うちの執事に願ったならば 2 (角川文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041052723

作品紹介・あらすじ

当主と大学生、二足のわらじで奮闘する花穎のもとに届いた晩餐会の招待状。赤目とともに訪れたその会場で、招待客の一人が倒れる事件が発生! 真相究明に乗り出す花穎に対して、執事の衣更月は――!?

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ第11段。
    若い執事と、まだ未成年の当主の主従関係を日常の事件や出来事を通して描かれている作品。
    短編連作。
    今回は、花頴が大学の実習で行った先の美術館で起きる事件、当主として招かれた晩餐会で毒殺未遂事件、他家の遺産の絵画が破壊される事件など、盛りだくさん。
    事件や外での出来事を通して、花頴が成長していく。
    通常の主従関係というより、お互いに競い合っているような関係になっている2人の今後はどうなるのか、続きが待ち遠しい。

  • お金持ちの坊っちゃん、というだけで
    普通の人と同じように過ごすことのいかに困難なことか。
    普通の大学生のように扱ってもらえないのはわかるようでわからない世界ですね。
    まぁ、暗黙の了解など知る由もないことですし…
    花穎がわからずとも仕方ないかと。

    今回も色々な経験をしつつ、
    少しずつ成長している感じで
    微笑ましく楽しんで読ませてもらってます。

    鳳と峻が使用人同士として話す感じもなんだか新鮮でした。

    次読むのも楽しみです。

  • いつもの雰囲気の違う話が多かったなぁと思う
    でも面白かった〜!
    毒の話とかね、マジで驚き

  • 頭は高速回転してるのに、何故かお馬鹿な感じを醸し出す花穎。相変わらずに見えますが、ほんのり成長しているようで嬉しい。
    はっきりと区別された主従関係はいつみても新鮮です。

  • 花頴がだんだん当主らしくなってきた。
    晩餐会の事件の理由が上流階級の方達らしくて面白かった。

  • この二人のもどかしいような、ほほえましいような関係が好きです。

  • お互いのことを理解してるのだかしてないのだか、阿吽の呼吸になってきてるのにいつまで経ってもみぞみぞするふたりだなあ! 願ったならばになってからのふたりはますます好き。

  • 仕事中に読むには厚さがちょうど良い軽いミステリ。(^-^;

  • 自分を甘やかすのは、簡単なことだけど、他人を叱る・褒める・頼みごとをすることは、本当に難しいこと。
    あとから、もっとこう言えばよかったなとか思い返してしまいます。
    主人公の成長を感じます。物語の穏やかな時間の流れを感じることができる作品です。

  • シリーズ最新作。
    タイトルも変わって2作目になる。第3話が一番面白かった。

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著者プロフィール

茨城県出身。芝浦工業大学工学部機械工学科卒業。1999年『銀の檻を溶かして』で第11回メフィスト賞を受賞しデビュー。著作に、デビュー作を始めとする「薬屋探偵」シリーズ、「ドルチェ・ヴィスタ」シリーズ、「フェンネル大陸」シリーズ(以上、講談社)などがある。2019年5月に「うちの執事が言うことには」が映画化された。

「2023年 『雨宮兄弟の骨董事件簿 2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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