- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041052594
作品紹介・あらすじ
化生の血を引き、類い希なる力を持つ陰陽師―安倍晴明。
ある日依頼で訪れた屋敷で、恋人の男に取り憑いた女の霊を祓う。漂っていたのは妙に甘く、死人を思わせる香り――それは女を亡くして嘆き悲しむ両親に、とある陰陽師が授けた香らしい。不審に思う晴明に、今度は宮腹の中納言という帝の血を引く貴族から、禁域の沼の前で瀕死の状態で見つかった息子を助けて欲しいと依頼がくる。ある陰陽師が息子の命を繋いだが、目覚めた息子の様子がおかしいという。
「夢に出てきた不動明王が安倍晴明に請え」と告げた、という中納言の言葉をいぶかしむ晴明の前に、禁域の沼の主・みずちが現れ――!? そして見え隠れする謎の陰陽師の目的とは?
新説・安倍晴明伝第5弾!
感想・レビュー・書評
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今回は比較的、晴明が元気で、ユーモア部分をたっぷり楽しめる。
榎岦斎や雑鬼との、コミカルなやり取り。十二神将たちとの、当人は冷ややかなのに、はたからは笑える応酬。安倍邸から追い出された雑鬼たちの姿には笑う。
若菜とのいじらしい関係にもほっこり。ただ、そろそろ進展がほしく、じれったい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
歴史ファンタジー単行本。
宮仕えでどこか疲れたサラリーマン風情漂う安倍晴明。
完成された陰陽師ではなく、成長過程の人として描かれ、親しみを持って読みすすめられます。
平安時代の貴族や陰陽の世界をたのしめる作品です。(コワくて眠れないということはないと思う)
仄かな恋の行方も気になるところ。
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図書館で借りて2018年12月10日読了。
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好き
若菜とじい様どうやってくっついたんだろうか……?
両片思いがもどかしいけどニヤニヤする -
ジャケ買いならぬ装丁買いでした‼︎
そしたらシリーズでたくさん出てたっぽいですねw
恨みつらみを陰陽師安倍晴明が祓っていくお話し。
恨みや願いをよくよく伝わるように行間の空きが多くて、文字が少ないから、あっっっっという間に読めてしまいましたw
時代物の言葉遣いや表現を久しぶりに目にする事ができて楽しめました。 -
ちょっとした雑鬼との絡みとか面白いところはあるけれど、メインの大きな流れとしてグッとくる部分がない。雰囲気ある言葉がするするつらつら滑っているだけに思える。少年陰陽師シリーズは好きなんだけどな。
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想像の世界と現実世界。安倍晴明の世界。遠くて遠くて心に響かない。