災神

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 32
レビュー : 9
  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041052754

作品紹介・あらすじ

絶対絶命、希望なし。気鋭の作家が放つ迫真のパニック・サスペンス!

島根県出雲市は、ある一瞬を境に瓦礫の山となった。TVに映し出される光景に誰もが息を呑むが、原因は不明のまま。局地的な天災か、北朝鮮のミサイルか、テロか!? 先遺隊として送り込まれた陸上自衛官の新野は、風変わりな子どもアキラと技術者の天音に出会う。彼女が勤務する巨大な研究施設で起きた“予測不能な事態”を知った新野は震撼する――。街が封鎖され通信手段がない中、唯一つながったTwitterには、最新のニュースや、救出を待つ人がいそうな場所などさまざまな情報が寄せられる。見知らぬ人々の祈りのもと、生存者たちは立ち上がるが……。
すべてを呑みこみ、破壊する。圧倒的な絶望を前に、人間が立ち向かう術はあるのか?

感想・レビュー・書評

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  • 謎のナニカの来襲によって地方都市が壊滅、孤立した少数の生き残り市民と自衛隊の新兵が脱出を図る…という、ゴジラ感満載のストーリーだけれども、舞台は出雲! よく知った街が蹂躙されていくのはなかなか恐怖。これからに期待したい作家。

    • mojohand37さん
      面白そうだな。儂も読んでみよ。
      面白そうだな。儂も読んでみよ。
      2018/06/15
    • mamiminaさん
      まだまだな面もあるけど、おもしろかった
      まだまだな面もあるけど、おもしろかった
      2018/06/15
  • 出雲市街地が何者かに襲われる 陸自の米子駐屯地から 派遣された 飯島、新野達は 出雲に そこには ミズチと呼ばれる怪物が暴れていた 米軍も助けに来てくれ 1㎞もの巨体を持つミズチト戦い 奇跡的に助かり 生存者探しをする

  • 出雲沖の深海から甦った災神。
    それは街を一夜にして破壊し、出雲は孤立する。
    政治的・会社的な理由で状況は秘匿され、救出に向かった自衛隊員たちは殲滅。生き残った隊員のツィートだけが現地の状況を伝え、彼はヒーローとしてネット上で支持を得ていく。
    パニックサスペンスとして上々。細かい齟齬はあるが勢いがあるので気にならない。

  • 序盤1/3ほど読んだところ。
    福島原発事故を下敷きにしたシンゴジラを、さらに下敷きにしたような小説。
    話のクオリティ的にもラノベに毛が生えたものとして読む程度かと。「塩の街」とかに似てるかな。
    以下ネタバレ。

    ---------

    「既存の進化系統樹に当てはまらない古代の巨大水生生物が、人間の活動が原因で目覚めて上陸し街を瓦礫の山にする。その生物は荒ぶる神のように描かれ、日本神話から取った名前で呼ばれる」
    という流れがまずシンゴジラに似すぎている。「一度大規模な破壊を行ったあと活動を停止し海に戻る」など細部のプロットまで同じで、これはやり過ぎではと感じた。

    また「国策・国家プロジェクトであった新エネルギー開発の途上で荒ぶる神が目覚めかけた。冷却を続けなければ目覚めて暴れ出すものと分かったが、結局制御不能になる。初動が政府の隠蔽と責任逃れにより遅れる」と原発事故に重ねる描写が鼻に付く。
    こんな「設定」でしかない部分についてまで似せてくる必要はあるのだろうか。作者の思想の押し付けなのではと感じさせられる。それとも最後まで読めば回収される伏線か?

    市内の被災者と自衛隊員と政府関係者の動きが、どの出来事がどの時刻というふうに厳密に決められて進行するという演出手法もシンゴジラでやっていたのと同じ。
    今のところそういう真似や類似点ばかりでこの小説のオリジナリティを感じられる箇所が少ない。テンポよく読めるのでまあ面白いけれど、やはりラノベレベルか。

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    半分まで読んだ。どんどん評価が落ちる。
    まず病院に着いてからの主人公がバカすぎ。
    かわいい女の子にやたらと執着し米軍兵器みてのんきに興奮してるだけのアホに成り下がり、それまでの章のキャラが崩壊している。

    所々ご都合主義が目立つ。
    なぜコルビーが日本語設定のスマホをいきなり操作できたのか。主人公がターゲティングレーザーの英語説明をなぜ読めたのか。
    天音が軍事用語混じりの英語をすんなり理解できているのもおかしい。
    子供が物怖じし無さすぎて違和感しかない。もっと怯えて動けなくなるなどするのが普通のはず。

    文章力の欠如。
    キャラのセリフが非現実的。とくに子供のセリフがぜんぜん子供の発言じゃない。作者はアニメの見すぎだとおもわれる。
    「ミズチは人間を意図的に人間を襲っている」あたりの会話なんか中学生が考えた劇みたいで読んでられない。
    軍事描写も微妙だが、生物の行動についての考察が雑すぎてアホ。そんな簡単に結論出せるわけないだろうがと。作者の見識の狭さが感じられる。
    何かが起きるたびにいちいちアニメやゲームの文脈で例えるのがうざい。
    あと、「ケツが4つ割れる訓練」って何回言ったら気が済むんだ。飽きるわ。

    米軍の作戦行動が作戦と呼べないほどの愚かしさで酷い。
    なぜいきなり人的損害リスクの高い揚陸を実行するのかまったく謎。コルビーを救助しに来たわけでもないし(救助するとしたらヘリで接近するはず)。
    しかもその歩兵がろくな装備を持ってない。戦闘機を落とす敵を相手取るのになぜライフルしか持たないのか。もっとロングレンジの対物兵器を使えと。
    作戦としてはヘリや航空機での空爆で徹底的に面制圧するのが筋だろう。燃料気化弾頭でも打ち込めばいいのではないか。とにかく遠距離から攻撃できる強みを全く生かしていないのがアホすぎる。

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著者プロフィール

1976年生まれ。世界に通用する優れたオリジナルの小説作品を発掘、 その作家の育成を目的として2010年度より開催された「ゴールデン・エレファント賞」の大賞を『クイックドロウ』で受賞してデビュー。選評では「圧倒的な筆力、緻密な構成力など、明らかに他の作品より大きく抜きん出てていた/英語に翻訳しても作品の魅力が損なわれない」と絶賛された。ミステリ、SF、ホラーなどジャンルを超えて、大きなスケールの物語を愛している。

「2017年 『災神』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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