- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041052150
作品紹介・あらすじ
怪談蒐集家・中山市朗が満を持して放つ、本当に怖い話だけを厳選した百物語、第二弾。逆さに連なる首を切られたカラスの死骸、お札を貼られた井戸に潜むモノ、誰もいないはずの学校に現れる赤いジャージの少年、深夜の霊園からかかってくる電話……。「霊感はない」と断言する著者が、曰くつきのログハウスで行なった怪談会の顛末や自宅で遭遇した怪異も収録。日常の風景がぐらりと揺らぎ、忌まわしいものが忍び寄る――。
感想・レビュー・書評
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取り憑いたはずなのに、霊の方から逃げたくなる生身の人間の方が気になり、思わずクスッと笑ってしまいました。
忌まわしさや怖いというより、不思議で面白いなぁと感じました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
なかなか怪談というか、それ以外の味わいのある話も多く楽しめる?一冊だった。
心霊系推理?の『嘘をつけ!』、被害が甚大ながらなぜか可笑しさ?のある『バルサンはダメ』、日本昔話感が強い『赤い顔』『張り手』『守り神』『楽屋童子』。
もちろん、禍々しさのある怪談もある。
一見本物の人間のように見えるが、それにしては状況がおかしいというのは怖い。典型的な佇む女よりも、どこかに隠れていた時にみえる通りすぎていく無数の人の足、しばらくおかしいと気づかない、本当の人間にしかみえない自然な怪異。
バラエティ富んだ実話怪談としては結構良い一冊だった。
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面白かった。
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怖いの揃ってました。
100話って読み応えありますね。
一つ一つは短い怖い話なのに… -
鉄扉のところでかくれんぼする話は、本人目線だとトラウマになると思う。
しかし、廃墟であれ不法侵入はダメでしょ。
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じわじわと怖かった。
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<目次>
略
<内容>
安定の怪談集。ゾクッとするものも多いし、?となるものも…。6集くらい出ているので、読み通さないと…。 -
怪談蒐集家・中山市朗が満を持して放つ、本当に怖い話だけを厳選した百物語、第二弾。逆さに連なる首を切られたカラスの死骸、お札を貼られた井戸に潜むモノ、誰もいないはずの学校に現れる赤いジャージの少年、深夜の霊園からかかってくる電話……。「霊感はない」と断言する著者が、曰くつきのログハウスで行なった怪談会の顛末や自宅で遭遇した怪異も収録。日常の風景がぐらりと揺らぎ、忌まわしいものが忍び寄る――。
実話怪談集。一話一話はとても短いのですらすら読めるんだけど、何故かそれがかえって読み辛いのか思ったより時間がかかってしまった。
内容としては本当にネットとかでもよく見るタイプの怖い話集。何が怖いの?って話から、そこそこなモノまで多彩。でも別に目新しい怖さは無かったな。ちょっと肩すかし。実話怪談故に面白いオチがあるわけでもないのが寂しいところ。 -
買ってから夏が来るまでずっと積ん読状態にしておいた。やっぱり夏と言えば怪談ですよね。
表題の赤い顔はどこかで読んだことがあった気がしたけど、さてどこだっただろうか。
心霊現象の確認されたログハウスでの怪談会、さすが中山さん。私はこうして作品として楽しむだけで満足できるタイプなので度肝を抜かれた。