ただいまが、聞きたくて (角川文庫)

著者 : 坂井希久子
  • KADOKAWA (2017年3月25日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041052099

作品紹介

埼玉県大宮の一軒家に暮らす和久井家は、両親と娘2人の4人家族。どこにでもあるごく普通の家族に起こった出来事。バラバラになった家族の絆は果たして再生できるのか。不器用でいびつな一家の感動の物語。

ただいまが、聞きたくて (角川文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 崩壊寸前の家族の再生までの物語。皆それぞれが、様々な過去や思い、苦しさ、葛藤などを抱えていて、それらをひとりで抱え込んでしまうがゆえに、皆それぞれがすれ違ってしまう。だが、ある出来事をきっかけに、不器用でいびつだった家族がひとつになっていく。やっぱり思い込みって不確かで危険なもので、話してみなきゃわからないことのほうが多い。みんな誰だって一生懸命生きてる。みんな同じでみんな違う。もっとそれぞれがそれぞれを認め合えるようになったらいい。読了後、登場人物が皆愛おしく感じた。

  • 17歳の誕生日当日にフラれた女子高生。傷心の彼女は見た目さわやかなオッサンから「ぱんつを譲ってくれませんか」と声をかけられて唖然呆然。こんな女子高生を皮切りに、彼女の姉、祖母、姉の恋人、母、父の目線で語る短編連作集。私にとっては坂井希久子といえば『泣いたらアカンで通天閣』と『ヒーローインタビュー』。通天閣やら阪神タイガースやらをテーマにした作品のほうが大阪人としては嬉しいけれど、標準語ばりばりの本作も◯。一見ノーテンキでも、誰でも悩みを胸に生きている。最終章の父目線の部にはウルッときました。家族再生。

  • マニアックで衝撃的な冒頭に流されてしまった。なんとなく物語の流れがつかみ難い印象を受けたが、次回作に期待してしまう何かはあった。
    あらすじ(背表紙より)
    埼玉県大宮の一軒家に暮らす、和久井家。一見幸せそうに見える家族だったが、高2の次女は彼氏にフラれて非行に走り、ひきこもりの長女はBL趣味に夢中、商社勤務の父は社内で不倫、そしてキャバクラで働く母は家事を放棄。どこにでもあるごく普通の家族に潜む問題が次々と噴出していく。やがて和久井家を思いがけない事態が襲い…。不器用でいびつな家庭の崩壊から再生までをリアルかつ鮮烈に描いた、心温まる感動の物語。

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