櫻子さんの足下には死体が埋まっている ジュリエットの告白 (角川文庫)

  • KADOKAWA
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感想 : 32
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041052044

作品紹介・あらすじ

「帰ったら、2人で旅行しよう」
突然、東京の兄さんからきた連絡。
2人きりでどこに行けば? と悩む僕、正太郎に、
櫻子さんがきっぱり言った。
「足寄(あしょろ)と網走(あばしり)だ」。
どうやら見たい骨関係の展示があるらしい。
かくして兄さんと櫻子さん、僕という不思議な組み合わせで、
秋の北海道旅行が始まって……。(「ケルヌンノスの妙薬」)
旅の途中で明かされる、正太郎の秘めた想い。
一方、友人の鴻上百合子には、宿敵・花房の影が忍び寄り……。

ここから読んでも面白い、
話題騒然のキャラミステリ決定版!

感想・レビュー・書評

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  • やはり私には正太郎も百合子も好きになれず困る。お兄さんとの旅行も唐突すぎて、なぜそこに櫻子さんが、と思いつつ、まぁ彼女なら…とも思いつつ。後半一気に物語が展開したので、次が楽しみになってきました♪

  • 良いよ、良いよー。

  • 旅行編は意図がはっきりしない兄の態度をかなり引っ張りモヤモヤ。色々無理があるかなー。
    わたしのおうちは~の方は、とんでもないところで次巻へ続く。同人誌のように薄いから次と合わせられたのでは…
    磯崎先生をそっと推しておく。

  • 正太郎のお兄さん初登場。
    櫻子さんの傍にいたいだけで進路決めたんじゃないかとか聞きたいのに、一緒に旅行に行くことになったのが櫻子さんじゃ困るよね。おまけに色々変なことに首は突っ込む、マイペースだし。
    旅行中に遭遇した事件、DV被害者の母親が全ての元凶。娘も母親を見捨てる事ができれば悲劇は起こらなかったんだよね。難しいだろうけど。戸籍も無くずっと生きていくことになったんだから、ある意味罰は受けたよね。
    そして花房絡みで子供が誘拐されて、鴻上も絡んでいて。

  • 周りをじわじわと、縁取りをなんだかゾワゾワとってところから、ぐっと近い距離まで手が伸びてくる。このコントラストは効きますね。周りの話でじんわりとと思っていたところに、不穏な主人公の周りの動き。でもって、一気に近いところに及ぶ毒牙。なもので、読んでいる方も一緒に防御の体制が取れていない状況で、ぐっときます。で、続くと来たもんだから、こいつは、すわ、クライマックスかというテンションが上ります。

  • 【再読】正太郎のもとに兄・篤志から、二人で旅行しようという連絡が入る。行き先を悩む正太郎に櫻子が告げたのは足寄と網走。櫻子とともに道東を目指すことになった兄弟が旅先で出会ったものは…。親戚の家で聞いた失われた鹿の頭部に纏わる謎に迫る第壱骨。オチが微笑ましい。網走の博物館で見た、三百年前の『引き裂かれた二人』の遺骨展示に端を発する悲劇を描く第弐骨。救いがなくて心が痛い…。いいちゃんと百合子に危機が迫る第三骨。やつれるほど疲弊していたはずの百合子に何が起こったのか心配でならない。シリーズ初の”次巻に続く”。

  • 「帰ったら、2人で旅行しよう。」
    兄からの突然の誘いに正太郎は戸惑う。その話を櫻子さんにすると骨関係の展示がある足寄と網走の地を提案され、何故か櫻子さんも同行することになる。果たして3人での旅行は、どのような影響をもたらすのか。

    突然旅行に行こうとした兄の思いがなかなか分からなかったけど、いざ知ると自分も長女なこともあり納得できる部分があった。しかし、正太郎の中にも
    しっかりした考えがあり兄弟で思いが伝え合うことができて良かったと思う。

  • 兄弟旅行feat. 櫻子。博物館ですり替えられた本物の人骨の謎を解く。 すっかり兄の存在を忘れていたので突然出てきてびっくりした…。兄は普通の感覚の持ち主なんだなぁ。そして鴻上が真のラスボスでいいんじゃないかと思い始めた…

  • お兄さんがいきなりがっつり登場して、この旅設定はちょっと唐突ではある。旅ということで、全巻通じて描かれる北海道グルメや風物詩を楽しんだ。今までで一番ええ!?なto be continued..、刊行時は気になって仕方なかっただろうな。

  • 旭川が題材のミステリーというから読んでみたけど、ライト過ぎて話にのめり込めないで終わってしまった。続きを読む気にもならない。主人公の語りが馴染めません。

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著者プロフィール

北海道札幌市出身。2012年まで旭川市在住。小説投稿サイトE★エブリスタにて作品を発表し、高い筆力で人気となる。同年、「櫻子さんの足下には死体が埋まっている」にて、E★エブリスタ 電子書籍大賞ミステリー部門(角川書店)優秀賞受賞(Eleanor.S名義)。他に、怪盗ロワイヤル小説大賞 優秀賞、E★エブリスタ×『カルテット』小説コンテスト 大賞を受賞。著作に「昨日の僕が僕を殺す」シリーズ、「涙雨の季節に蒐集家は、」シリーズ(共に角川文庫)などがある。

「2022年 『後宮の毒華』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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