やがて交差していく人間関係。最終的に輝にかけられた呪いの根源や、謎に包まれた多々良の正体へと繋がっていき、見事に伏線が回収されている。

    続編も出ているらしい。信頼関係もできつつある2人の今後の活躍が楽しみ。

  • ひよこ!
    いい人でほっこりしてしまった(笑)

    多々良さんの設定が新しくていいなぁ。
    腐る!

  • 祟り神を始末する“夜見師”の多々良と、正体不明の呪いのせいで余命が3年ほどしかない五明輝。
    遺される妹のために少しでもお金を稼ごうと、多々良の家で家政婦として働きだす。

    多々良に隠された過去など、続編が楽しみである。

  • 続くのかな?
    解決したよな
    まだ怨霊退散!?の二人の活躍がみたいな

  • 夜見師〉――祟り神を始末する者。その存在を知る者は限られている。
    21歳の五明輝は、五明家の男子に伝わる正体不明の呪いのせいで余命が3年ほどしかない。
    残していく妹のために少しでも多くお金を稼ごうと、破格の金額で舞い込んできた家政夫の依頼を受ける。
    雇い主は車椅子に乗った青年・多々良。
    住まう屋敷には封じられたら数多の祟り神が眠っており、生活出来る者は選ばれるとのことー
    お金のために仕事に精を出す輝だったが…屋敷に眠るものの中に五明家に関わる祟り神が。

    表紙の彼が主人公かと思ったら!
    まぁ主人公の片割れだけど、凄くトリッキーな存在でしたわ-

    逆恨みっていうかまったくのとばっちりっぷりに愕然ーでも呪いってそういう納得行かないものなのね…

    全部が繋がってたのが出来すぎというかご都合というか物語だなぁと
    ひとつくらい全く関係ないのが読みたかったな-

    しかし手っ取り早い手段とはいえ、そのプロポーズは如何なものか。
    車椅子生活だし、なんとか後見人、とかにできないのかな-

    続刊があれば夜見師の欠損部分が増えそうなトコロがいちばんのホラーだ…と思いましたまる

  • 文章は読みやすいのですが誰視点の一人称かが分かり難いところがやや多く感じました。
    ホラーとありますが怖さより悲しさが強い気がします。
    続いてもおかしくない設定と終わり方だったので続くとしたら微妙なBLらしさと朽ちる死体がどう折り合いを付けるのか気になります。

  • ホラー文庫と言ってもそれほど怖い話ではなくてホッとしました。箱に封印してある多くの祟り神を始末する夜見師と、その助手になった祟られっ子の輝の、確かにちょっとBL臭いホラーファンタジーです(あのアイスのシーンさえなければ普通の師弟関係だったのになぁ…)。輝の祟りは解決しましたが、まだまだ祟り神の箱はたくさん。身体がボロボロの夜見師だけど、これからも仕事は終わりません。シリーズとして続くのか、後は読者の想像に委ねられるのか。委ねられるなら変な三角関係&幽霊子どもコンビの楽しい日々を夢想します。

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