黄金仮面,D坂の殺人事件 (角川文庫 緑 53-4)

  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (449ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041053041

作品紹介・あらすじ

ゾッとするほど無表情な金属製の顔、シューシューという妙な笑い声、めくれ上がった三日月型の唇からしたたり落ちる血。古美術、国宝ばかりを狙う怪盗に名探偵明智小五郎の鋭い挑戦!妖しい興奮をよぶ乱歩の最高傑作。

感想・レビュー・書評

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  • こちらは古い角川文庫版

  • 中学の頃、表題作の犯人像その他の‘アンフェア’さに腹を立てた思い出がある。が、久しぶりに読み返して思ったのは、これは痛快娯楽活劇とでも言うべきものであって、そもそもフェアもへったくれもないのだな、ということだ。小学生の頃はNHKのラジオドラマ『黄金仮面』(昭和の薫りだ!)を楽しく聞いていたのだし、中学生くらいがいちばん潔癖なのかも。ほかの数編はいずれも明智小五郎が活躍する本格推理。

  • 金色に輝く仮面をつけた怪盗が、大胆不敵な手口で日本の古美術品を次々に狙っていく。その怪人に恋をした大鳥不二子嬢を守るため、事件の渦中へと飛び込んでいく、ご存じ明智小五郎。現場に残されたA・Lの記号読み終わったったい何を意味しているのだろうか。無気味な仮面の下に隠された素顔を明智はあばくことができるだろうか。挿絵・吉邨二郎

    --This text refers to an alternate 文庫 edition.

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著者プロフィール

1894(明治27)—1965(昭和40)。三重県名張町出身。本名は平井太郎。
大正から昭和にかけて活躍。主に推理小説を得意とし、日本の探偵小説界に多大な影響を与えた。
あの有名な怪人二十面相や明智小五郎も乱歩が生みだしたキャラクターである。
主な小説に『陰獣』『押絵と旅する男』、評論に『幻影城』などがある。

「2023年 『江戸川乱歩 大活字本シリーズ 全巻セット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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