憧れの作家は人間じゃありませんでした (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 696
感想 : 58
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041052624

作品紹介・あらすじ

文芸編集者2年目の瀬名あさひは、憧れの作家・御崎禅の担当となる。映画好きで意気投合するものの、彼は実は吸血鬼であり、人外の存在が起こした事件について、警察に協力していることがわかる。捜査より新作原稿を書いてもらいたいあさひだが、警視庁から様々な事件が持ち込まれる中、御崎禅がかつては人間であったこと、そしてそこに秘められた悲しい過去を知っていく。第2回角川文庫キャラクター小説大賞≪大賞≫受賞作。

感想・レビュー・書評

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  • 偶然ですが、4つ前に読んだ「妖奇庵夜話」によく似た設定だった。流行りなのかな。

    一言でいえば、妖怪が妖怪がらみの事件を解決していくというもの。なぜかどちらも座敷童が登場。人気キャラなのかな。
    「妖奇庵夜話」より、こちらのほうが軽め。
    1冊で3話入っているので展開も早くサクサク進むし、とても読みやすい。
    女性向けのライトノベルっぽい内容。
    軽めの読み物が欲しいときには良さそう。

    主人公は映画好きの新米女性編集者。
    好きな映画を言ってみろと言われて次々に挙げるのだが、その中で「キサラギ」なんてマイナーな邦画が出てきて驚いた。
    この作者とはいい酒が飲めそうだ。下戸だけど。

    同じ著者の「高槻シリーズ」というのも読んでみようかな。
    怪異っぽい話なのに、実際には怪異が出ない方が好みなんで。

    そもそもなぜこの本を”アマゾンの後で買う”にポチっとしておいたのか、自分でも謎?
    マリモさんのレビューきっかけだったかなぁ。

    • マリモさん
      土瓶さん
      あれっ、私のレビューでしたか?笑 ありがとうございます。
      高槻彰良シリーズは、怪異大好きな民俗学の准教授と、実際に怪異にあって異常...
      土瓶さん
      あれっ、私のレビューでしたか?笑 ありがとうございます。
      高槻彰良シリーズは、怪異大好きな民俗学の准教授と、実際に怪異にあって異常な聴力を持つようになった学生のペアがいいのですよ。
      いずれもラノベで、サクッと読めて楽しめるシリーズでした!
      2022/12/24
  • 憧れの作家御崎禅の担当になれた瀬名。その作家の正体は実は…ってよくある吸血鬼の設定だったけど、イヤなミステリー感もバンバイア感もなく楽しめる作品になってた。次作も楽しみ。

  • 私はスゴく好きなタイプの本でした!
    登場人物達の一癖も二癖もある性格も、著者の描写の仕方も、設定も良かったです。
    「ミステリー」という部類に入るのかなとは思うのですが、ミステリー好きにオススメするよりかは登場人物、いわゆるキャラクターを好きになれるかどうかも大事な判断基準だと思います。
    一先ず、面白かった。私の感想はこの一言に尽きます。読んでもらえると嬉しいです。ちなみに、シリーズです。
    以上、ここまで読んでくださりありがとうございました。

  • 人がおすすめしているのを聞いてちょっと気になっていたシリーズ作品。吸血鬼に座敷童に、ファンタジー要素もあるけど、かなり読みやすかった。アニメ化しても面白そうだなぁ。御崎先生の人生が切ない。夏樹やあさひ等、味方になってくれる人たちがずっとそばにいてほしい。

  • 予想をちょっと裏切る面白さだった。
    ほろ苦い。けど、ユーモラス。

  • 読みやすい。「准教授・高槻彰良の推察」を先に読みましたが、同じ世界観なんですね。よい。

  • 何となくで読んだけど、この本は掘り出し物かもしれない。全4巻のようで手軽に読めそうだし、続きが気になるので多分最後まで読むと思う。楽しみ。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/791261

  • ほぼ漫画ですね。
    セリフのあとに小さい「っ!」がつくのって個人的には苦手。
    憧れていた作家が実は吸血鬼だった…ってお話ですが、吸血鬼のなんでもこなせる感がすごい。被害者の血を飲めば直前の映像がテレビに映せるとか、6階まで軽々ジャンプ出来るとか、人の心も読めちゃうとか。
    作家である必要はあったのか…
    あさひがわちゃわちゃしてて苦手なタイプ。
    中学生のときとかに読んだらハマったであろう作品。おばちゃんには若すぎましたf^_^;

  • 『高槻彰良の推察』の中でこちらの作品の人物が登場していたのでこちらも読んでみました。

    出版社で働く主人公が新たに担当になった憧れの作家御崎禅は実は吸血鬼。人外のものが起こす事件では警察に協力し、人間社会の中で生活をしている。
    作家の家に出入りする警察官林原夏樹が『高槻彰良の推察』で登場した人物で同じ世界観の中で違う物語が読めるのは世界が広がって面白いです。

    話が進むにつれて御崎が何故吸血鬼になったのか、警察との複雑な関係等々が明かされて切なくなりましたが主人公と林原の明るさに救われます。

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著者プロフィール

神奈川県横浜市出身、在住。2016年に『憧れの作家は人間じゃありませんでした』で第2回角川文庫キャラクター小説大賞《大賞》を満場一致で受賞し、デビュー。同作はシリーズ化され1~3巻を数える。21年夏、「准教授・高槻彰良の推察」シリーズが実写ドラマ化され話題に。キャラクター文芸界再注目の作家。

「2023年 『憧れの作家は人間じゃありませんでした4』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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