五時間目の戦争 (4) (角川コミックス・エース)

著者 :
  • KADOKAWA
3.18
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本棚登録 : 38
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・マンガ (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041051153

作品紹介・あらすじ

瀬戸内の島に訪れた冬。「戦」の中で次々と失われていく級友たちの命。残された朔と都に与えられたのは、唯一で聖なる、そして最もありふれた「武器」だった――。 感動の完結巻!

感想・レビュー・書評

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  • えーーーそんな設定だったのかーという急展開。
    なんだか切なかったです。

  • 全四巻いっき読み。瀬戸内の青島に突如落とされる「蜘蛛の糸」と言われる正体不明の敵からの攻撃。もう五年も人間は戦争を続けていて、この田舎の島でも、金曜日には中学生の彼らも一日づつランダムに戦場に行くことになった。

    毎週訪れる軍国調ではないけど、当たり前のようにお国に命を捧げる生徒たち。やがて、次第と歯が抜けるように級友たちがなくなってゆく。

    全体の世界観に、どうしても不自然さが目立つ。最後の方の展開で「彼ら」が残るわけだが絶対生活していけない。ラストは相当無理しないとやっていけない。また、そこに至るまでの大人の対応がおかしい。また、敵の論理も破綻している。

    ということをおいといて、2014年6月号「ヤングエース」から今年の3月号に至るまで、こういう作品が連載されていたことに驚きを禁じ得ない。優はこれが人生初のオリジナル漫画連載だったらしいが、絵柄は誰かの影響をモロ受けているし、ストーリーは「進撃の巨人」のソフト版のようにさえ感じる。それでも、赤紙到来から出征、戦死、遺族の今後のことなどが、当たり前のように漫画化されている現代という時代を、10年前の私は想像出来ただろうか。2014年連載ということは、戦争法成立以前なのである。作品は決して褒められた出来でない。作者に現代を批判的に観るトータルな世界観があるのかも疑問だ。けれども、漫画は時代のカナリアなのだということをヒシヒシと感じる。カナリアはなぜ自分が炭鉱の奥で死ぬかは知らない。けれども、その存在が我々に未来を知らせてくれる。
    2017年4月23日読了

  • (ネタバレします)
    申し訳ないですが一つ星。
    帯に高橋しん(『最終兵器彼女』の人。自分は『サイカノ』大好き)が推薦コメントを寄せていたんですが、まあ確かに通じる部分が結構ある。けれど、うーん、これは正直ダメだった。
    元々『戦争』は非現実的なものとして描かれていたけれど、この巻で戦死者オンパレードになって、あれよあれよと主人公二人だけ残されることに。まずここが急展開すぎてえって感じ。在庫処分のように殺されるキャラたち…。その過程でキタムラくんが自殺しちゃうのもえーって感じだし、二人だけ残されて明かされる世界の真実もちょっとあまりにも荒唐無稽というかぶっ飛びすぎで、ここまで壮大な設定を持ってくるならもうちょっと伏線張るなりなんなりしないといけないんじゃないの?と思った。ヒニンヤクだけじゃ弱いでしょう。
    んで二人だけになったら朔はあっさり都とセックスするし。んでヤリ逃げするしで、本当に胸糞悪いんですが。
    それで残された都は子供を産んで…って、子供産むって(しかも双子)大変よ?一人でどうやったの?(しかも子供を産むってこと自体理解してない世界観なのに。お腹が膨らんだことをどう頭の中で処理してたの?)
    それで一人であそこまで育てるって可能なのかな…最近親族に子供が生まれて、ちょうどその子の成長を見守ってる時期だから、そこらへんのリアリティにシビアになってしまう。
    なんというか今までの巻は、良くも悪くも雰囲気で押し切れていたんだと思うんですが、まあ予想はしてたけど風呂敷をたたむのに見事に失敗したな、という感想です。その雰囲気は好きだった(そう、やっぱり確かに『最終兵器彼女』っぽい感じだったのか、と帯を見て納得)けど、結局何を焦点にしたい作品だったのかが最後の最後でぐちゃぐちゃになってしまったのかなと思います。残念。

  • 全4巻読了。
    終わり方が哀しすぎる…。
    都ってとても献身的でいい子すぎて、ものすごく強いなと思った。
    失恋。振った人が自殺。兄弟たちの死。ひとりぼっち。
    全部乗り越え家族ができて良かったのかもしれないけれどきつかった。
    戦争の真実は予想外だった。

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