憧れの作家は人間じゃありませんでした (1) (角川文庫)

  • KADOKAWA (2017年4月25日発売)
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本 ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784041052624

作品紹介・あらすじ

文芸編集者2年目の瀬名あさひは、憧れの作家・御崎禅の担当となる。映画好きで意気投合するものの、彼は実は吸血鬼であり、人外の存在が起こした事件について、警察に協力していることがわかる。捜査より新作原稿を書いてもらいたいあさひだが、警視庁から様々な事件が持ち込まれる中、御崎禅がかつては人間であったこと、そしてそこに秘められた悲しい過去を知っていく。第2回角川文庫キャラクター小説大賞≪大賞≫受賞作。

感想・レビュー・書評

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  • 偶然ですが、4つ前に読んだ「妖奇庵夜話」によく似た設定だった。流行りなのかな。

    一言でいえば、妖怪が妖怪がらみの事件を解決していくというもの。なぜかどちらも座敷童が登場。人気キャラなのかな。
    「妖奇庵夜話」より、こちらのほうが軽め。
    1冊で3話入っているので展開も早くサクサク進むし、とても読みやすい。
    女性向けのライトノベルっぽい内容。
    軽めの読み物が欲しいときには良さそう。

    主人公は映画好きの新米女性編集者。
    好きな映画を言ってみろと言われて次々に挙げるのだが、その中で「キサラギ」なんてマイナーな邦画が出てきて驚いた。
    この作者とはいい酒が飲めそうだ。下戸だけど。

    同じ著者の「高槻シリーズ」というのも読んでみようかな。
    怪異っぽい話なのに、実際には怪異が出ない方が好みなんで。

    そもそもなぜこの本を”アマゾンの後で買う”にポチっとしておいたのか、自分でも謎?
    マリモさんのレビューきっかけだったかなぁ。

    • マリモさん
      土瓶さん
      あれっ、私のレビューでしたか?笑 ありがとうございます。
      高槻彰良シリーズは、怪異大好きな民俗学の准教授と、実際に怪異にあって異常...
      土瓶さん
      あれっ、私のレビューでしたか?笑 ありがとうございます。
      高槻彰良シリーズは、怪異大好きな民俗学の准教授と、実際に怪異にあって異常な聴力を持つようになった学生のペアがいいのですよ。
      いずれもラノベで、サクッと読めて楽しめるシリーズでした!
      2022/12/24
  • 憧れの作家御崎禅の担当になれた瀬名。その作家の正体は実は…ってよくある吸血鬼の設定だったけど、イヤなミステリー感もバンバイア感もなく楽しめる作品になってた。次作も楽しみ。

  • Amazonオーディブルで聴いた。

    一度挫折して、もう一度聴いたら何とか最後まで聴けた。
    主人公がちょっとウザい。

  • 高槻准教授のほうからやってきました。
    異界側からの視点とてもおもしろいです。
    林原〜おまえこんなとこにおったんか〜

  • 私はスゴく好きなタイプの本でした!
    登場人物達の一癖も二癖もある性格も、著者の描写の仕方も、設定も良かったです。
    「ミステリー」という部類に入るのかなとは思うのですが、ミステリー好きにオススメするよりかは登場人物、いわゆるキャラクターを好きになれるかどうかも大事な判断基準だと思います。
    一先ず、面白かった。私の感想はこの一言に尽きます。読んでもらえると嬉しいです。ちなみに、シリーズです。
    以上、ここまで読んでくださりありがとうございました。

  • 人がおすすめしているのを聞いてちょっと気になっていたシリーズ作品。吸血鬼に座敷童に、ファンタジー要素もあるけど、かなり読みやすかった。アニメ化しても面白そうだなぁ。御崎先生の人生が切ない。夏樹やあさひ等、味方になってくれる人たちがずっとそばにいてほしい。

  • 『准教授高槻彰良』シリーズを先に読んでいたので、異捜のことやさよさんが出て来たのが、とても嬉しい
    なつきくんの出番も多いし。
    こちらのさよさんの正体にはビックリしたが。

    映画のことも沢山出てきて、映画好きな私には、とても興味深い
    続きが楽しみ。

  • 予想をちょっと裏切る面白さだった。
    ほろ苦い。けど、ユーモラス。

  • 1〜2巻まとめて読了。

    つながっ…!繋がったー??!!高槻先生のとこと世界観一緒だよ?!ウワーッ!!

    文芸編集者2年目の瀬名あさひは、憧れの作家・御崎禅の担当となる。映画好きで意気投合するものの、彼は実は吸血鬼であり、人外の存在が起こした事件について、警察に協力しており…って、この警察の担当者に異捜の彼が出てくるんですよ…!めっちゃいいやつだと思ってたけど、やっぱりいいやつだった…!!
    そして最近の「高槻教授」シリーズで”吸血鬼の協力者”がいる、みたいなこと書いてあって「この人また出てきそうだなぁ」とか思ってたら、こちらが刊行先でしたね!スミマセン!!
    わー、そのうち高槻先生のところとクロスオーバーしてくれそうで、今からわくわくが止まらない。

    主人公のあさひちゃんがまたとってもいい子で、本人はベストオブ平均だって気にしてるけど、こんな周りが「助けてあげたくなる」子もなかなかいないと思う。そりぁのっぺらぼうも嫉妬するわ。

    ライトな読み口で読みやすいし、「高槻教授」シリーズのファンなのもあって、最初から最後まで楽しんで読めました。3巻も楽しみ…!

  • 『准教授・高槻彰良の推察』シリーズより以前の作品なのですが
    リンクがあり、どちらも読んだ人間にとっては思わず、なるほど
    ここでつながるんだなと、にやりとさせられる作品になっています。
    夏樹さんがいい人です。
    主人公の女性が少しにぎやかで一人暴走気味で、初めは読んでいて
    しんどく感じましたが、慣れてくると素直でいい人なんだなと気づき
    最後まで読めました。御崎先生もクセ強ですが、慣れると可愛らしい面も
    ありました。

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著者プロフィール

神奈川県横浜市出身、在住。2016年に『憧れの作家は人間じゃありませんでした』で第2回角川文庫キャラクター小説大賞《大賞》を満場一致で受賞し、デビュー。同作はシリーズ化され1~3巻を数える。21年夏、「准教授・高槻彰良の推察」シリーズが実写ドラマ化され話題に。キャラクター文芸界再注目の作家。

「2023年 『憧れの作家は人間じゃありませんでした4』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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