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- Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041052075
作品紹介・あらすじ
戦場カメラマンの長井は、東日本大震災で被災した妻の行方を捜すうち、被災地に蔓延する新興宗教「まほろば教」の暗部に肉薄してゆく。妻の失踪に隠された衝撃の真実とは―!?
感想・レビュー・書評
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『……の証明』が積まれていたことは知っていて、どんな話なのかなーと手に取った一冊。
ドラマ化された『人間の証明』を読んでいないから何とも言えないけれど、集大成って名付けるにはどうかなと首を捻る。
主人公のジャーナリズムと俳句の組み合わせが一番良くて、阪神淡路や3.11に直面した人間の、精神的な厳しさと、それが言葉によって共感されるというすごさが描かれる。
肝心の想い人、妻の失踪と、まほろば教と原発のミステリーパートについては、そんな上手いこと符号していくか⁉︎と感じてしまった。
人に注視しながら、偶然任せという展開が、この一冊の中ではチグハグに思えた。
なかなか厳しいレビューですが、まぁ、致し方なし。
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