- Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041052679
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
近未来の労働争議?
現在の企業の人手不足、少子化による大学の定員割れ対策や奨学金返済の負担の問題を考えると、こういった人身売買的な施策は充分あり得る話だと思う。
でもストーリーとしては私にとってはあまり面白くなかった。 -
近未来小説。東京オリンピック後の東京で、親の虐待から逃げ、名前を変えた仮部は、仕事に来なくなった外国人を探して戻るよう説得するような仕事をしている。2019年の移民法の改正によって外国人労働者は急増した。「東京デュアル」は働きながら学べる学校なのだが、ここには問題があり・・・
うーむ。ハイテク近未来小説かと思っていたら、労働問題小説だった。
同一労働同一賃金などの様々な問題がクリアーできている「東京デュアル」がどんな問題を引き起こしているのか、すぐそこにあ理想なリアリティを感じる。
ただ、あまりストーリに耽溺するというほどではなかった。技巧に走り過ぎてる感あり。
小説というより、労働について考えたい人のための本という感じだった。面白い小説を読んで、その結果ある社会的な問題について学べるのはとても良いことだけれど、社会的な問題について学んでいるおまけに小説がついている感じなものは、あまり自分の求めている娯楽ではないような気がする。 -
”「2020」を生きる我々の、希望になる。”ってなオビの煽り文句には納得いかないなぁ
-
何があっても生き延びられるよう、知恵と身軽さを手に入れたいと思った。
-
東京オリンピックが終わって3年後の日本。働き方、移民、奨学金などの問題を描いています。登場人物の描き方が薄めなので一人一人の輪郭がぼやけてしまっている感じでした。
-
49オリンピックは残念ながら無理やろうねえ。でもお話しはよく出来てる。こう言うヒーローはウエストゲートパークみたいでいいね。