一華後宮料理帖 第三品 (角川ビーンズ文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 187
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041051696

作品紹介・あらすじ

百年もの間ほぼ鎖国状態だった西沙国と、崑国の国交樹立話が持ち上がった。理美は過酷な交渉でお疲れ気味の皇帝・ショウ飛の心身を癒やすため、専属のお夜食係に任命される。名誉ある役目に意気込む理美だが、朱西と一緒に過ごす時間は徐々に少なくなっていく。一方、理美への恋心を自覚した朱西は自分の気持ちを封印しようとするが……? この恋は、忘れないといけない夢だった――。3人のせつない想いが交差する、第3弾!!

感想・レビュー・書評

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  • 料理をテーマにしたシリーズ。今回は西沙国の料理(明らかにインド料理だね)と崑国の料理(こちらは中華料理)の融合の話。崑国にやって来たが、なかなか交易の交渉に応じてくれない西沙国の帝弟と人として心を通わせるため、四夫人、朱西、理美が奮闘する。理美と朱西が互いの恋心を確かめ合うが、許されない恋だと認識する。鳳徳妃の祖父が登場して怪しげな行動を取る。朱西と伯礼の運命が大きく変わるかもしれない。
    よくある陰謀渦巻く後宮物でないところが非常に面白い。物語の展開もよくこなれていて感心する。

  • 大きく話が動いてますます先が気になってきた。
    3人の恋の行方も気掛かりだけど、珠ちゃんの秘密も早く知りたいなあ。

    それから他にも気になるといえば、理美はイラストではいつも華やかな装いだけど、あれで料理したら袖に火が燃え移ったり濡れたりしないんだろうか。
    実はたすき掛けをしているのかもと思ったり。

  • 初めての恋に二人がふわふわしているので、どうなる事かと思いましたが、きちんと自分の仕事と責任を思い出してくれて良かったです。
    立場的には三角関係ですが、りみの気持ちは確定してしまっているので祥飛が切ない。
    各々の成長が見えるので、今後の展開も楽しみです。

  • 回を追うごとに登場人物に深みが出てきます。話の展開もより複雑に絡み合い、先が読めなくなってきました。
    皇帝の成長も好ましく、次巻が気になります‼️

  • これから運命に翻弄されていくんだろな…
    でも、もうこうゆー話読めない…心が乙女でないと…

  • 読みやすく、華やかで、美味しそうで。好きな話です。三品目の料理は早い段階で予想できましたが、シュリの想いが色を添えるというか。四夫人もしっかり活躍してすっきり!
    政治絡みのごちゃごちゃした話は苦手なのでラストの引きはいただけない。重い話は苦手ー。星5は今回までかも。

  • 上司と皇帝との三角関係に、そこに今度は異国の王子が参戦の逆ハーか!?なんて事はなかった(ちょい残念)。それよりも今度は政争が絡んで来そうで、何やら呑気に料理に没頭はしてられないかもよ?

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著者プロフィール

広島県出身。第7回角川ビーンズ小説大賞審査員特別賞受賞。『シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と黒の妖精』にてデビュー。温かく優しい読後感が持ち味で、登場人物の繊細な心理描写も高く評価されている。他著に「封鬼花伝」シリーズ、「箱入り王女の災難」シリーズ、「一華後宮料理帖」シリーズ、『ここは神楽坂西洋館』『仙文閣の稀書目録』などがある。

「2021年 『転生佳人伝 寵姫は二度皇帝と出会う』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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