櫻子さんの足下には死体が埋まっている ジュリエットの告白 (角川文庫)
- KADOKAWA (2017年8月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041052044
作品紹介・あらすじ
「帰ったら、2人で旅行しよう」
突然、東京の兄さんからきた連絡。
2人きりでどこに行けば? と悩む僕、正太郎に、
櫻子さんがきっぱり言った。
「足寄(あしょろ)と網走(あばしり)だ」。
どうやら見たい骨関係の展示があるらしい。
かくして兄さんと櫻子さん、僕という不思議な組み合わせで、
秋の北海道旅行が始まって……。(「ケルヌンノスの妙薬」)
旅の途中で明かされる、正太郎の秘めた想い。
一方、友人の鴻上百合子には、宿敵・花房の影が忍び寄り……。
ここから読んでも面白い、
話題騒然のキャラミステリ決定版!
感想・レビュー・書評
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良いよ、良いよー。
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旅行編は意図がはっきりしない兄の態度をかなり引っ張りモヤモヤ。色々無理があるかなー。
わたしのおうちは~の方は、とんでもないところで次巻へ続く。同人誌のように薄いから次と合わせられたのでは…
磯崎先生をそっと推しておく。 -
周りをじわじわと、縁取りをなんだかゾワゾワとってところから、ぐっと近い距離まで手が伸びてくる。このコントラストは効きますね。周りの話でじんわりとと思っていたところに、不穏な主人公の周りの動き。でもって、一気に近いところに及ぶ毒牙。なもので、読んでいる方も一緒に防御の体制が取れていない状況で、ぐっときます。で、続くと来たもんだから、こいつは、すわ、クライマックスかというテンションが上ります。
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「帰ったら、2人で旅行しよう。」
兄からの突然の誘いに正太郎は戸惑う。その話を櫻子さんにすると骨関係の展示がある足寄と網走の地を提案され、何故か櫻子さんも同行することになる。果たして3人での旅行は、どのような影響をもたらすのか。
突然旅行に行こうとした兄の思いがなかなか分からなかったけど、いざ知ると自分も長女なこともあり納得できる部分があった。しかし、正太郎の中にも
しっかりした考えがあり兄弟で思いが伝え合うことができて良かったと思う。 -
お兄さんがいきなりがっつり登場して、この旅設定はちょっと唐突ではある。旅ということで、全巻通じて描かれる北海道グルメや風物詩を楽しんだ。今までで一番ええ!?なto be continued..、刊行時は気になって仕方なかっただろうな。
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旭川が題材のミステリーというから読んでみたけど、ライト過ぎて話にのめり込めないで終わってしまった。続きを読む気にもならない。主人公の語りが馴染めません。